
距離感もじもじ、大人のアーバンナイズド・カレーメモリアル
ふと目にとまったゴーゴーカレーのゴリラロゴが懐かしくて、先日、ずいぶん久しぶりにふらりと入りました。
およそ20年前の2006年、私が東京渋谷で働き始めた頃、職場近くでフラっと入りやすいカレー屋さんがセンター街入り口付近にあった「ココイチ(CoCo壱番屋)」と「リトルスプーン」。
両店を天秤にかけながらも、どちらかといえばリトルスプーンの方に気持ちが傾いているのを自覚した頃、リトルスプーンは渋谷から姿を消しました。
(渋谷だけでなく、ほぼ同時期に各地で閉店したようですが。)
素直な気持ちに気付いた時には彼女は転校した後だった…
みたいな中辛いカレーメモリアルです。
しかしココイチのことも変わらず憎からず思っていた私は、その後は何食わぬ顔でココイチとの元サヤに収まり通います。
とはいえ職場近辺でカレー屋検索をちょくちょくしてはいました。
罪悪感はありませんでした。
なぜならココイチだって私以外の不特定多数の方にカレーを何杯も何杯も、何杯も何杯も、老若男女国籍信仰の有無を問わず、それはそれは多くの方に何杯も何杯もカレーを提供していたからです(おそらくはお金目当ての線もあったかと…)。
しかし、私の方に新たな出会いはなかなか訪れてはくれませんでした。
そんな月日が延々と続くなか、突如渋谷センター街に舞い降りたのが「ゴーゴーカレー」。
当時はまだ見慣れない「金沢カレー」の謳い文句にどんなものかと早速足を運びました。
感想は
「んー?」
でした。
どろっとした特濃のルーで、ハマる人はハマるんだろうな…俺には、うん、まぁ、そうでもないかなぁ…
なんてうじうじ思ったのを覚えています。
しかししばらく間が空くとゴーゴーカレーに座っている私がいました。
そして食べ終わっては毎回「んー?」という顔でお店を後にします。
不思議とそれは何度も繰り返されました。
ただカレーでお腹を満たしたいという浅ましい欲望のはけ口なだけだったのかもしれません。
何度食べても「んー?」なのに、こんな関係をいつまでも続けていいのだろうか…
それでも繰り返されるその行為に、
ゴーゴーカレーは変わらずキャベツオラオラで迎えてくれました。
それからほどなくして、私は東京を後にし福岡へ。
数年もすると、福岡でもゴーゴーカレーを見かけるようになりました。
そして、先日、実に久々にゴーゴーカレーの扉を開くのです。
懐かしい感覚。
私はもちろん当時の「んー?」の顔をしようとしたのですが、
想い出と、迎えてくれた店員さんの笑顔の気持ちよさが勝って、
図らずも笑顔になってしまいました。
そこそこ近所だし、また来ようと心に決めた私です。
決意年月日/令和8年6月24日
決意人/道田真司 男性 50歳
恋愛対象/女性
好きな食べ物/カツ丼
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脱力弛緩【また丸虫まるまった。】
日常に鋭く切り込まない、 世相を敏感に反映しない、 どうなっていくのか分からない、とにかく脱力弛緩しながら書いてみる石の裏世界の湿った三文雑記マガジン。