
『小5で不登校になった長男。今は中3』
小5で不登校になった長男。今は中3。 長男が不登校になったのは、小学5年生。
それまでも4年生の頃から、泣いて行き渋ることはありました。
でも、5年生の5月末。
宿題をしながら泣く日が続くようになりました。
「どうしたん?何がつらいん?何か学校であった?」
そう聞いても、「何もない…。」と言うだけ。
でも、「地球温暖化や、世界で起きている戦争とか、いろんなことが不安になる。」と話してくれました。
戦争については、私たちにはどうすることもできない。
でも、地球温暖化は、一人ひとりにできることがある。
だから長男と一緒に、「今できること」を考えました。
それでも不安は消えず、泣く日が続きました。
心療内科では、「うつ状態ですね…。」と言われ、しばらく学校を休むことになりました。
だんだん泣くことは減り、不安な言葉も少なくなりました。
でも、以前のように学校へ行けるようにはなりませんでした。
放課後になると友達が何人も遊びに来て、その時は楽しそうに過ごしていました。
その姿を見るたびに、「何で学校には行けないんだろう?」と、私は何度も思いました。
学校行事には参加できる日もありました。
6年生になると、午後から登校したり、好きな給食の日だけ行ったり…。
そんな長男のペースで、小学校を卒業しました。
中学生になれば変わるかもしれない。
そんな期待もありました。
でも、中1になっても朝から学校へ行ける日は多くありませんでした。
週に1回行けるかどうか。
午後から行ける日もあれば、まったく行けない週もありました。
そんな長男が変わり始めたのは、中2の二学期の職場体験でした。
子どもが大好きな長男は、保育所を希望しました。
たった2日間の職場体験だったけど、長男にとっては大きな転機になりました。
子どもたちの人気者になって、お別れの日には、
「お兄ちゃん、また来てくれる?」
そう何人もの子どもたちが言ってくれたそうです。
「すごく楽しかった。みんな可愛かった。でも、めっちゃ大変だった。保育士さんってすごい!」
そう話す長男の顔は、本当にキラキラしていました。
職場体験が終わってから、少しずつ学校へ向かう日が増えていきました。
週に2日、朝から学校へ行けるようになりました。
もちろん、行けない日もありました。
それでも、長男なりに前へ進んでいました。
中2はそんなペースで終わり、そして中3。
クラスのメンバーも変わり、最初の1週間は頑張って学校へ行っていました。
私は、「このまま、もっと行ける日が増えるかもしれない。」
そんな期待をしてしまいました。
でも、次の週からは、やっぱり行けたり行けなかったり…。
そして5月末ごろから、また足が止まってしまいました。
「行きたい気持ちはあるのに、足がすくむ…。」
泣きそうな顔で、長男は気持ちを話してくれました。
私も胸が苦しくなって、泣きそうになりました。
こんなに頑張って、行こうとしているのに、それでも行けないんだ…。
「無理しなくていいよ。行こうとしたことがすごいよ。今はきっと、休憩する時なんだよ。」
そう伝えました。
進んだと思ったら、また止まって、戻ったり…。
そんな毎日だけど、休んでいる日は家で勉強を頑張っています。
「全日制に行きたい!高校になったら、部活も入りたくないな。」
そんな話もしてくれるようになりました。
なかなか思うように進めないかもしれません。
でも、私は長男のペースを信じて、横に並んで応援していこうと思っています。
道は一つじゃない。
今、こうして悩んでいることも、決して無駄ではないと思うから。
少しずつでも、自分のペースで前に進んでいけたら、それでいい。
私はそう思っています。