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近所で全米最大級の音楽ショーがあった。スーパーボウル・ハーフタイムショーの感想と裏側

先週末、スーパーボウルが開催されたのはご存知だろうか。

しかも、私の家から比較的近いところで。近所のスーパーではない。近所のスーパーボウルだ。笑

さすがに音漏れ等が聞こえるほどではないが、、、車で30分以内のところとでも言っておこう(住所特定ダメ絶対)。


スーパーボウルとハーフタイムショー

日本に住んでいれば到底馴染みのないイベントだと思うので簡単に説明すると、スーパーボウルは毎年2月になると開催されるアメフトの試合。アメリカに住んでいる人なら一応誰もが意識するイベントだ。

日本で言えばM-1を越して紅白歌合戦、そして最近はおそらく紅白以上に国民的な行事だと思う。

友達や家族と一緒にテレビの前でディナー+チップスを持って待機し、1本あたり12億円とも言われる30秒のCMを立て続けに見る。とりあえずテンションを上げるために応援するチームを決めておくが、別にみんながみんなアメフトに興味があるわけではない。

もっとも、アメフトを知らない人からすればあのハーフタイムショーが大目玉である。

私は普段洋楽を聴かないのでハーフタイムショーも熱心に見るタイプではないが、周りが興奮している理由もわかる。とにかく規模がデカいのだから。

今年の主役はBad Bunny。Taylor Swiftを抑えた2025年のSpotifyトップアーティストで、先週グラミーも受賞していた。ジャンルはラテン系・レゲトン・ラップ・ヒップホップ。驚くことに歌詞はほとんどスペイン語らしい。

*アメリカ高校生のほとんどはSpotifyを利用

パフォーマンス↓ (著作権のため、YouTubeまで開かないと再生できない)

現地高校でのリアルな反響

その翌日、学校(吹奏楽の授業)でハーフタイムショーの話題が上がった。アメリカの高校生や先生の感想がどんなものか書いておく。

  • 女子: Lady Gagaが綺麗すぎる

  • 女子: サルサ調のDie With a SmileがLady Gagaの雰囲気に合っていた

  • 男子: Jessica Albaがホット

  • 先生: おいJessicaはもう50代だろ

  • 先生: 俺は実はショーに出演するオファーをもらったけど、その日は予定があって諦めた。身長が5'10〜6'2でスリムな体型、マーチングの経験がある男性ということでメールが来たんだ。

…..だそう。

先生のこれまでの自慢話の中に「高校生トロンボーン役で○○のドラマに出演した」というものがよくあったのだが、まさかスーパーボールにも出演していたかもしれないとは。近所だからか、それも夢のまた夢ではないのかもしれない。

個人的感想

一方で私といえばBad Bunnyがどんな人なのかも分からず、いざ曲を聴いてみてもなぜか思い出せなかった。

ただ、これを見なければ流石に「音楽に興味がない人」として映るだろうなと思ったので一応見ておいた。

個人的にはここ数年の中でダントツに生き生きとした、まさにアメリカらしいショーだと思った。

例えば昨年のKendrick Lamarやその前のRihannaではあくまでアーティストが圧倒的な主役であり、ダンサーは完全に引き立て役だった。

全員そっくりな単色セットアップを身に纏い同じ動きをして、一言で言うとクローンのようだった。(それはそれでカッコよかったが)

それに対して今年は全体的に明るい雰囲気で、一人一人が映えていた。

なにより、その象徴とも言えるのがとあるカップルの結婚式シーンである。

もともとこの二人はBad Bunnyを一か八かで自分たちの結婚式に招待したそうで、なんとそれを受けたBad Bunnyは行く代わりに自分のハーフタイムショーに招待し返したという。

ショーの演出の一部と呼ぶのか、結婚式の舞台がショーだったというのか、、、どっちにしろあの夫婦にとって死ぬまでのエピソードトークになりそうだ。


ラテン色と政治的賛否

ハッピーな空気もつかのま、裏では常に政治的な賛否両論が巻き起こされている。

まず、何から何までラテン色が強すぎる問題。

確かにアーティストからダンサー、曲のアレンジ、セット、そして演出などが全てラテン文化に染まっていた。

だからといって批判することではないと思うが、たまに過激な白人主義の人たちが存在するのだろう。

ただ批判派はあくまでネット民の話であり、流石に学校でそんな意見は聞かなかった。

特に「Bad Bunny出身のPuerto Ricoはアメリカ領土」という理屈が擁護派を後押ししている気がする。

個人的には、よくある「多様性を頑張りすぎてる空気」は感じなかった。Bad Bunnyのルーツや曲調を考えれば必然的なテーマだったように思う。


そう言いながらも、歌詞が全編スペイン語だったことには私も驚いた。。

まあ言語関係なくSpotifyのトップアーティストに輝いているのだから、彼の曲を聞かない人がどうこう言うことではないが。

…..そう、トランプ大統領以外は。

不寛容なトランプ大統領は現在ハーフタイムショーを酷評している。

日本語訳↓

もともとBad Bunnyが自身の歌詞などにトランプ反対意見をちらつかせたりグラミーでトランプの政策(ICE)について声を上げていたこともあり、かなり悪態をついているらしい。

アメリカの国民的な行事に多様性が入り込むと、マイノリティー側からの支持と同時にマジョリティー側からの抗議が生まれてしまうのかもしれない。

さいごに

今回は、現地に住んでいる者として共有したい情報や感想を書き留めてみた。

来年も一応見ておこう。「音楽に興味ない人」認定されかねないので。。


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