
昔は当たり前だった、今になってわかる母の深い愛
お盆に、娘夫婦と息子家族が我が家に集まり、みんなで一緒にご飯を食べました。
娘夫婦はそのまま泊まってくれて、家の中はいつも以上ににぎやかなお盆でした。
今回の食卓は、家族みんなで作った料理が並びました。


夫が作ってくれたのは、シューサレとピザ、ケーキのスポンジ。
私は、鶏モモ肉の梅塩麹焼き、紫玉ねぎのラペ、アヒージョ、ゆで海老、タンドリーチキン、ポテトチーズローズマリー焼きを作りました。
娘は、迎える準備として家の片付けや掃除から始め、ポテトサラダ、キャロットラペ、サラダ、生春巻きなど、大量の料理を作ってくれました。
盛り付けも娘がしてくれ、私とは違う料理の表現を見せてくれ、とても勉強になりました。
食事が終わってからの大量の片付けまで、本当によく働いてくれて感謝でした。
夫とともにとても助けられました。









そして、今回の食卓で特に楽しかったのが、夫が作ってくれたシューサレ。
焼き上がったシューには、みんなでそれぞれ思い思いの具材を入れて楽しみました。
クリームを入れるよりも、シューそのものの風味が際立って、とても美味しい。
「洋風手巻きだね」と笑いながら、好きな具材を選んでいただきました。
料理は、ちょっとした工夫や新しいやり方を試してみることで、思いがけない発見があります。
息子は、シュークリーム用のクリームも作ってきてくれました。
そして、孫の誕生日祝いのケーキも、みんなで一緒に作りました。

スポンジを焼いたのは夫。
生クリームを全体に塗ったのは娘。
デコレーションは息子。
家族みんなの手で仕上げた、世界にひとつだけの誕生日ケーキです。
孫たちはとても喜んで、嬉しそうに食べてくれました。
その姿を見ているだけで、こちらまで幸せな気持ちになります。
食事が終わると、今度はルーフバルコニーでプール遊び。
初めて我が家のプールで遊ぶ下の孫息子も大喜びで、はしゃいでいました。
上の孫娘にはカメラを渡して、好きなように写真を撮ってもらいました。
後から写真を見てみると、写っている人たちはみんな、実にいい笑顔。
そして、私たちが普段撮る写真とは違い、今まで見たことのないような角度から撮られた写真ばかりで、とても新鮮でした。
「こんな風に見えてるんだ」
「面白いね」
みんなで写真を見ながら驚きました。
孫から見る世界は、こんなふうに見えているのか。
いつもとは違う視点から切り取られた家族や部屋の写真を見て、私たちも新しい発見をもらいました。
食べて、笑って、遊んで、写真を撮って。
みんなで集まって、笑顔で美味しくいただいて、本当に楽しい時間でした。
そして、みんなが集まったところで、実家の父母や妹とも携帯電話をつないで、顔を見ながら話をしました。
画面に映る孫たちの姿を見て、父も母も妹も、嬉しそうに顔をほころばせてくれました。
孫たちは少し緊張していましたが
離れていても、こうして顔を見ながら話せることがありがたい。
素敵なお嫁さんやお婿さんとご縁ができたこと、そして、こうやって遊びにきてくれること、
孫たちの成長を、家族みんなで喜び合えることにも
心から感謝の気持ちが湧いてきます。
昔は、お盆になると家族みんなが実家に集まっていました。
今はそれぞれの場所で暮らしていても、こうして携帯電話を通して顔を合わせることができる。
時代は変わっても、家族が集まり、成長を喜び合う気持ちは変わらないのだなと思いました。
そして、息子家族を車で送っていく時間になりました。
車の中では眠っていた孫息子をママが抱いて家に入ると、一瞬起きてそのまままた眠ってしまいそうな様子。
「またね〜」と静かに声をかけて帰ろうとすると、帰る気配に気づいた孫息子が突然起きて泣き出しました。
そして、小さな手を私のほうへ伸ばしてくれたのです。
この前までは、帰るときに「バイバーイ」「タッチ」と、にこやかに手を振っていたのに。
今回は、別れを惜しんで泣いてくれた。
その姿に、またひとつ成長を感じ、とても嬉しくなりました。
孫との時間は、会うたびに少しずつ変化しています。
できることが増えたり、言葉が増えたり、表情が変わったり。
こうした小さな成長を、その時その時に見られることも、ばあばとしての大きな幸せです。
そんな時間を過ごしながら、ふと昔のことを思い出しました。
以前は、お盆やお正月になると、家族みんなで何日も実家に泊まって過ごしていました。
母は、みんなが来る前から献立を考え、買い出しをし、布団を干し、家を整え、全て手作りの料理で私たちを迎えてくれました。
食事の準備をして、みんなで食卓を囲み、食べ終われば片付ける。
お盆やお正月のたびに、母は本当によくしてくれていました。
帰る時には、いろいろ作ったものをお土産にたくさん持たせてくれました。
当時は、それが当たり前のことのように思っていました。
でも今、自分が家族を迎える側になってみて、その大変さが少しわかるようになりました。
きっと母にとっても、負担は決して小さくなかったはずです。
それでも毎年、私たち家族が泊まりに行くのを楽しみにしてくれていました。
そして今回、娘が家の片付けや掃除から料理、盛り付け、片付けまでしてくれる姿を見て、母の姿と重なりました。
献立も一緒に考えてくれて、頼もしい存在になりました。
家族を迎えるために、見えないところで準備をしてくれる人がいる。
そのおかげで、みんなが楽しく過ごせる。
母がしてくれていたことを、今になって少しずつ理解できるようになった気がします。
そして今度は、私たちの世代が「家族が集まる幸せ」を次の世代へつないでいく番になりました。
家族が元気で集まり、一緒に料理を作り、食卓を囲み、笑って、遊ぶ。
そして、「またね」と別れるときに、もう少し一緒にいたいと泣いてくれる。
そんな何気ない一日が、きっといつか、かけがえのない思い出になるのだと思います。
母が作ってくれた「家族が集まる幸せ」
今度は私たちが、みんなが楽しかったと言える時間を作って、その幸せを次の世代へつないでいきたいと感じ、
そして、娘が娘婿と共に幸せな表情をしているのを見て、とても嬉しかった
今年のお盆でした。
*今回の料理についてはこちらから