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運命じゃ片付けられない奇跡

    「あなたには、
    今、好きな人がいますか?」


    あなたと笑い合えることを、
    いつから“当たり前”だと思うようになってしまったんだろう。

    好きな人、大切な人、愛する人、、、
    かけがえない存在だとわかっているはずなのに、
    隣で一緒に馬鹿笑いしていることを、
    時々、当たり前に思ってしまっている。


    LINEの返信が来ること。

    隣で好きなアニメを真剣に一緒に観てくれること。

    「おはよう」って朝呼びかけること。

    そして、
    あなたの名前を呼べること。

    でも本当は、
    その全部が、
    気が遠くなるほど低い確率の上にある。

    もし、
    宇宙のどこかで、
    ほんの少しでも違う選択をしていたら。

    あなたは、
    その人に出会っていなかったかもしれない。

    私は、あなたに恋することが出来ていなかったかもしれない。

    今日、
    あなたの大切な人と話したり、
    手を繋いだり、
    触れ合ったりすることだって、
    出来ていなかったかもしれない。

    そんなことを思ったことはありますか?

    「今、目の前で起きている奇跡」

    最近ね、
    「好きな人がいる」ということ自体が、
    奇跡なんじゃないかと感じることが増えているんです。

    ただ恋をしているとか、
    誰かを愛しているとか、
    そんな単純な話じゃないなって感じるんです。

    “この人に出会えた”
    という事実そのものが、
    途方もない奇跡の連続の中で生まれているのではないか?

    有名な概念として、
    「あなたが生まれてくる確率は天文学的数字」
    という話があります。

    あなたが今、この瞬間を生きていることは、
    精子・卵子・祖先の連鎖まで含めると、
    ほぼ“0(ゼロ)に近い確率”とも言われています。

    そのあなたと、
    相手の人生が交差している。

    運命という表現が正しいのかわからないけど、
    誰かと誰かの物語が交わり、
    今という瞬間を成り立たせている。


    そう考えたら、
    "あなたに出会えた"ということが、
    たったそれだけでも奇跡に近いことなんだって感じませんでしょうか?

    「私とあなたの物語」

    もう一つ、「ラプラスの悪魔」というものをご存知でしょうか?

    もし宇宙のすべてを観測できる存在がいたなら、
    未来も過去も、
    すべて予測できるという理論です。

    イメージとしては、
    ビリヤード台の上に並んだボールがブレイクショット後に四方に弾け飛び、
    壁にぶつかり合いながら、
    一つ一つのボールが転がっていく。

    これは、
    打ったボールが置かれているボールにぶつかった瞬間に、
    すべてのボールの転がる軌道が決まっているということ。

    これがビックバンによって宇宙が生まれた瞬間にも同じことが言えるのではないでしょうか?

    つまり、
    あなたが誰を好きになるってことも、
    誰かとの関わりの中で傷つき、
    誰かの存在に救われ、
    そして、
    今、誰かのことを愛おしく想うことも、
    宇宙の誕生の瞬間から流れ続けている一部。

    動き続けているボールの軌道の一コマなのかもしれない。

    そう考えれば考えるほどに、
    今この瞬間、
    隣に誰かが居るということ。

    そんな存在が身近に居るということが、
    急に愛おしいものなのかもしれないって気持ちになってきませんでしょうか?

    宇宙が生まれてから、
    星が生まれ、
    地球ができ、
    生命が誕生した。

    その間に、
    数えきれないほどの素粒子が動き続けていたのだと思います。

    誰かが一本違う道を歩いていたら。

    目覚まし時計を押して「もう少し寝ていたい」と布団からちょっとでも長く寝ていたら。

    誰かがたった五分遅く家を出ていたら。

    あのとき、
    あなたに勇気を出して声をかけていなかったら。

    今の出会いは、
    あなたとのつながり、
    あなたとの縁の結びつきは、
    存在していなかったかもしれない。


    それでも、
    私たちの知り得ない何十億年も動き続けた宇宙の先で、
    私もあなたも大切な人に出会うことができた。

    その事実がどれだけすごいことなのか。
    心が震えるほどの愛おしさが、
    溢れてきませんか?

    「大切なあなたへ」

    だからもし、
    今、好きな人がいるのなら。

    愛していると思える誰かがいるのなら。

    「会いたい」
    「一緒に居たい」
    「好きだよって伝えたい」

    それがさっきまで一緒に居たとしても。

    さっきまで楽しく笑い合っていたとしても。

    狂おしいほどの想いを伝えた後だとしても。

    この奇跡を、
    どうか当たり前にしないでほしいなって思うんです。

    今日という日は、
    二度と戻ってこない。

    「好き」という感情は、
    何度でも人生を、今日を、この瞬間を特別にしてくれると思います。


    たぶんそれは、
    宇宙が何十億年もかけて、
    あなたに巡り合わせてくれた奇跡だから。

    そして、
    私もあなたもこの奇跡の連続の中で、
    運命という連鎖の中で、
    愛を紡いでいけると信じて止まないのです。

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    明日、あなたに声をかけてあげられないかもしれない。 私が居なくても、あなたに寄り添えるように。 「私があなたを大切だと思ってきた」 その証を、 軌跡を、 ここに残しておきたい。 誰かを好きになることも、 誰かに出会えることも。 私があなたを想うために必要なことだったから。

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