メインコンテンツへスキップ
見出し画像

2番目に辛いカレー


    現実は案外幸せだ
    なのに、私は自分で不安を振りかける
    日常生活と向き合いながら、頭の裏番組は架空の最悪描写だけを永遠に垂れ流す

    他所の誰かに盗られること
    安心感に飽きられること
    繁忙を理由に自然消滅すること

    そんな身勝手な不安をたちまち彼にぶちまけてしまう
    女々しく情けない自己認知を隠すこともできない愚かさに、毎回絶望する

    そういえば、初めて入ったカレー屋では、必ず2番目の辛口にする
    もともと辛いものが好きとはいえ、食べ切れるか不安だからだ
    それと、店内で1番辛いものを選んで、致命的な世界には足を踏み入れられない小心者だからだ

    ちなみに彼は、カレーは必ず甘口だ
    辛いものを食べれないわけではないが、確実に食べ切れる、安定した味が好きだ

    安牌な辛さを選ぶ彼といる
    だから私の恋は、ならしたら普通の辛さになるそれだけは自分を褒めたい

     
     

    羊

     
     
    わたしの反省日記

    あなたへのおすすめ