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Photo bysatoshi_st

「ママ、生きててくれてありがとう」――娘の音に涙があふれた吹奏楽のコンクール

    miemie1224

    先日、娘の中学の吹奏楽コンクールを観に行くことができました。
    静まり返るホールの中、娘の音が響いた瞬間、
    私の胸にも、何か温かいものがじんわりと広がっていきました。
    私が乳がんの告知を受けた当時はまだ小学5年生の娘でした。

    あの夏のことを、思い出していました。

    病院のベッドで天井を見つめていた日々。
    副作用で髪が抜け、何も食べられ無かった時。体はどんどん弱っていって。
    変わらず見つめてくれていたのは娘でした。

    「ママ、早く元気になってね」

    あどけない声でそう言ってくれた日を、私は今でも忘れられません。

    治療は怖かった。
    手術も、抗がん剤も、再建手術も……全部怖かった。

    それでも、私は生きたかった。
    この子の未来を、もう少しだけ、見ていたかったから。

    そして今。その「未来の一コマ」が、音楽というかたちで、目の前に現れてくれました。

     
     
     
    1977年生まれ。一児の母。 2023年に乳がんを経験し、治療・手術・再建を経て現在も通院中。 病気を通じて感じた命の重さ、家族のありがたさ、日常の奇跡を言葉にして残したくてnoteを始めました。 同じように頑張っている誰かに届きますように。 心のままに、少しずつ綴っていきます

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