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【つぶやき】褒められた過去の延長線上に

    「かけっこで一等すごいね!」
    「エレクトーン上手だったよ!」

    子供の頃
    何をやっても褒められた

    湿疹だらけの手で
    頭を撫で撫でしてくれて
    ご褒美にガストにも連れて行ってもらった

    そんな俺も次第に大人になった

    社会に出て分かった
    俺の才能は
    そんなに多くないって

    でも
    ある日ひとつの太い命綱が
    蜘蛛の糸のように目の前に垂らされた

    よじ登りながら
    手が擦り切れる度に
    命綱から温もりを感じた

    「この命綱は褒められて褒められて太くなって、俺を救うために降りてきたんだ」

    今この瞬間「これだ!」と思えるものに出会えた

    それは
    たくさん褒められた
    過去の延長線上にあったんだ

     
     
     
    Kindleデビュー作から3冊連続1位|note累計85万PV。2025年12月作家とて独立。 心の揺れや葛藤を描いた恋愛小説を書いてます

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