
勉強なんて、や~めた
高校受験も迫る、中学3年生。
突然両親から「引っ越すから」と話しを聞かされ、新たな学校で転校生となって過ごすことになりました。
まさか自分が転校生になるなんてと思いましたが、ほんの少しだけ楽しみでもありました。
町中の学校は人数も少なくて、いい成績をとるのは簡単。
だから勉強も楽しいという、好循環。
優等生でいたかったあの当時の私には、とても快適な居場所でした。
転校先は郊外のマンモス校。
10クラスもある。
倍以上の生徒数。
成績はまんべんなく落ちました(笑)。
学校にも慣れ少しづつ挽回はしてきたものの、ある時に私の何かが崩れ落ちたんです。
担任は理科の先生だったんですけれど、言っていることが全く理解できなかったのです。
テストの結果もものすごく悪くて、先生のせいにするほど私の中では怒りに変わっていました(本当は違いますよ。自分のせいなのですよ。)。
「勉強したくない!」
転校する前の担任も理科の先生でした。
とても分かりやすく説明をしてくれるので、楽しかった授業と、つい比較をしてしまうのです。
受験校を選ぶ面談時に、私は普通校から商業へ急に方向転換しました。
担任からは、普通科高への受験を強く勧められました。
同町に新学校ができて、たくさんの生徒を送り込みたかったのだと思います。
でも私の気持ちは固く、結局私は商業校へ通い、就職の道に進むことになったのです。
私は内向的な性格で、仲のいい友達ができなかったというのもあるかもしれません。
転校していなければ、違う道へ行っていた可能性もありますが、今の私があるのは、あの時、自分の力の程度を知らされたからだと思っています。
背伸びする人生は、きっと自分を苦しめます。
自分を解放するチャンスは、何度かあるはずです。
いつも周りとの比較に悩んでいる自分は、すぐにその場所から出たくなる。
そして新たな場所へ行きたくなる。
その学校への受験生はわが校から2名だけでした。
先生の進める学校へ行けば、中学と変わりのない顔ぶれ。
それがとても嫌でした。
常に居心地のいい場所を求めている気がします。
誰でもそうですね。
嫌ならそこを去ります。
そんなことを何度繰り返してきたでしょう。
勉強から逃げたつもりだったけれど、振り返れば自分に合った道を選んだだけだったのかもしれません。
最後までお読みくださりありがとうございました。