
めどこさん
およそ2年ぶりでヘアカットしてもらった。
担当してくれたスタイリストさんの苗字が「めどこ」さん。
「目床」と書く。
珍しい苗字だと思うけど、それ以上に、僕の呼称「めどう」と一字違いであることが面白いと思った。
僕が気付く前に、目床さんの方が先に気づいて
「これも何かの縁なんですよ」
と言ってくれた。
「顔綺麗だよね。若い頃はもてたでしょ?」
って言ってみたところ
「今でもそうですよ」
笑いながらそう言った。
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これ、数年前の日記に書いてあったことです。
読み返してみるまでは、思いだすこともなくなっていました。
でも、読み返すことによって、「確かにこんなことがあったな」って、記憶のどこかから記憶が蘇るわけです。
人の意識構造っていうか記憶のメカニズムって、不思議だなって思う。
書いてあったから、思い出せたわけけど、そんなきっかけがないために、眠ったままになっている記憶のカケラが、意識の底に無数に沈殿しているんだろうな・・・。
この日にヘアカットしてくれた美容師の「めどこ」さん。
今どこかで偶然会ったとしても、たぶん全く気付かず通り過ぎるんだろうと思う。
一瞬出会って、そのまま擦れ違ってゆく多くの人々との、何気ない会話の数々・・・。
こういう、ほんの一瞬の断片的な記憶って、ふと見上げた空に浮かぶ雲みたいに、自分の心を何気なく潤してくれる。
「目床」という苗字、全国でおよそ10件、鹿児島県だけに存在する希少苗字である。