
手数が多いとミスも誘発されやすく… @約数の総和+α
例えば、
「18の約数→1,2,3,6,9,18」
ですから、
「約数の総和=1+2+3+6+9+18=39」
と求められますね。
ところが実際には、
「」
と素因数分解できることから、
「18の約数の総和
=
=3×13
=39」
と、
「全てを列挙して足していく」
という面倒な手法は必要なく、
「単純な計算で機械的に求める」
ことになります。
初見で理解できない場合は、
「順番に上式を展開」
してみましょう。
すると、
「18の約数を全て加えていった式」
となることが確認できるはずです。
つまり、
「Aの約数の総和→Aをまず素因数分解!」
という段取りを覚えておきましょう。
今回は、
「“約数の総和”関連としては新傾向」
の問題なので、しっかり対応できるかチェックしておきましょう。
【問題】
2025の正の約数のうち、3の倍数の総和をS、5の倍数の総和をTとする。S-Tの値を求めよ。
【解説】
まず、
「」
と素因数分解したら、
「2025の約数の総和=U」
とすると、
「S-T=(U-31)-(U-121)=90」
と、
「“総和の計算”自体を行う必要はなく」
簡単に求められるところがポイントですね。
(※参考 : U=
)
なぜなら、
「3の倍数ではない約数の和
=」、
「5の倍数ではない約数の和
=」
という計算だけしておけば、答えを導き出すことができるからですね。
(※全約数の集合で
「“3の倍数”と“5の倍数”をベン図で描いてみる」
と理解しやすくなると思います。)
ところが、ある過去問集の“模範解答”では、
「3の倍数の和と5の倍数の和を各々求める」
という面倒な計算をした上でS-Tを求めていました。
「慎重に物事を一つずつ進めていくこと」
は大切な姿勢ですが、
「簡単な方法があるにもかかわらず手数の多い方法を選択」
してしまうと、
「入試では“大切な時間を消費”してしまう…」
ことになると共に、
「手数が多い分“ミスを犯す機会も増えて”しまう…」
という
「負の側面」
も考慮しなくてはなりません。
「無駄な計算を省く」
ことは、
「ミスを減らすことにもつながる」
という“鉄則”を肝に銘じておきましょう。
[追記 2025/8/9]
ここで、上記の問題を解いた流れで、
「是非取り組んでもらいたい問題」
を取り上げておきます。
何はともあれ、まずは解いてみてください。
【問題】
自然数nを素数の積で表したとき、素数2と3の個数の和を<n>で表すものとする。
(※例えば、
60=2×2×3×5なので<60>=3、
7は2と3を素因数に持たないので<7>=0
である。)
このとき、
「<n>=0となる2025以下の自然数nの個数」
を求めよ。
もし、
「悩んでしまった…」
のであれば、
「取り組んでみた甲斐があった」
と前向きに捉えましょう。
【解説】
まず、
「2025を素因数分解」
して考えていこうとすると、迷路に迷い込むことになったかもしれません。
「この設問の意味」
を冷静に考えると、要は
「2の倍数でも3の倍数でもない2025以下の自然数の個数」
を問うていることに気づけると思います。
とすると、
「2025を素因数分解する必要はない」
ことは明らかで、
「2025以下の2の倍数→[2025/2]=1012個」「2025以下の3の倍数→[2025/3]=675個」
「2025以下の6の倍数→[2025/6]=337個」
(※ [ ]はガウス記号)
を求めれば、後は機械的に計算できますね。
∴ 2025-(1012+675-337)=675個