
神様を信じる、無宗教の私
私は特定の宗教を持っていません。
けれども、神様の存在は確かにあると信じています。
そもそも私が画家という道を歩むようになったこと自体、努力だけでなし得たものではありません。自分の力を超えた「見えない存在からの応援」があったと感じているのです。
この【見えない存在】はとても雄弁でお節介です。
ときに言葉以上に強く語りかけてきたり、〝偶然〟という方法で粋な事を仕掛けてきたり、説明し尽くせない感覚や出来事を私に与えてくれます。
そして今、私はある方の依頼を受けて、一枚の絵を描いています。
そこに描こうとしているのは、亡き〝ご子息〟の存在です。
正確に言えば、その存在は世間からは「ペット」と呼ばれるものでしょう。
けれども依頼主にとっては、かけがえのない家族であり、深く魂で結ばれた〝親子〟なのです。
血縁を超えて結ばれる絆。
目には見えなくとも、愛のかたちとして確かに生き続けている──
私はその想いを画布に託し、見えない存在の声をかたちにしようとしています。
その過程の中で、とても不思議なことが起こることがあります。
世間的には【単なる偶然】と片づけられてしまう出来事かもしれません。
けれども、私は思うのです。
偶然とは必然の姿をしたメッセージである、と。
まるで「見えない存在」が、私を通して一緒に作品を創り上げていくような感覚。
私はただ筆を運んでいるようでいて、その背後には確かに大きな力の導きがあるのだと感じています。
そして、そのようにして描き上げられた作品が、私の手を離れ、誰かのもとへ届くとき──
その絵は、時代や場所を越えてもなお、見知らぬ誰かの心に「見えない存在」からの強いメッセージを届けることがあるのだと、私は信じています。
余談になりますが…
私は〝神様〟というか、仏様、ヤハウェ、アッラー、ブラフマン──宗教によって呼び名は変わりますが、「見えない存在」を信じています。
ただ、特定の宗教に属したいとは思っていません。
なぜなら、どの宗教で語られる「見えない存在」も、結局は同じ存在なのだと感じているからです。
