
自分の身体と再会する
体が中年になってきた。
18、19歳の頃、ひとまわり上のお姉さんに仲良くしてもらっていた。
とても可愛らしい人だった。
歳の差を感じない若々しさで、私と同じ目線で話し、遊んでくれた。
年齢のことを意識したことはなかったけれど、ある時、彼女の二の腕を見て歳の差を感じた。
まさに今(正確にはもっと前から)、私は自分の二の腕に年齢を感じている。
それどころか、ダンスをしていた頃から特別引き締まっていたわけでもない身体は、ダンスをしなくなってから、ずいぶん自由に暮らしている。
ということで、ピラティスに通うことにした。
スタジオでは、専用の容器でウォーターサーバーから水を飲むことができる。
新品の容器に水を入れ、マシンセットを教えてもらい、クラス開始を待つ。
その間に、どれどれ水でも飲んでみるか、と思ったけれど、まず開け方がわからない。
なんとか開けたものの、なかなか水が出てこない。
容器の説明欄を読むと、
「容器を押して、空気の抜けた音がしたら完了」
と書いてある。
耳を近づけて、恐る恐る押していくと、水が出てこめかみが濡れた。
幸い、まだ人は1、2人しかいなかったので、そんな姿を見られる前にタオルで拭う。
ウェアも濡れた。
しかも、どのタイミングかわからないけれど、指を切っていた。
もう指の怪我にしか意識がいかない。
そんなこんなで初クラス終了。
なかなか楽しかったけれど、なんとなく物足りない気もした。
帰宅すると、夫がのそのそと起きてきた。
そうめんを茹でて、ツナ、トマト、きゅうり、大葉を乗せて一緒に食べた。
長いこと放っておいた身体に、久しぶりに声をかけたような気がした。
筋肉痛がちょっとうれしい。
またすぐに行こう。