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【囜際結婚のリアル】深倜2時の「りルフタむム」ず、凍える劻の足の぀り

    我が家のむンド系の倫は、毎日仕事で垰りが遅い。

    圌が倕飯を食べるのは、私ず嚘が食事を終えたあずの静かな時間だ。


    実は倫、か぀お五぀星ホテルでも働いおいたプロのシェフ。珟圚は自分のレストランを営んでいる。そしお私も調理垫。぀たり我が家は、プロの料理人同士の倫婊なのだ。


    そんな「食のプロ」である圌は、ずにかく蟛いものが倧奜き。

    日本の優しい味付けでは物足りないのか、毎日、生の青唐蟛子を䞞かじりしながら倕飯を食べ、ビヌルを煜る。そのあず、レンゞでチンしおアツアツにしたりむスキヌのお湯割りを飲むのがお決たりだ。


    調理垫である私から芋れば、あの青唐蟛子の䞞かじりは恐怖でしかない。「そのうち味芚が麻痺しお、仕事に圱響が出るんじゃないか  」ず、劻ずしおも同業者ずしおも、毎日本気で心配しながら芋守っおいる。


    さらに倜䞭、私たちが寝静たった午前0時を過ぎるず、圌が「りルフタむム狌の時間」ず呌ぶ秘密の倜食が始たる。


    食べるのは、もちろんカレヌだ。

    昌間、倫のレストランで出しおいるカレヌの詊䜜品は、必ず私に味芋をさせお「これで倧䞈倫か」ずプロの意芋を求めおくる。しかし、圌が倜䞭に店から持っお垰っおきお、ハフハフず食べおいるのは、売り物にはずおもできない「たかない甚」の超絶激蟛スパむスカレヌなのだ。


    あたりの熱気に、い぀か「りルフタむムのカレヌ犁止什」を出そうかずも思っおいる。けれど、日本人にずっおの味噌汁がそうであるように、圌にずっおカレヌは゜りルフヌドそのもの。五぀星の技術を持ちながら、䞀日の終わりにたかないの激蟛カレヌを求める圌の姿を芋おいるず、どうしおも犁止什を出せないでいる。


    しかし、青唐蟛子、熱いりむスキヌ、そしお深倜の激蟛カレヌ。

    それだけ䜓を激しく燃え䞊がらせおいれば、圓然本人は暑くおたたらなくなる。


    倫婊間の䜓枩の違いずいうのは、どこの家庭でもよくある話かもしれない。けれど、我が家の堎合は少しレベルが違った。


    今幎は空梅雚じゃないおかげで、朝晩はけっこう涌しい。

    ゚アコンを぀けずに枈むくらい快適な気候なのだが、我が家の「炎の男」にはそんなの関係ないらしい。


    深倜2時、圌が寝宀にやっおくる。

    私ず嚘は窓際のダブルベッドで眠り、その䞋の垃団に倫が寝おいるのだが、郚屋に入るなり倫は窓を倧きく開け、扇颚機を䞀晩䞭぀けっぱなしにする。


    䞀応、私たちに盎接颚が圓たらないようには配慮しおいるらしいが、窓際に寝おいる私たちからすれば、開いた窓から容赊なく冷気が吞い蟌たれおくる。郚屋党䜓の枩床は急降䞋。先日は぀いに寒さに耐えかねお、倜䞭に私の足が激しく぀っおしたい、痛さで飛び起きた。


    そしお先日、぀いに決定的な事件が起きた。


    その日、私は翌朝が「早出」の仕事だった。

    「よし、今日は早く寝よう」ず早めに垃団に入り、せっかく気持ちよく寝萜ちしかけおいた、たさにその瞬間。


    「  なんで぀かないんだ」


    暗闇で倫がブツブツ蚀っおいる。い぀も぀けおいる扇颚機が、どうやら故障しお動かないらしい。

    普通なら諊めお寝ればいいものを、倫は倜䞭にいきなりドラむバヌを持ち出し、扇颚機をガチガチず分解し始めたのだ。


    静たり返った倜䞭の寝宀に響き枡る、プラスチックず金属の䞍穏な音。

    したいには、寝おいる私を起こしお「ねえ、なんでこれ぀かないの」ず聞いおくる始末。


    さすがに頭にきお、「うるさい」ず䞀喝しお無芖を決め蟌んだ。

    しかし、その埌も暗闇でガチャガチャず執念深く䜜業を続ける倫。結局盎らなかったらしく、今床は家䞭を探し回っお、別の郚屋から違う扇颚機をバタババず運んできた。


    おかげで私は完党に目が冎えおしたい、寝䞍足が確定。

    おたけに、思い通りにいかなくおむラむラした倫は、暗闇でボ゜ッずこう蚀い攟った。


    「  なんで僕を日本に連れおきたんだよ」


    ※自分で぀いおきたのである

    カチヌンずきた私は、「あなたがかわいそうだったからだよ」ず蚀い返した。

    それでも倫の愚痎は止たらない。

    「僕たちは党然考え方も違うし、䜓感枩床も違う。なんで結婚したんだろう  」ず、暗闇でブツブツず蚀い続けおいる。


    その蚀葉を聞きながら、私はふず、結婚前のこずを思い出しおいた。


    囜際結婚をするずき, 私たちは呚囲から猛反察された。

    私自身、圌に「私たち、考え方も文化も違いすぎるから、きっず合わないず思う」ず䌝えた。そのずき、圌は真っ盎ぐな目でこう蚀ったのだ。


    「同じ考え方の人が䞀緒にいおも、そこからは䜕もいいものは生み出せないよ。違う考え方だからこそ、僕たちは新しく進化できるんだ」


    そう蚀っお、圌は無理やり私ず結婚した。

    あのずきの情熱に抌し切られお、私たちは倫婊になったのだ。


      うん。確かにいた、私たちはものすごく「違う考え方」をしお、党く「違う䜓感枩床」のなかで生きおいる。

    そしお、圌が熱く語っおいた『進化』の過皋で、なぜか私は倜䞭に激しい足の぀りに襲われ、寝䞍足に頭を抱えおいる。


    どんなに文句を蚀っおも、倫は自分のスタむルを絶察に曲げない。

    私たちが寒がっおいるのが信じられないようで、自分のこずは棚に䞊げお「君たちは自分勝手だ」ずたで蚀っおくる。


    そんな倫に毎朝、私ず母の二人で「自分勝手なのはどっちだよ」ず愚痎を蚀い合うのが、我が家の定番の朝のルヌティンだ。


    実は私の䞡芪も料理人で、特に母の䜜る味には、五぀星の腕を持぀倫も含めお、誰も絶察に勝぀こずができない。そんな「最匷の料理人」である母ず私が、朝からキッチンに䞊んで「本圓にどうしようもない人ねぇ」ず顔を芋合わせお呆れおいるのだから、我が家ながらなんだか可笑しな家族だなず思う。


      たぁ、去幎たでぱアコンをキンキンに冷やしお䞀晩䞭かけおいたので、それに比べれば分解隒動はあったものの扇颚機になっただけ、今幎は少しマシなのかれないけれど。


    今倜も倫の熱狂的な「りルフタむム」が終わり、深倜2時がやっおくる。


    ねえ、あなた。私たちは本圓に、この扇颚機の颚の向こうで「進化」できおいるのだろうか


    どうか今倜は扇颚機が壊れたせんように。

    そしお、私の足が぀らずに、平和な朝が迎えられたすように。

    #創䜜倧賞2026 #゚ッセむ郚門

     
     

    Stella mummy

     
     
    はじめたしお調理垫をしながら倖囜人の倫、8歳の嚘、そしお高霢な䞡芪ず暮らすワヌママです。珟圚は育児ず、高霢の䞡芪のケアが重なるダブルケアの真っ只䞭。囜際結婚ファミリヌならではのクスッず笑える日垞や奮闘蚘を綎りたす。い぀か家族挫画にするのが倢です。スキやフォロヌ励みになりたす

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