
大井川鐵道井川線が値上げ!でもなんかそれでいいのか?
どうも。メリ夫です。
SLトーマス号などで有名な大井川鐵道の井川線が7月1日から運賃を大幅値上げし、原則として観光列車のみ運行するものとしました。
井川線 観光鉄道化の主なポイントとして、以下のようなアナウンスがされています。
観光列車は「座席定員制(列車指定制)」で運行
予約・決済はオンラインで24時間受付
乗車区間に関わらず、大人3,500円/小児1,750円
上り始発・下り最終は従来通りの運賃で利用できる一般車両を連結
沿線住民向け「井川線沿線住民パス」を新設
運行開始日・予約開始日
観光列車としての運行開始:2026年7月1日(水)
予約開始:2026年6月上旬予定(決まり次第お知らせします)
また、これに伴い井川線が寸又峡行きバスとともに2日間乗り放題となる「井川寸又峡周遊きっぷ(大人2100円)」は6/29を以て販売終了となります。
運転時刻はこちら。

千頭(麓側)発の第5便と、接岨峡温泉(奥側)発の第1便のみ一般車が連結され、各駅に停車します。
一般車に乗車する場合は、現在の運賃体系を踏襲した運賃を支払えば乗車が可能です。
これ以外の列車は一部の駅を通過する観光列車となり、片道大人3500円を支払う必要があります。
これについて考えてみることにしました。
価格について
まず価格については、観光鉄道であると考えるのであれば特に問題はないと考えます。
秘境でアプト式電気機関車に引かれて客車に揺られ、奥大井湖上駅で絶景を楽しんだり秘湯である接岨峡温泉に行ったり…という体験には確かにそれぐらい出してもいいと思います。
駅に行きにくくなるダイヤになった
一方、色々な駅に降り立つのは難しくなりました。
元々5往復しかないため途中駅に下車するような旅は結構大変なのですが、特に観光列車が通過する、
川根両国、沢間、土本、川根小山、ひらんだの5駅
に降り立つのは一気に難しくなりました。
また、奥大井湖上駅に降り立つのも降車した扱いになるため降りたら次に乗るのもまた3500円を払う…となるため接岨峡温泉に行くついでに絶景を眺めようというのも気軽にはできなくなりました。
ちなみに井川まで行くのは現在でも2往復なので、それ自体は改悪にはなっていないのですが、尾盛駅や閑蔵駅に停車する列車もそれぞれ1往復だけになっています。
なんか値上げの手法が脱法的
今回の話は元々4月27日に静岡新聞が報道しまして、これに対して大井川鐵道の鳥塚社長も解説を出しました。
当初このブログでの言い方や地元の根回しのなさなどが問題視されました。
それに伴って6月1日からこの体系で動く方針だったのが地元の合意が取れるまで一旦延期となり、その後正式に7月1日から開始となりました。
この中で、値上げの手法が運輸局への認可申請を経るという通常の方法ではなく、観光列車を用いた旅行商品としての価格設定とするという手法となっています。
なんだか特急料金などでもないし、このやり方がすごく脱法的だなと思ってしまいました。
本当にこの方法を強行して中部運輸局的には大丈夫なんでしょうか?
列車に乗りたい人にはそんなにダメージないですけど
列車が好きなタイプの人にとっては今回の改正はえらく運賃が上がったな程度の話なのですが、駅に降り立ちたいタイプの人にとってはかなりしんどい改正と言わざるを得ないです。
私みたいな駅マニアはともかくとして、キャンプや温泉のついでに奥大井湖上駅で絶景を眺めたり尾盛駅で秘境駅に行ってみたみたいなことをしたい人にとっても厳しい内容です。
井川線区間は中部電力が赤字を補填してくれるのに…という見方もあるだけにここが本当にお金を生んでくれて大井川本線の赤字まで面倒を見られるのならそれでいいのですが。
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