
「流行」ってムズカシイ。
昔から、
流行りに「疎い」
というよりも
流行っているのもが「苦手」だった。
ファッションも音楽も
流行っているからという理由で
好きになることができなかった。
学生の頃は
みんなと共通の話題が欲しくて、
流行っているものや
みんなが好きなものを
知ろうとしてみたりもしたけれど、
どれもイマイチ興味を持てなかった。
知りたいという欲求ではなく
知らなければいけないという義務感
だったからかもしれない。
なんて話をすると、
”天邪鬼だな”
”逆張りがカッコいいと思ってるのか”
って思われてしまいそうだけど、
決して「みんなが好きだから嫌い」ということではない。
世間のトレンドが過ぎ去ってから
1人だけ遅れてハマったりする。
今更共有できる人もいないから寂しくなって
「流行っている時から知っていたのに、
何でもっと早く気づかなかったんだ」
「流行っている時にハマっていたら、
もっと楽しかっただろうに!」
なんて後悔することはしょっちゅうである。
もしからしたら私は、
「流行り」という状況そのものが苦手なのかもしれない。
黙っていても注目を集めているその状況は
私が知りたいと思う気持ちよりも先に
私のテリトリーに入ってくる。
まだお腹が空いてないのに
「これを食べなさい」と
押し付けられているような感覚になってしまう。
一方で、
自分が元々好きなものも
みんなに知っては欲しいけど
あまり流行って欲しくないな
とうっすら思っている。
私の好きなものの良さを
誰かに共感してほしいけど
流行り過ぎるのは嫌。
誰かに知ってほしいけど
自分だけのものにもしておきたい。
という
承認欲求と独占欲の見事なまでの対立。
なんとも面倒な性格だなと思うし、
30代に入ってもその謎のこだわりは
消えない。