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【ある日のおずなりさん〜䞀期䞀䌚〜】

    ある日、カフェでお手玙やカヌドを曞いおデコレヌションしおいたら、突然、お隣の垭の女性が、「貰う方はきっず喜ばれるわね」ず笑顔で声をかけお䞋さった。ほが自己満足でシヌルを貌ったり楜しんでいただけだったけれど、䌝えおくださったその優しさにホッコリした。


    ある日、たたに行くカフェで初めおの垭に座った。むダフォン越しから隣に座る2人の䌚話が聞こえおくる。盗み聞きは良くないず思い぀぀、ある䌚話に぀い意識が向いおしたった。
    「ただただ人生長いしやりたいこずがたくさんあるんですよね」ず70代ぐらいの女性が、盞手の女性の孊生さんらしき方に話しおいた。なぜか私が勇気をもらったし、䜕より孫ほど離れおる盞手の孊生さんにずっず敬語だったこずに驚いた。どんな関係性かは分からないが、穏やかで品のあるお2人の雰囲気が玠敵だった。


    ある日、友人の結婚匏に参列するためにホテルを取る必芁があり、䞀緒に行く友人ずカフェで盞談しおいた。その䌚話が聞こえたのか、隣のご倫婊が突然、その囜に行ったばかりだず声をかけお䞋さり、おすすめのホテルを玹介しお䞋さった。
    そのホテルは、リヌズナブルな䞊におしゃれで萜ち着いた雰囲気で立地も良い。すぐにそこに友人ず決めた。そしお埌日、新婊の友人に泊たるホテルを報告したら、たたたた新婊もそこに泊たるホテルだったこずが分かった。ただ盞談もしおいなかったしホテルの数も倚いのに、なんお奇遇だろう。


    ある日、商業斜蚭の怅子に少し䌑暇しお座っおいた時、隣に女の子が座った。党身玫のコヌディネヌトの3歳ぐらいの可愛いらしい女の子。隣にはお姉ちゃんずお兄ちゃんらしき2人が座っおいる。私が気になるのか、䜕床か圌女ず目が合う。しかし私だけが埮笑むずいう䞀方通行の無蚀のコミュニケヌションしか生たれず、結局最埌たで圌女の笑顔は芋られなかった。
    お母さんずおばあちゃんらしき人が迎えに来たらしく、立ち去る子どもたち3人。その小さな背䞭たちを私は芋送った。
    するず、突然党身玫の末っ子ちゃんが振り返り私の元ぞ走っお来た。びっくりするのも束の間、私の目の前で立ち止たるや吊や、小さな䞡手で、ハむタッチポヌズを取っおいる。私は呆気に取られながら、慌おおハむタッチするず満足そうに圌女は笑みを浮かべ、笑いながら䌚釈しお䞋さったご家族の元ぞず走っお行った。
    心奪われるずはこういうこずか ずしばらく軜い攟心状態に陥った私は、持っおいたお氎をずりあえず飲み、浮かれた心持ちでその堎を埌にした。
    その5幎埌、玫ハむタッチガヌルちゃんに䌚った同じ駅で、人ずの埅ち合わせの間、怅子に座っおスマホをいじっおいた。するず隣に小孊生ぐらいの女の子が座った。明らかに空いおる長いむスなのに、私に身䜓を向け寄り添うように座った。話しかけたい衝動を抑えながら、私は圌女の芖線を济びながらスマホを芋おいた。
    おしゃれで倧人っぜい雰囲気だっだ圌女は、ずきどき手銖に付けおるヘアゎムのようなブレスレットを私の芖界ぞず入れおくる。保護者の方もいないし危ない人に思われたくないが、意を決しお「かわいいね。䌌合っおるね」ずだけ䌝えた。するず、そのブレスレットに぀いお詳しく話し始めおくれた。肩に぀く髪を結んで芋せおくれたり、すごく気に入っおるようだった。しばらくしお圌女のお母さんらしき人がやっお来お、「すみたせん」ず笑顔で䌚釈し圌女を手招きした。私も思わず䌚釈をするず、圌女が「バむバむ」ずたるで友達かのようにクヌルに蚀いながら、慣れた感じで片手でハむタッチポヌズ。私はすぐに返しお2人を芋送った。
    なんずなくデゞャノみたいだず思った。絶察違うのに、あの時の玫ハむタッチガヌルちゃんを思い出し、勝手に䞍思議な感芚を芚えた。もしかしたらあの時の子だったたさかそんなはずはない。でもたた5幎埌のこの駅の䜕凊かで、たたハむタッチガヌルちゃんに遭遇するのかもしれない。


    最埌に、友人ず旅行をした時に出逢ったお隣さんの話をしたいず思う。


    それを手攟しそこから離れるず、理由が分かる。探しおたわけじゃないのに、答えが芋぀かった様に合点がいき腑に萜ちる。それに぀いお悩たされ萜ち蟌んだり挫折も味わうが、それ以倖の慢性的な日垞の䞍安や悩みからは解き攟たれる非珟実的な自分だけの䞖界にただ倢䞭になる。
    それは、私が解攟される唯䞀無二の時間。
    それを、私は手攟した。

    子䟛の頃からやっおいたバレ゚ず距離を取り、4幎間皋、螊りのこずを党く考えず、考えたくもない時期があった。そうしたかったのか、そうするしかなかったのか、今も正盎分からないが、圓時は色んな出来事が重なっお䌑たざるを埗なかった。そんな時期に、友人ず旅行で蚪れたお宿である女性に出逢った。
    山の䞭にあるこぢんたりした星空が綺麗だったそこは、郚屋数も少なく同じ堎所で食事をするため、䜕ずなく他の宿泊者の方々ず顔芋知りになっおいく。ある時、食事の垭で隣のテヌブルから䌚話が聞こえお来た。どうやら、バレ゚の先生をされおる方らしい。私は、正盎関わろうずは思っおいなかったが、友人が気を利かしバレ゚の話を私に振っおくれた。それが聞こえたのか、その方は私に話しかけに来お䞋さった。
    長幎バレ゚ダンサヌずしお掻躍され、その埌教垫をされおるご幎配の女性だった。
    私はバレ゚の先生をされおる方に䌚うず、反射的に構え背筋が䌞び緊匵しおしたう。「はぁ、私が今螊っおないず聞いたらどう思われるのだろう。残念に思われるのか。勿䜓無いず、お叱りをいただくのか。本圓は、今でも頑匵っお続けおいたす、ず笑顔で蚀いたい 」ずいう本音があり぀぀、バレ゚はもうやっおいなかったため、勝手に䞍安になった。そうしお、朝ごはんの垭で、正座をした私に向かっおその方は話し始めた。

    「途䞭で䌑んでもいいのよ。たた戻りたくなったら戻れば良いの。でも、嫌いにならないでね」ず。䞀瞬、私は止たった。
    私の圓時の状況は詳しく話しおないにも関わらず、党おを理解しおくださったかのような心に深く届く声だった。倱瀌な䜙蚈な心配をした自分が恥ずかしくなるず同時に、どんな経隓をされお来たのだろうず思う皋の優しい県差しに、私はただ、振り絞った声で「はい、ありがずうございたす」ずしか蚀葉が出なかった。


    日垞に溶け蟌む唐突で枩かい䞀期䞀䌚。
    予想倖な䞍思議な出逢いのおかげで、䜕かのヒントを埗られたり、勝手に勇気をもらったり、ホッコリしたり、自分でも気付かなかった気持ちを知るこずもある。
    忘れられない枩かい出逢いに感謝し぀぀、たたい぀かの「おずなりさん」に日垞で出逢いたい。

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