
うなぎを食べるたびおじいちゃんを思い出す
「うなぎ」を食べると毎回思い出すのは、母方の祖父のこと。
昔は川でうなぎをとってきて、料理をしてくれたものでした。
私、子どもの頃はうなぎって好きじゃなかったんです。
小骨がどうしても気になって、口から出していたら、食べるところがなくなってしまうんです。
味わうことなんかできないですよね。
なので、家族がうなぎを食べていても、私は「うなぎのたれ丼」でした。
夏になると、毎年母の実家へ行きました。
山の中で自然がたくさん。
私はこの田舎が大好きでした。
電車の駅から田舎道を歩きます。
田舎のにおいが、大好き。
おじいちゃんは無口な人で、あまり会話をした記憶がありません。
でも、私たちが行くと土間にある台所で、うなぎを料理してくれてました。
そして、畑でとれた黄色の小玉スイカ。
いかにも夏の風景。
土間はひんやりしていて、涼しいんですよね。
でも、私はうなぎが食べられないんです。
いつものようにたれだけをかけてもらって、「うなぎのたれ丼」にしてもらうのです。
私のどんぶりにはうなぎがないので、おばあちゃんが代わりに甘い卵焼きを焼いてくれました。
大人になって、うなぎも食べることができるようになり、毎年夏のこの時期にうなぎを食べに行くようになりました。
今年は母も誘って、一緒にうなぎを食べに行ってきました。

母の実家の藁ぶき屋根の家はとっくにありませんが、うなぎを食べるたびに土間のひんやりとした空気や、おじいちゃんの後ろ姿を思い出します。
「ああ、おじいちゃんのうなぎ食べておけばよかったなあ~」
夏本番。危険な暑さが続いていますね。
うなぎ食べて元気に夏が乗り越えられたらいいですね。
最後までお読みくださりありがとうございました。