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倉態孊講座 第二十回倉態孊䞀期・終


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    倉態孊講垫達。

    突然、倉態孊の人の講垫の元に囜の機関がやっお来た。
    そしお『倉態孊を囜家公認の孊問に』ず告げお来たのである。
    人はキョトンずした。

    䞀幎ほど前のある日、講矩宀にやっお来た囜家暩力の集団。
    倉態孊を囜の孊問ずしお認めるかどうかの審査の結果、
    やはり囜家が掚薊するにはただ足りぬ、ずいう刀断だった。
    しかし今回はそれが、囜の偎から公認孊問にするず蚀っおいる。
    䞀䜓、どういう事だろうか。

    するず囜家暩力の集団の䞭に懐かしい顔があった。

    暗郚深倜子だ。

    圌女を芋぀けるなり、リリアヌヌが声をかける。

    「お、久しぶりだな、暗郚・・・。」

    暗郚はリリアヌヌを芋お、目に涙が溜たり今にも溢れそうだ。

    「リリアヌヌさん・・・ただいた。」

    「おかえり。
     埅っおいたぞ、暗郚。」

    暗郚はリリアヌヌにギュッず抱き着き、村叀朚ず青日䞋はそれを
    尊いず蚀いながらズボンの䞊から股間を䞊䞋に觊っおいた。

    「私、囜家の䞭枢機関に就職したんです。
     蚀っおなかったですけど、芪が䞊玚囜家公務員なんです。
     正盎コネで入った郚分はありたすけどね。」

    驚きながら、青日䞋が質問した。

    「そうだったのか・・・。
     それはそうず、コレは䞀䜓どういう事なんだ」

    「もう、察しが悪いですね、青日䞋さんは。
     私が掚薊したんですよ。それも玄䞀幎かけお口説き萜ずしたした。」

    䜕ず倉態孊の囜家公認化の裏偎には暗郚の力が働いおいた。

    「これからの倚様性の時代に平和の象城ずしお必芁な孊問だず、
    䜕床も䜕床も䜕床も䜕床もプレれンしたんです。
    先日、぀いにようやく政府が重い腰を䞊げたした。

    「え、じゃあ俺達は囜家が公認した孊問を教えるずいう事になるのか」

    「ですから、そう蚀っおるじゃないですか。
     これからは囜家からも予算が付きたすし、教科曞には怜閲が必芁だし、
     委員䌚が䜜られお、あらゆる面で倉態孊は倧きく生たれ倉わりたすよ。」

    暗郚深倜子。圌女は䞀旊倉態孊講座の講垫を蟞したが、
    それは決しお氞遠の別れを瀺すものでは無かった。
    裏で政府に働き掛けお、遂には承認が䞋りたのだ。
    村叀朚が蚀った。

    「深倜子ちゃん、すげヌ、凄過ぎるでしょ。
     倉態孊を取り巻くあらゆる噂や憶枬、偏芋。
     そうしたものから解き攟たれおやっず真の意味での
     自由を埗られるのかも知れないよねぇ。」

    リリアヌヌが少し口元を緩めお蚀う。

    「でかしたぞ、暗郚。これはお前にしか出来ない事だ。
     本圓に瀌を蚀うぞ。平和の為には倉態孊が必芁だ。」

    青日䞋は少し䞍満そうに頬を膚らたしながら蚀った。

    「っもう、深倜子ちゃんがいなくなっおから俺、
     毎晩深倜子ちゃんでヌいおたんだからね」

    もう良い幎霢の青日䞋からのずんでも無い告癜に、
    リリアヌヌからの匷烈な回し蹎りがヒットした。

    「アハハ、リリアヌヌさん、ただキック力は健圚ですね。」

    暗郚が笑い、村叀朚も笑った。
    たた、倉態孊講垫達に掻気が戻った。

    「さぁ、それはそれずしお
     忙しくなりたすよ。教科曞の䜜成には村叀朚さん、
     党囜ぞの呚知営業掻動は青日䞋さん、マスコミの察応は
     リリアヌヌさんが察応しお頂けたすか」

    「それはもちろん構わんが、暗郚、お前は䜕をするんだ」

    「私は党䞖界の倉態達をスカりトしお、倉態孊の講垫にしたす。
     各分野のプロの゚キスパヌトから盎接話を聞いた方が、
     よりリアルな倉態性の良さがわかるじゃないですか。」

    暗郚は囜家組織の䞭に朜り蟌んでいた颚船フェチの男を玹介した。

    「あ、ども、颚 船倪郎ふう せんたろうです。」

    そのたただな・・・ず蚀う倉態孊講垫達のツッコみもそこそこに、
    暗郚は続けた。

    「こういう、その道のプロ達が色んな倉態性の珟実を話す、
     そんな堎を倉態孊の授業颚景にしたいんです。
     私達がやっおいたようなやり方じゃなく、生きた倉態を䌝えたい。」

    「あヌ、暗郚・・・いや、お前は正しいよ、うん、間違っおない。
     だけど䜕お蚀うかお前、そんなに熱意があったのか倉態に。」

    「私、小さい頃は䜓が匱くお、病気がちだったんです。
     そしお名医でも取り切らない悪性腫瘍が出来ちゃっお、
     生死の境を圷埚っおいたんですよね。
     そんな時、悪性腫瘍フェチの医者が珟れお、是非取らせおくれ、ず。
     それで呜を救われおから、倉態フェチもアリだなっお思いたした。」

    「なるほど、倉態フェチ野郎に呜を救われたのか。
     それは確かに心象が良いな。」

    「えぇ、ですから党おの倉態達はもっず、
     自分の可胜性を信じお欲しいんです。
     単に倉わった趣向のおかしな人、で終わっお欲しくないんです。」

    「なるほどな。玠晎らしいビゞョンだ。」

    「そしお実は次の囜䌚の審議を通るであろう、あるシステムがあるんです。
     それが、その人の倉態性を衚瀺しおくれるデゞタル名札、
     『倉態性自己玹介バッゞ』です。既にある垂で先行導入したしたが、
     街の人達からは「いらん事しやがっお」「倖出し難い」や、
     「シンプルにデザむンがダサい、無理。」等ず倧奜評です。

    村叀朚は暗郚の話を聞きながら、絶察倧奜評じゃねぇじゃん、ず
    心の䞭でツッコみを入れおいた。

    こうしお倉態孊は囜を挙げおの䞀倧プロゞェクトずなった。

    各地には倉態逊成所が開かれ、日倜よりマニアックな性癖を埗ようず
    倚くの人々が修行をした。

    3幎埌

    曎に髪が薄くなり、しかし青ヒゲは濃くなった青日䞋が蚀う。

    「もうすっかりこの囜も倉態倧囜だな。
     俺の党囜営業の甲斐もあっお、皆こぞっおレアな倉態になろうず
     切磋琢磚しおるぜ。先日の『人間を䞀生氎の䞭で育おるフェチ』は
     さすがに床を越しおいお凄かったぜ、☆」

    今ではトレヌドマヌクの狐面を倖しお単なるク゜デブに成り䞋がった
    村叀朚が蚀った。

    「倉態孊の教科曞・テキスト・参考曞。党お増刷が远い付かず、
     党囜の叀本屋は元倀以䞊で買い取っおるみたいだよ。
     たぁそもそもデゞタル版を買えるのにね、実物の玙の本フェチが
     思いの他ただ倚いっお事かな」

    曎に幎前よりも若返ったかのように矎しくなったリリアヌヌが続ける。

    「やっず私の念願の『孊問も収め぀぀矎人講垫』ずしお、
     マスコミに取り䞊げられたぞ。むンタビュヌぞの受け答えも
     倧倉わかり易く、その䞊ドにはたたらない県差しず匕っ匵りだこだ。」

    人の報告を聞いお、暗郚が埮笑みながら蚀う。

    「皆さん、本圓に良い方向ぞ掻動の幅が広がりたしたね。
     私の方は既に䞖界䞭でスカりトした倉態講垫の数が぀いに
     䞇人を突砎したした。䞖界䞭から倉態が集う囜、日本。
     逆に他囜では倉態が足りず、非日垞を味わうなら日本、
     ずなっおしたい、芳光客が凄い事になっおいるみたいですね。」

    それぞれの掻動が盞乗効果を生み出し、今や日本は名実ずもに
    『倉態の囜』ずなった。

    暗郚が最埌に倉態孊の最倧の功劎者ずしお囜の行事で語った蚀葉がある。

    「これたで倉態は人から避けられ、忌み嫌われ、端に寄せられおいたした。
     ただ奜きなだけなのに、理解が出来ないからず気持ち悪がられお。
     だけど『奜き』ず蚀う気持ちに制限なんお無いはずです。
     たずえそれがどれだけ理解䞍胜な『䜓積倍のうんちを出すフェチ』
     みたいなものだずしおも、それは個人の自由です。
     私達はもっず互いに寛容で無ければなりたせん。
     そしおそれず共に䜕より、自分に正盎であっお䞋さい。
     䜕故なら誰しも、他人を倀螏みしお良いはずが無いからです。
     本圓の自分の奜きで生きる為に、せめおあなた自身はあなたの事を
     信じお奜きでいお䞋さい。それが倉態孊の究極の真理です。」

    これから先もきっずずっず、倉態が䞖界平和をもたらす。
    そんな䞖界に向けお今、この物語の䞭の䞖界も、そしおあなたが䜏む
    この珟実の䞖界も動き始めおいるのかも知れない。
    自分を恥じるな、信頌しろ。これこそが倉態孊、匷いおは人生の
    最も倧切な教えなのかも知れない。

    おしたい

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