ムージューローー母から受け継ぐ、わが家の中華おかず
ムージューロー
ー母から受け継ぐ、わが家の中華おかず
珍しく生のキクラゲを見つけたので購入。
生キクラゲは、水分が多くプリプリした食感が
何とも言えない美味しさ。
懐かしさに誘われて、久しぶりに
「ムージューロー」を作りました。
豚肉、卵、キクラゲを炒め、仕上げにごま油を
ひと回し。
幼い頃から母の台所で何度も見た、
あの中華の香りがふわりと立ちのぼります。

🌸母のレシピ、私のアレンジ
母のレシピでは、ネギを加え、ほんの少し砂糖の甘みがありました。
でも昨日は、冷蔵庫に残っていた蕪の葉で代用。
冬の始まりにぴったりな、ほろ苦さと
青い香りが加わり、ネギとはまた違った
美味しさでした。
味付けはいつものように、塩麹と少量の醤油で。
発酵調味料が、素材の旨みを引き出して
ひとつにまとめてくれます。
「これでよかったかな?」と思いながら
検索してみると、
どうやら「ムースーロー」として出てくる
料理のようでした。
けれど、私にとっては
“ムージューロー”こそが母の味とレシピ。
音の響きも、思い出も、我が家の味として
そのまま受け継ぎたいと思うのです。
🍀薬膳の視点でみるムージューロー
薬膳では、
豚肉は「気」と「血」を補い、疲れを癒やす。
卵は体の陰を養い、潤いを与える。
キクラゲは血をきれいにし、乾燥や肌荒れを防ぐ。水溶性と不溶性、両方の食物繊維を含み、腸内環境を整え、老廃物の排出を促す。
蕪の葉は消化を助け、体にこもった熱をさます。
中華料理で定番の炒め物は
老廃物の排出や疲労回復に◎
季節の変わり目や冷えを感じる日に、
この一皿は、心とからだを整えてくれる
家庭の薬膳です。
🕊母と私、そして次の世代へ
母は今も健在で、電話でも料理のことを
話したりします。
そんな会話の中で、味の記憶がそっと
よみがえり、
あの頃の香りや手の動きが、自然と私の
台所に重なっていきます。
材料の切り方も、味付け、材料も
少しずつ変わってもいい。
でも、
「ムージューロー」と呼ぶその名前の
響きだけは、
母から私へ、そして子どもたちへと確かに
渡っていく。
こうして食卓の文化は、
時代や暮らしに合わせながら、
やさしく融合し、受け継がれていくのですね。
🌿今日の台所養生メモ
ネギの代わりに蕪の葉を使うと、冬の巡りと消化を助ける
砂糖の代わりに塩麹で自然な甘みと発酵の力を
豚肉+卵+キクラゲは、気血を補い潤いを与える薬膳の組み合わせ
🌸こんなレシピもおすすめ
・甘いのが好みの方には、卵を炒めるときに少量の砂糖を加えてみてください
・ネギと卵だけを炒めて、醤油をひと回し。素材のひとつひとつの旨みを感じられるシンプルな美味しさです。お弁当の一品にも。
🌸今日のもう一品
もう一品は、かぼちゃときのこの煮物。
ムージャーローが塩味なので、こちらは
ほんの少し甘味をつけて。
かぼちゃ:
脾(ひ):
消化器を補い、冷えや疲れをやわらげます。
きのこ :
「気」を補うと食材で、免疫力の向上や風邪予防に役立つと言われ、疲労回復や整腸作用にも効果が期待できます。
