「タンバリンがうるさい」
カラオケで、先輩が歌い出した。
数年前の夏を思い出す
…………………
「やったーー!!」
「何が??」
「両想いになれた!!」
「ふふふ」
「なに?不満??」
「ううん、カワイイなと思って、」
「当たり前じゃん!!」
そう言いながら肩をぶつけて来たから、
お返しに抱きつく事にした。
………….……
あいつ今、何してるんだろな?
…………………
「明日あえるねー!!」
「迎えに行く」
「…夜まで待てないかも…」
「何を?」
「もーー!!」
「ふふ」
「いいもん!!車で抱きつくもん!!」
「抱きつくだけ??」
「何して欲しいの?笑」
……………….
バカみたいに抱き合った
……………….
「こんなに?」
「…よく言われるの」
恥ずかしげもなく自慢げに。
君だからこうなるって言って欲しいんだけど。
シーツに残る染み
指に残るもの
……………….
………後輩のタンバリンがうるさい。