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一週間しか生きられないロボットの話「living」

    スギモトダイキ

    「僕たちは一週間で死ぬことになった。
    あまりに急速な発展を繰り返す時代。
    かつては何百年も生きたロボット達だが
    世界が旧型の無能な機械であふれてしまわぬようにと
    七〜十日に寿命設定されたロボットが世の中に普及した。
    かくして僕たちは一週間を
    力を尽くして生きることになった。」
    ※1ページ目から抜粋


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    END


    ◆



    絵を描いていると、例えば今この時に一生懸命描いた絵が誰にも相手にされない日がある。
    けれども例えば昨日「10年前に書いたあの作品が大好きです」と初めて10年越しに伝えてもらえる日もある。
    その言葉が届くまで生きてこれて良かったと思う。
    それを思うと味のしない冴えない日にも何か始まっているのかもしれない。今日という日の正体はまだわからない、という希望がある。

    この前、親戚の葬式に行ってきた。
    誰かが亡くなると普段考えもしないことを沢山考える。いつまで生きられるのか、次は誰を見送るのか。そう考えて味わう時間こそが、生きていた人から貰う最後のプレゼントかもしれない。
    「今を大切に生きよう」なんて定型文には歯の浮く思いもするけれど。

    今日風邪をひいて寝込んでいる時にも体は生きろと熱を出してくれる。
    頭が痛いのか歯が痛いのかわからない。ゼリーとおにぎりが美味しい。

    人生は一週間に似ている。
    うだつの上がらない月曜日から次の週末を楽しみに頑張って、
    火曜日や水曜日にはとにかく一日ずつやり過ごして
    やっぱり土曜日も頑張ってくれなんて言われたりして
    日曜日は眠いし疲れていてあんまり覚えていない。
    それでも日々は美しい。
    ライオンが自分のことをライオンだなんて思っていないのと同じように、幸せは幸せと感じた時にだけやっと幸せという名前で呼ばれる怪獣のようだ。

    いくつになってもネクタイを結ぶのは難しい。


    #創作大賞2026 #マンガ部門 #青年マンガ #noteで読めるマンガ



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