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男は狼なのよ🎶ならぬ音楽家は狼なのかもね🎶

    繭羅の感想

    小学生の頃からピアノを習った。
    先生は高校か中学の音楽の先生だった。
    先生の自宅の一室にピアノがあり、若い男の先生で赤ちゃんをいつもあやしていた奥さんがいた事を覚えている。

    優しい先生だったが後で親から聞いたところによると愛人がいたらしい。
    田舎だからそういう話は皆さん共有は携帯がなくてもちゃんとできた。

    親が転勤して少し都会の中学に入り
    そこでも親が何処で勝手にピアノの先生を見つけて来た。
    結構有名な先生で生徒になるのは難しいらしかったが、とりあえず生徒になった。

    この先生は厳しい先生で
    間違えたり、指遣いがおかしければ
    横から手を叩かれて、
    いつも目に涙を溜めながらレッスンを受けた。
    そいつは横からそんな私を覗き込んで
    喜んでいたように思う。

    そいつには高校生になるまでレッスンを
    受けていたが、ある日レッスン中に
    膝の上に座らせようとしたので
    辞めさせていただいた。

    同じ頃、親が声楽も習ってみれ、と
    言うので習いに行っていた。

    この先生も高校の音楽の先生だった記憶があり、
    愛人がいたと聞いた記憶あり。
    声楽では歌うより、
    この音を音符にしれと先生がピアノを
    弾いた曲を楽譜に書かされるばかりの
    レッスンで全く訳ワカメちゃんだったので
    辞めた。絶対音感は自分にはない事は
    自覚できたという収穫はあった。

    又、転勤になって今度は田舎。

    母親が何処からか見つけてきたピアノの先生を
    してますと言う男に会い、そこに行けと言うので、高校の時に通った。

    どうも初めから変だった。まず曲がいっこうに
    進まない。同じ曲ばかり弾いていて
    先生が見に来ない。時には私より少し年上の
    高校生らしき人が先生の代わりをしていたり。

    先生からまともな指導を受けた事がない。

    変だ変だと思っていたら、そのうち、
    最初の頃はいた先生の奥さんが居なくなった。

    どこ行った?と思っていたら先輩から
    奥さんは出て行って、先生には愛人がいると
    聞かされ、更にこの男はピアノは弾けないと
    衝撃的な事をきかされた。
    完璧詐欺野郎だった。

    これを聞かされた頃、又親が転勤になり
    高校の寮に入る事になって、
    ピアノの練習を高校の音楽室でしている事を
    この詐欺野郎に言った。

    「先生の家から高校に通いなさい。
    親には内緒で。」
    と言ってきた。
    勿論、すぐ親に言って、教室は辞めた。

    私のピアノの先生は皆んなこんな感じ。
    偶然でしょうか?

    何処かで聞いた話。
    音楽家は夢見がちなんだって。

    夢見がちの男達のおかげで、すっかりピアノは嫌いになった時があった。

    親もなんでここまで私に期待したのか。

    昔、神童。今は普通の人はこうやって作られる。

    (尚、これは、半世紀前、さらに沢山いるピアノの
    先生の一部、且つ私の感想ですので
    現在の音楽関係の方においてはその限りでは
    無いと、ご理解いただければ
    私も炎上を免れますので宜しくお願いします)



    #創作大賞2026 #エッセイ部門

     
     
    63歳、保育士、乳がん骨転移、趣味過多、 色々困った父との葛藤、家族との色々、夫との色々、子育て、孫との関わりなどなどなんでも書いてみます。 興味がある方、読んでみて下さいね。

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