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JCS〈もし2次元の物を珟実に呌び寄せられたら〉─第10話 今の僕が圚るのは─

    リリヌはなんでコヌルドスリヌプをしおしたったんだ  どうしお  ずこがしおしたう。

    ルドも俯いお拳を握っおいる。
    敎えられた爪のはずなのに皮膚に刺さり、掌には血が。

    突っ立っおないで手䌝っおくんないあず䞀週間で二぀䜜り終えなきゃいけないんだけど

    茶髪が無愛想に蚀っおきた。

    あぁごめん。でもどれくらい進展しおるか分からないから──

    そこの玙が芋えないの早く進めお

    玫髪は埌ろの長机を指さす。

    机の䞊には、乱雑に眮かれた曞類ず転がっおいるペンが芋えた。

    䞀応右䞊にはペヌゞ数があるようなので、それを蟿りかき集める。

    それぞれ䞉十ペヌゞ前埌に区切られおいるらしく、四〜六個ほどの蚭蚈図が入っおいおもおかしくない。

    だが曞かれおいたのは、
    軍事利甚できる化孊兵噚ずは
    軜量な防匟チョッキ
    完党に音を消せる銃
    倩候を倉える装眮
    の四぀。
    䞀぀はただの原案を説明するだけのものだったので、実質䞉぀。なのにノルマは五぀。

    二぀も足りおいない。

    ここが血生臭い理由、もう分かるでしょ昚日も䞀人消えちゃったし

    だからこんなに  手を䌑たせず

    少しでも遅れたら  誰かが死ぬ  
    ずおも恐ろしい、そしお珟実的な話を聞いお
    背筋が凍った。

    この状況をどうにか    しようずするず、恐怖で䜕も出来なくなっおしたう。

    䞀旊、今あるアむデアを芋おみようず呚囲を芋枡し、壁にあるボヌドを眺める。

    [䜜成可胜ず思われるもの:]

    しかしその先は、曞いおは消し、曞いおは消した跡が残っおいるが、文字は䜕䞀぀ない。

    たさか、アむデアで詰たっおいるのか  

    立っお䜜業しおいる人たちは皆、さっきの玙にあったものを量産しおいるように芋える。

    ──技術力さえあるなら、きっず  今たでのアむデアも圹に立぀かもしれない。

    ず考えたが、皆の反察や自分の思い浮かんだ反論に怖気付いおしたう。

    しかし、僕は䞀回地獄を目にした。
    いや、地獄に自ら行ったんだ。

    あんな結末はもう  芋たくない。

    たずは、勇気を出しおルドに話しかけおみるこずにした。


    ルド、少しいい

    あぁなんだ  バックか  

    自分に囁いおいるようにみえるほど、小さい声で返事をする。

    僕が今たで考えた、ただ詊䜜品も䜜っおないアむデアなら、䞃日で二぀出来るかもしれない

      なんで俺らが『それ』をあの時华䞋したず思う

    嫌な空気が流れ始めた。

    え  

    実珟䞍可胜だったからだ

    やっぱりそうだよな。自分の考えなんお、穎があるに決たっおる。

      

    もう䞀床熟考しおみる。そしおただ蚀葉になっおいないものを、話しお初めお蚀葉にした。

    なら、今たで䜜ったものならどうなの  

      は

    ルドの埮かな声が聞こえた。

    今たで僕らが䜜っおきたのは、詊䜜品ずいえど完成できた。それにお金もなかった頃から䜜っおたものなんお山ほどある。そんな材料が、ここにないず思う

    ルドに蚎えかけるように目を芋開いた。
    少しの間、氎が萜ちる音しか聞こえなかったが、

    それなら、いけるかもしれない

    絶望の目は倉わらないが、口角は䞊がり、ルドの䞭にも垌望が芜生えたようだった。

    埅っおろ。30分皋床でみんなを説埗できるもんにしおやるから

    ず、ペンを取り垭から動いた。

    リリヌにもこの案を䌝えるず、圌女のや぀れた顔に柔らかい光が灯った。

    ありがずう。バック

    リリヌも垌望を取り戻し始めた頃、ルドは既にプレれン資料のようなものを䜜り終えおいた。

    みんな  ちょっずいいか話したいこずがあるんだ

    研究者たちの芖線がルドの方ぞ向く。

    俺らは、11歳の頃からこういう道具を䜜り続けおきた

    持ち䞊げた玙には氎を掎める手袋がデッサンのように曞かれおいた。

    こういう物を䜕十個も、䜕癟個も䜜り続けおきたんだ

    ルドの県差しは今たで芋たこずがないほど真剣だった。

    だから、俺らが䜜っおきた
    道具を、アむデアを、蚭蚈図を  
    皆で䞀緒に䜜っお欲しいッ

    目の前にある䞞い机に、台パンの劂く倧きい音を鳎らしお曞類を眮く。

    これが今たでやっおきた、その党おだ

    研究者は少しず぀歩み寄り、
    叀びた玙を読み始めた。

    そこには、䜕癟枚ず重なっおいる今たでの道具の資料集が。

      んルドはい぀どこでこんなに曞いおいたんだ  

    ねぇルド  

    あぁ、䞀時間足らずでこんなの曞けないだろっお、蚀うず思ったよ

    自分の心の䞭を圓おたのがビックリしお、ちょっず笑っおしたった。

    そう。それでい぀こんなん曞いたの

    今たでずっず  寝宀で曞いおたんだ。倱敗も成功も党郚。やっぱ蚘録っお倧事だなず思ったから

    ルドの努力に感動しおいた䞭、䟝然ずしお静寂に倉わりはない。

    こんな高床な技術なんお出来るわけない

    䞀人が蚀った。

    僕らがそんなに優秀に芋えたのか  

    吊定の蚀葉は、数珠繋ぎに連なっおいく。
    だが、緑髪の男  サむだけは違った。

    いいじゃないか。今のこの状況を打砎するにはこれしかないんだから。ありがたく乗らせおもらおう

    僕も二人も安心しお、感謝をする。

      ありがずうございたす

    䞀人でも仲間に付いたのは倧きい。
    これで二぀なら頑匵っお䞃培すればどうにか  
      いや、䞃はやめおおこう。


    ─䞃日埌─

    鉄の網を歩く音がする。
    透明の兵士がやっおきた。

    さぁ、成果を芋せお貰おうか

    そこにある五぀です。早いずこ持っお行っおください

    僕は䞀番近い長机の方を指さす。

    元々あったものに、氎を掎めるグロヌブず傘型ラむフルを加えお枡す。

    あぁ。じゃ来月もよろしく

    ぶっきらがうな返事で垰っお行った。
    ルドはニダリず研究者の方を向き、口を開ける。

    俺らは䞃日で二぀䜜り終えた。それなのに俺らを信じない理由はあるのか

    皆、䞋を向き黙っおしたう。

    みんなも、こんな斜蚭には嫌気がさすでしょ
    皆で力を合わせれば、きっず抜け出せる

    僕はルドに続いおそう蚀い攟った。
    最初は䜕も声が聞こえない。

    しかし、䞀人  たた䞀人ず肯定的な意芋を蚀い始めた。

      分かった。手䌝っおやろう
    それだけ蚀われちゃしょうがないわね

    勿論、異論を唱える人もいる。

    だがこうしお僕たちは仲間を増やし、ノルマを着々ずこなしおいった。


    ─十ヶ月埌─

    クマが酷いのも手に豆ができおるのも倉わらないが、そこには  チヌムワヌクがあった。

    今たでの四倍の速さで歊噚を䜜り、残った時間でタむムマシン制䜜に取り掛かる。
    ずいったこずを半幎以䞊続け、遂に  


    タむムマシンが完成間近ずなった

    しかし、僕は疑問に思った。

    タむムマシンを完成させたずしお、本圓にここから出しお貰えるんだろうか。

    もしかしたら、研究・制䜜すらやらせお貰えず、䞀生牢屋の䞭かもしれない。
    そんなの  そんなの嫌だ。

    共同寝宀にお──

    なるほど  確かに、俺らがゎヌルず思っおいたのはあくたでタむムマシン完成、その埌を考えおなかった  

    やっぱり、これは普通にタむムマシンを枡しおはダメだ。

    分かった。ずりあえず、明日䌚議を開こう


    ─次の日─

      っおいうこずなんだけど、みんな知っおるこずあったら蚀っお欲しい

    党郚ルドにやらせるのもかたじけないので、
    僕が仕切っおいる。

    ずりあえず僕から蚀うね。
    倚分連䞭は『力を入れおない所を透過させおる』
    んだず思うんだ。その蚌拠に、この研究宀ぞの最初の道も足元だけ少し空いおたし、雚の日足跡があった

    んじゃ次私。
    自分の銖茪を調べたんだけど、匷い衝撃か電気信号を䞎えるず爆発する感じになっおた。でも、
    『ダヌクニりム』の空間を曲げる力には反応しなかったよ

    リリヌが蚀い終わるず、次はピンク髪の双子の片方  ゞュリが口を開ける。

    それじゃあ  自分は監芖カメラを芋おたんだけど、あそこの郚屋を出た巊の窪みは芖界の倖だった  ずだけ蚀っずくよ

    それなら、別の映像をカメラの目の前で流すっおいうのはダメなのか

    サむが問いを投げかけおきた。
    それに僕は、斜め䞊のアむデアで答える。

    じゃあどっちも組み蟌めば、あい぀らも欺けるんじゃない

    こうしお癜熱した意芋亀換をした僕たちは、
    二週間埌の決行の日のために寝る間も惜しんで䜜業に取り組んだ。


    ─決行たで96時間─

    ず思ったが、連䞭が気付くのはあたりにも早く、
    準備が足りないたたタむムマシンを奪われおしたった。
    人間に運べるようには䜜っおないはずなのに。

    期限の䞀ヶ月前に終わらせるずは。よく頑匵ったよほんず

    コむツらはい぀でも透過スヌツを着おいる。
    僕らの反撃を譊戒しおいるようだ。

    じゃ、俺はこれで

    車サむズの機械を段々小さくしお、バレヌボヌルほどの倧きさにしおしたい、そのたた持ち垰ろうずする。

    だが、匱点は分かっおいる。

    䞊着の長袖に隠しおいたナむフを取り出し、タむムマシンの真䞋の地面ぞ突き立おた。

    グワァ  䜕しやがる

    地面に着いおいる足は必ず重力がかかっお力が入るため、実䜓化する郚分が必ず存圚する。

    ク゜ッなんで抜けねぇんだ

    逃げ出そうったっおそうはさせない。
    なぜなら僕の右手には、
    前の䞉倍からアップデヌトさせた握力䞉乗グロヌブがあるから。

    フッ、分からねぇのかなんでお前らの足でこの郚屋たで来たんだ

    カチッ──

    あれ  

    その埌䜕床もスむッチを抌すが、誰の銖茪も爆発する気配はない。

    残念だったねこれはダミヌだよ

    リリヌは普段しない笑い声を䞊げお、銖元を匷めに叩く。

    なんで  監芖カメラには、倱敗しお爆発しおたのが芋えおたんだぞ

    埌ろの郚屋からゞュ゚ルがやっおくる。

    そりゃあ、映像は停物だかんな

    奎は思った以䞊に悔しそうな奇声を攟぀。
    みんなの案を党お䜿った甲斐があった。

    ──だが、出口の方向から真っ黒な気配がする。

    それも  䞀床どこかであったような気が  



    やはりな    

    䜎く重い声がする。

    たさかゞャック  なんで   ここはアメリカの土地なんだぞ

    僕たちに向かっお䞀歩ず぀近づいおくる。

    タむムマシンが  芖えたのでね

    緑の軍服、冷たい機械の腕、異様な黄色の瞳  

    なんだいそりゃ  元からオッドアむだったかドむツのお偉いさんよ  

    顔が隠れおるからっおいい気になるなよ小僧

    巊の腕を前に䌞ばし、タむムマシンの䞋方ぞ照準を合わせる。

    嫌な予感がしお、思わずナむフを離し右に飛び出した。

    バンッ──

    掌から赀い閃光が飛び出したず思えば、透過は剥がれ、右腕が吹き飛ばされた。
    だがそのおかげか身䜓が芋えるように。

    そこには、二十代前埌の──

    なんだ  カルムじゃないか。フッ萜ちぶれたものだな

    所長がいた。

    お前が吟の䞋に぀けば生かしずいおやるが

      絶察に、断る──

    軍服の男は、黄色の瞳を片手で芆う。
    そしお呆れた顔をする。

    お前の未来は  吟の䞋だ

    赀い閃光を溜めお、攟った。
    所長の䞡腕はもう、䜿い物にならない。

    やっぱり、こい぀はあの䞊の者なのか  
    僕は立ち尜くすばかりで  䜕もできなかった。

    さお、このボヌルもどきは貰っおくよ

    巊隣にいたサむは、歯を震わせゞャックを芋぀めおいる。
    しかし、芋続けた者を石化するメデュヌサグラスを付けおいた。

    ハハッ  凄い発明品だね。危なかったよ

    タむムマシンを眮き、たた片目を隠しおいた。
    それでも、䜙裕そうに薄ら笑いを浮かべおいる。

    男の掌から赀い光が芋えた気がした。
      たずいッ

    サむ

    緑髪の身䜓を抌し出し、
    右目の端から赀い  いや、癜い光が迫る。

    だが、軜率だった。未来を芖るこずができるゞャック盞手には、なんの意味も  


    ─2300幎:元の䞖界線─

    それで私は助かったんだ

    気付いたら僕は汗だくで、床に䞞たっお座っおいた。

    倧䞈倫か  

    ここは涌しい郚屋のはずだが、今はずおも暑い。
    思いがけず扉の方を芋るず、半開きに倉わりはなかった。

    あぁ  ありがずう

    





    ん埅っお、今『助かったんだ』っお蚀った

    そうだな

    おかしい。ゞャックの未来芖なら、照準を僕からサむに移しお確実に石化を防ごうずするはず。

    未来を芖おたのに、サむは食らわなかったの

      なぜかな。だがそれで、バックを信じるこずになったんだ

    たさか  

    未来芖を打ち砎る可胜性が  

    あぁ。でもずりあえず話を続けおいいか

    少し戞惑ったが、僕は銖を瞊に振った。

    その埌メデュヌサグラスは壊れ、䜕人もの研究者が科孊の歊噚を持っお挑むも  ほが党員敗れおしたった

    心臓の錓動は匱たり、息が詰たる。

    だがその足止めず、ゞュリずゞュ゚ルの連携攻撃でタむムマシンを取り返す隙が生たれたんだ

    䞀蚀ず぀、深呌吞をしおゆっくり話し続ける。

    未来芖を持っおいおも動けなければ避けるこずはできない。しかし、ゞャックもそれは分かっおいたのか、呚りに高電圧を流す。サむボヌグの自分には効かないからっおね

    淡々ず話を続ける。
    だが僕もサむも、汗は止たらなかった。

    でも私ずリリヌだけは離れおいた。そこで剥がれた透過スヌツの䞀郚を掎み、䞀か八かタむムマシンに手を䌞ばしたんだ

    勿論ずおも痛かったさ。ただスヌツの効力は残っおいお、身䜓が固たるこずはなかった

    私がタむムマシンを奪い返した瞬間、リリヌが煙幕を出しお盎ぐに駆け぀け、瞮小化をなんずか解陀しお乗り蟌む

    サむはここの話だけ少しニダ぀いお自信げに蚀葉を重ねおいた。
    思わず自分も口角が䞊がっおしたう。

    で、二人だけでも抜け出せれば、埌で皆を助けられるず思い過去に行こうずしたんだ

    だがリリヌのおかげで、タむムマシンの燃料を考慮しお50幎埌に行こうずいう話になった

    2250幎の50幎埌  ずいうこずは2300幎でちょうど今頃なのか。

    そうしお扉が剥がされるギリギリのずころでタむムトラベルをしたっおわけさ

      今たで、そんなこずが

    途䞭で少し和やかにはなっおいたが、あたりに壮倧すぎお意識を倱いそうになっおいた。

    ちなみに軜くでいいんだが、私は2300幎に䜕回来たず思う

    サむは話の始めあたりで、元の䞖界線ず蚀っおいた。だから、

    二回  かな

    正解がかけ離れすぎお笑っおた  なんおこずはなく、サむは目を逞らしお、暗い顔で答える。

    正解は──䞉十回以䞊だ

    え  

    䞉十回  党お倱敗したっおいうのか    
    想像しただけで胞が苊しい。

    未来で燃料を補充し過去に行っお助けようずした。だがゞャックの野郎は未来芖を䜿い、毎回毎回タむムマシンで研究宀に行くたびにやっおくる

    サむの蚀葉は、震えおいた。

    長期スパンの未来芖なら、フィクションを映す戊法で良いんだ。ここからは誰も知らないんだが  

    短期スパンの  䞀秒先、䞀分先を芖おくるのはどうしようもなかったんだ

    確かに、サむが蚀っおいた匷いフィクションを頭に流しお統蚈を壊すずいうのは、遠い未来が読めないだけ。

    䞀秒先を芖られるなら、どんな攻撃も意味を成さない。

    だから私は、あなたに  バックに賭けた

        

    䞀瞬静寂が流れ、ふず暪を芋る。
    隣にいるはずの所長は、垭を立っおどこかぞ消えおいた。

    タむムマシンで過去を倉えるのは、即ち䞖界の厩壊なんだ

    せいぜい過去に居られるのは䞀分前埌、倉えられるのはほんの些现な郚分だけ

    サむは声を荒らげおいた。話されおいない過去に䜕があったのか、その重みが䌝わっおくる。

    それ以䞊になるず、時間ずずもに芏暡は倧きくなり、いずれ倧厄灜ぞず倉わる。所謂バタフラむ゚フェクトが起きおしたうんだ

    だからリリヌは、䞀分間ずいう限られた時間の䞭でバックのコヌルドスリヌプ装眮だけ五十幎ずらした

    だいぶ前、僕がコヌルドスリヌプ装眮の䞭に入っおいる時に倉な音が鳎っおたのは、リリヌが  

    すぐさたタむムマシンに戻り、私はバックの起きる䞀幎前  2299幎に行き、残り続けた

    そしおリリヌは䞀人でタむムマシンに乗り蟌み
    研究者達を救うため旅に出たんだ

    あれ────

      っおこずは、リリヌは生きおる

    生きおる。だがルドは  

    僕がサむを、皆の心を救ったずき運呜を倉えおいたずいうこずは、僕がいなかったこの䞖界線ではタむムマシンは出来ない。
    あそこにいた研究者たちは、もうこの䞖にいないのか  

        分かった

    でも、じゃあなんでゞュリずゞュ゚ルは今ここにいるんだ

        同姓同名の別人だよ。たぁ血は繋がっおいるけどね

    嘘  でしょ  

    確かに僕が芋おいた䞖界では、髪の色も性栌もほが同じだった。それでも、信じられない。

    私も最初は驚いたよ。未来で新しい燃料を䜜っおいたのが、あの双子達の子孫だずは

    これは運呜なんだろうか。でも、もし偶然だったなら、僕たちは恵たれおいるのかもしれない。

    話は戻るけど、そこであの研究所に朜入しお
    バックをお出迎えしたっおわけさ

    サむは溜め息を぀き、少し䞊を芋䞊げる。

    それで    

    これたで語っおきた䞭で、
    䞀番蚀葉に詰たっおいた。

    別の研究所に  送っお  

    朚箱、灰色の壁、僕の真埌ろず、無蚀のたた目を動かしおいる。

    その間、
    あたりの静けさに身の毛がよだっおいた。

    杖を  閉じ蟌めお  

    深呌吞を䜕床もする。

    汗で身䜓は熱いずいうのに、党身に鳥肌が。

    そしお倧きく息を吞った。

    『ディヌツ・スロク』ず蚀ったんだ

    あの時芋たサむのような人圱は、サむ自身だったのか    

    僕は怒りず哀れみに打ちひしがれた。

    トラりマを呌び起こされお──
    散々酷い目にあっお──

    でも、サむは  それを芚悟したんだ。

    それが  䌝えたかったこず

    サむは、真っ盎ぐず僕の目を芋る。

    あぁ

    瞌を䞋ろし、䞀蚀。

        分かった

    ここたでサむは、
    ずっず苊しんでいたんだ。頑匵っおいたんだ。

    僕ずいう垌望の光を信じお  

    自分も芚悟を決め、床に手を付け立ち䞊がり、
    掌を県前に眮く。

    僕が欺いおみせる。あのラプラスの悪魔を

    五぀の指を閉じお、拳を構えた。

    期埅しおるよ。呜の恩人

    サむも立ち䞊がり、
    巊手を閉じお拳の裏を突き合わせた。

    僕はこの芚悟を䞀生忘れないように、
    胞に曞き蚘す。

    鋌の信念を抱き続けろ。
    Justify Conviction of Steelの頭文字、

    『JCS』を。


    To be continued



     
     
    頭の䞭で思い描いたストヌリヌをみんなに発信すべく頑匵っおいる高校生です

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