
<休婚制度>と<浮気の線引き>
時は1992年。
29歳の私が、別居だ離婚だと、当時の夫(36歳)と混乱の日々を送っていたある日、彼から1枚のFAXが送られてきた。(90年代は携帯無の時代)
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しばし、結婚を休もうという意味を込めて
僕たち、休婚してみる・・・と言うのはどうだろう?
ネーミング・内容ともに、ナイスな選択かと思うんだけど。
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結婚を休む?ナンダソレ・・・
どうせ、この人、結婚休んで、他の女の人と自由につきあいたいだけでしょ?そして、都合が悪くなったら、「僕には妻が居るから」とか何とか、
適当に逃げたいだけでしょ?
全てにおいて、妻という名の都合のいい女をキープしておきたいだけでしょ!
一体、妻って、妻って、妻って・・・・何なのよ~~~~~~~~!!
と、当時の私は、この1枚を前に、派手に心を乱しまくった。
離婚原因のひとつに、彼の浮気発覚もあったことを考えると、ごもっともな怒りだけれど、
でも、心のどこかで、
えっ?結婚を休むって、私も、他の人と恋に落ちてもいいのかしら?
でも、生活は、どうするのかしら?
何年くらい、結婚休んでいいのかしら?
ふと、そんな、肯定的な質問も頭によぎっていた。
当時、レコード会社でアーティストのプロモーションを仕事にしていた彼は、日常茶飯事、アルバムタイトルやらコンセプトやらを考えてて、その合間に、ふと、思い浮かんだらしく、仕事場から、こんなFAXを送ってきたのだった。
そして、仕事終わって家に帰ってくるなり、やや得意げに、
「アレ、部長にも褒められたんだよ」と語った。
ちなみに、当時の彼の部長(男性)は、後々、私たちの離婚の保証人としてハンコを押してくれた人で、彼が会社で唯一、結婚離婚について、相談している人だった。
多分、結婚生活20年以上は重ねている、その部長が(子供無)
「これは、いいかもね」と、しみじみ賛同したらしい。
結果的に、当時の私は、その斬新すぎるアイデアを却下して、離婚に至ったのだけれど、後々、人生を重ねていく中で、色んな夫婦の話を聴くにつれ、
休婚制度って、アリだなと思うようになった。
結婚は、相手の人生をも背負い、重くのしかかることだってある。
会社にもリフレッシュ休暇が必要なように。
体が疲れたら休息が必要なように。
結婚に疲れたら、結婚を休めばいい。
当たり前になってしまった二人の関係性とか役割とかお互いの存在感とか、
そういう全てのことを見直し、結婚から開放されてみればいい。
実際、離婚したら、元夫と、程よい距離を保てるようになって友人の様な、かつての戦友の様な、そんな関係が成立してる、という話もよく聞く。
勿論、お互い顔も見たくないという二人だって居る。夫婦の関係は千差万別。だからこそ、もしかしたら、<休婚>は、結婚を長続きする方法の一つと言えるのかもしれない。
選択的夫婦別姓制度と共に、休婚制度の導入も国会で議論してくれれば、とりあえず結婚する男女も増えるかもね(笑)
追伸。
2026年現在、AIに休婚について問うてみたらば、
→法律用語ではないけれど、比較的新しい造語・トレンド語。
2010年代~2020年前後にメディアやSNSで見られる様になり、コロナ禍以後に広がった。と、スラスラ~っと答えた。
そうかな?と思いつつ、読み進めると、
卒婚、別居婚、週末婚なども同時に広がる、的なニュアンスと共に、
休婚の実施にあたって重要な要素として4つが挙げられていた。
①期間を決める
②連絡頻度を決める
③お金の扱い
④浮気の線引き
④浮気の線引きについては、ご丁寧に(重要)と書かれている。
そりゃそうでしょうけど、浮気の線引きなんて難し過ぎない?
男と女でも違うだろうし、年齢でも、結婚年数でも違ってくるだろうし。
まあ、だから、「それぞれ夫婦で決めといてね」って話なんだろうけれど、だったら、
④浮気の線引き+超えた時の対処法
とでも書いといてくれないとね。例えば、
超えたら、即離婚?とか、罰金で許して結婚継続、とか?
浮気の線引きより、その後どうするか?が二人にとって大問題なんだから。
って事は、浮気の線引きを決めるって、
自分の中の嫉妬心と、どこまでポジティヴに向き合えるか?を見極めるって事でもあるのね。ふぅ~難しい。
あなたの浮気の線引きってどこ?