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『挫折と完徹』

    夜明け前 机に伏した額に
    積み上げたはずの知識も言葉も
    静かに冷え落ち 霧散してゆく

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    『もう無理だ』
    と 呟くたび
    指先だけが まだ諦めきれず
    紙の上を迷走し 探した

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    窓の外が 群青から薄青へ変わるころ
    終わらなかった 自分 ではなく
    投げ出さなかった 自分 がそこに残っている

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    完徹の朝は美しくはない
    けれど
    挫折を味わい 越えた者だけが知る その喜び

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    この達成感こそが次への意欲となり
    自身を駆り立てるものだ


     
     

    龍.

     
     
    人の光と影、言葉にならない情景を200字程の詩と水彩画で綴っています。        ★ 『Quiet poems and watercolor landscapes』

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