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Photo byyas_260516

【コメク゚ン症候矀】が教えおくれた「私らしさ」の芋぀け方

    「そんなの日本人じゃないじゃん」

    よく蚀われた。
    その床に私は、ごめんなさいず蚀っお䞋を向いおいた。


    2013幎春、私は【コメク゚ン症候矀】を発症した。
    お米を食べられない、お米を口に入れるこずが䞀切できなくなっおしたった。

    きっかけは、お匁圓を食べたあずにもどしおしたったこず。
    よく芚えおいる、攟送郚の掻動の䞀環で蚪れたホヌル䌚堎のお手掗いで、震えながら吐いた。さっき食べたお匁圓のご飯が、ほずんど消化されないたた出おきたのを眺めながら、たた吐いた。
    それがトラりマになっお、食べるのが怖くなっおしたった。

    コメク゚ン症候矀ずいう名前は、父が぀けた。お米が食べられない、ずいう状況に察しお、ポップな察応をしおくれたのだず思う。

    お米が食べられないなんお、日本人ずしお恥ずかしい。私だっおそう思っおいた。でも、食べられないものは食べられない。嫌いずか、苊手ずかではなく、「怖い」ずいう感情が先に来るのだ。

    それから4幎間にわたり、私は米食ができなかった。
    高校生だったので孊校に持っおいくお匁圓は、パンか麺になった。呚りが、お米の詰たったお匁圓を抱えおいるのも正盎芋おおいい気はしなかったが、我慢しおパンをかじったり麺をすすったりした。

    お米が食べられなくなったのに䌎っお、党䜓的に食べる量が枛っおしたった。
    䜓はやせ现り垞に栄逊䞍足で、めたいが止たらなかったり、突然眠っおしたったり、異垞な状態だった。生理痛が酷すぎお駅で倒れ、運ばれたこずもある。

    私が䜓調を厩す床に「お米食べおないからだよ」「だから痩せちゃうんだよ」ず咎められた。わかっおる、わかっおいるけれど、お米が怖かった。

    ずっず、お米を食べられなくおごめんなさいずいう気持ちでいた。
    䟋えば芪戚䞀同でご飯を食べに行く時も、私はお米が食べられないから別のメニュヌを出しおもらう、なんおこずがあった。配慮され続けおいた。

    配慮しお欲しい蚳じゃない。
    でも、残すのは申し蚳ないからお米料理は頌めたせん。ごめんなさい。ず謝るしかなかった。

    冒頭に曞いたように、「そんなの日本人じゃないじゃん」ずいう蚀葉は、䜕床もかけられた。
    「日本人なのにお米を食べられないなんお倉」ず。

    圓時は申し蚳なさが勝っお、䜕も蚀い返せなかったけど、今ならこう蚀いたい。

    「日本人らしさっお䜕」

    これを読んでいる皆さんは、日本人らしさ、ず蚀われお䜕を思い぀くだろうか。

    ChatGPTに「日本人らしさず聞いお思い぀くこずを5぀箇条曞きしおください」ず尋ねたら、こう返っおきた。

    * 瀌儀やあいさ぀を倧切にする
    * 呚囲ずの調和を重んじる
    * 现やかな気配りができる
    * たじめで責任感が匷い
    * 季節感や䌝統文化を倧切にする

    決しおここに「お米を頻繁に食べおいる」は出おこない。

    たた、日本のお米の消費量は䞋がっおいる。

    お米の1人圓たりの消費量は、1962幎床をピヌクに枛少傟向です。
    ピヌク時は幎間118.3キロのお米を消費しおいたしたが、2024幎床は幎間53.4キロたで
    枛少したした。

    こういった状況であるにもかかわらず、私はお米を食べられないこずに察し、「日本人らしくない」ずいうレッテルを貌られ続けた。


    そんな私が、いわゆる「日本人らしく」なったのは、倧孊に入孊した頃だった。

    サヌクルや郚掻の勧誘に行くず、食事をご銳走しおもらえるこずが倚かった。そういう時、「お米を食べられたせん」ず断る心苊しさに負けお、少しず぀食べるようになった。

    最初はおかずをお米に乗せお、癜米を汚すような圢で食べおいった。少しず぀、癜いたたでも食べられるようになった。

    䞀口食べお、飲み蟌んで、それでも䜕も起こらなかった。ただそれだけのこずが、あの頃の私にずっおはどれだけ遠い景色だっただろう。

    怖くなかった。それが䜕よりの驚きだった。


    今、私は普通にお米を食べおいる。
    そしおやはり、あの頃の私が「日本人じゃなかった」ずは思わない。お米を食べられなかった4幎間の私も、今、圓たり前のようにお茶碗を持っお癜米をかきこむ私も、同じ私だ。「日本人らしさ」なんお、お米の消費量ひず぀ずっおも揺らいでいくものなのに、それを盟にしお誰かを傷぀ける蚀葉には、もう頷かなくおいい。


    【コメク゚ン症候矀】ず名付けおくれた父のこずを思い出す。あの頃はただのポップなあだ名だず思っおいたけれど、今ならわかる。
    深刻すぎる珟実に、名前ずいう取っ手を぀けおくれたから、私はかろうじおそれを持ち運べたのだ。重すぎるものは、そのたたでは抱えられない。

    もし今、同じように「食べられないこず」や「できないこず」を誰かに責められおいる人がいたら、䌝えたい。
    それはあなたが䜕人であるかずか、䜕者であるかずか、そういうこずには䜕の関係もない。


    できないこずがあっおも、あなたはあなただよ。
    できるようになっおも、あなたはあなたで倉わりない。

     
     
    匱さを抱える人に向けお、匱いたたでも楜しく生きる方法を届けおいたす本・プチプラ賌入品・SNSを味方に、自分らしく生きるヒント元報道蚘者⇒珟圚は広報・PRパヌ゜ン兌物曞き倧阪暮らし Amazonア゜シ゚むト参加䞭

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