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芋出し画像

玙ふぶきを肩にかけお、それから列に䞊んだ

    六月䞉十日、倏越の祓に行っおきた。
    正月から半幎、知らず知らずのうちに溜め蟌んだ眪や穢れを祓う日らしい。


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    最初に枡されたのは、和玙に包たれた人圢(ひずがた)だった。開けるず、玙吹雪のような现かい玙片が䞀緒に入っおいる。これを自分の肩のあたりに、巊、右、巊ずかけお厄を祓うのだずいう。肩に玙片が萜ちる感觊は、思っおいたよりずっず軜い。雪ずいうより、消しゎムのかすに近い。

    それから人圢にも、眪や穢れを蚗す。息を吹きかけお、䜓をひず撫でしたあず、もう䞀床和玙に包んで神職さんに返す。自分の圢をした玙を手攟す瞬間は、なんずなく分身を提出しおいるような気分になる。

    ここで集たった人圢は、参拝者党員の分をたずめお、その堎でお祓いされる。神職さんが祝詞を䞊げる間、自分の人圢がどれだったか、もう芋分けが぀かない。

    人圢を返し、神職さんによる人圢のお祓いを終えたずころで、ようやく列ができおいた。3列に䞊んで、順番に茅の茪をくぐる。最初から䞊んでいたわけではなく、ここで初めお行列になる。すごい列だね、ず誰かが蚀うのが聞こえた。



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    茅の茪は、想像しおいたより倧きかった。盎埄は私の身長より高いくらいで、緑の草が瞄でぎっちり線み蟌たれおいる。

    くぐり方には䜜法があるらしく、朚の看板に図解が出おいた。八の字を描くように、巊、右、たた巊、ず䞉回くぐる。看板にはこう曞いおあった。

    氎無月の倏越の祓ぞする人は千歳の呜延ぶずいうなり

    歌を唱えながらくぐるず、倏の灜厄を免れるずいう。声に出しお読むのは少し照れる。小声で唱えながら、列の流れに合わせお八の字を描いた。䞀呚目はただ歌詞を芚えおいなくお、二呚目でようやく口が回るようになった。

    くぐり終えるず、宮叞さんの話があった。由来や䜜法の説明が続いたあず、最埌にこう蚀われた。家族のためにも、もう䞀床くぐっお垰っおください。

    自分の分は、玙にも茪にも、もう枈たせた。これは、家族の分らしい。

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    話が終わるず、倏越だんごを枡された。癜、黄、緑の䞉色。袋の䞭で䞊んでいるのを芋るず、信号機みたいだ。それを手に持ったたた、もう䞀床茅の茪をくぐった。䞀呚目より、心なしか歩幅が倧きかった気がする。

    家に垰っお、だんごを䞀個ず぀食べた。味の違いはそれほどない。たぶん色で意味が違うのだろうけれど、確かめないたた食べ終えた。

    これでひずたず、半幎分の厄は、玙の分も、茪の分も、自分の分も家族の分も、萜ちたこずになっおいる。

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    挫画は宇䜐矎匏六号で描きたした。

     
     
     
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