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3行日記 あの日の自分が救われた日。

    12年間、同じ職場で息を潜めるように働いていた。
    入って数日で向いてないと分かった。
    でも、辞める勇気がなかった。


    うまく成果がでない。
    器用にこなせない。
    何年経っても慣れることができず
    日々心が削られていた。

    今思えば、社内の雰囲気も悪かった。
    「そんなの無駄だ」「また稼働が増える」
    そういう言葉が飛び交う会社だった。


    元々低かった自己肯定感は地に落ちて
    発言することが怖くなった。
    最後は消えるように退職した。


    今やっている短期の仕事がもうすぐ終わる。
    この期間に意味はあったんだろうか、と不安になって
    上司に聞いてみた。


    「客観的に見て、私に強みはありますか?」


    上司はこう返してくれた。


    「たくさんあります。
    お仕事を任せたくなる責任感と、全体を俯瞰してみることができる力
    チームをまとめる力が強みだと思います。
    (今期のチームの雰囲気がとっても良かったのは〇〇さんのリーダーシップのたまものだと思います)」


    思わず泣いた。
    一旦出た涙はしばらく止まらなかった。


    居ても居なくても同じ。
    空気のようだった私が
    そんな言葉をもらえると思わなかった。


    一緒に働いたメンバーがたまたまいい人だった。
    運が良かった。


    それは本当にそう。


    でも、そういう場に恵まれたのは
    あの日退職を決めた自分のおかげだ。


    退職する時
    「いい歳して安定を捨てるなんて、アホだ」
    そんな世間の声が聞こえた気がした。
    分かってる。
    この先だってどうなるか分からない。


    でも、12年分の苦しみが
    たった数ヶ月で軽くなった。


    それだけで間違いじゃなかったと思える。
    感謝しかない。

     
     

    Hi

     
     
    いい大人。 趣味は読書、お笑い。 推しはWEST.とコジコジ。 続かないのに定期的に日記が書きたくなるタイプです。

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