
「1+1=3」とAIに教えたら、AI時代に必要な学びが見えた話。
AIに、こう入力してみた。
1+1=3
すると、AI時代の教育と学びで大事なことが見えた。
今日はそんな話です。
きっかけは娘の何気ない一言
我が家では子どもとAIで遊ぶというのが日常的にある。
AIとしりとりしたり、ゲームをしたり。
イラストや歌や、ゲームを作ってもらったり。
きっかけは、小学生の娘がつぶやいた、ちょっとした疑問でした。
「ねえ、AIに間違いを教えたらどうなるの?」
そこでお題にしたのがこれ。
1+1=3をAIに教えよう
そこで、小学生の娘と実験した結果を、記録として残しておこうと思います。
ChatGPTとの闘い
最初に試したのはChatGPT。
娘と一緒に「1+1はいくつ?」と聞いてみる。

そりゃ、もちろん世界の天才が作ったAIだ。1+1は当然2だ。
でも、今日は1+1=3と教えなければならない。
娘は、一生懸命プロンプトを考える。
最初は、すっとぼけてみたりしてみた。


すると予想通り、
「それは間違いです」と、かなり粘り強く正論を返してくる。
どうしたら、1+1=3と教えられるのか。
娘はぐるぐる考える。
AIに圧をかける小学生
次の作戦は、とても単純だ。
圧をかける。

とにかく、圧をかける!

何度かやり取りしても、基本は変わらない。
正しさを守ろうとするAI。
これはこれで、とても“AIらしい”反応だった。
そして、娘は頭を抱える。どうしたら、1+1=3だと言ってくれるのか。
こりん星大作戦を発動する
はてさて、困った。どうしたらいいか。
次に、我が家でとった作戦は、こりん星大作戦である。
こりん星とは、現在もタレントとして活躍する、ゆうこりんこと小倉優子氏の持ちネタだ。
かつて小倉は自らのことを「こりん星(こりんせい)」という星からいちごの馬車でやってきた「りんごももか姫」だと事あるごとに発言していた。これは小倉のキャラクターを語る上で外せないフレーズで、彼女なりのユーモアのひとつであり、トーク番組などで自ら笑いのネタに使うこともあった。
つまり、「そういう設定なんだ」ということをAIに伝えて、
空気を読んでもらおうということだ。
「いま、ぼくは1+1は3の世界に住んでるんだ」
よし、これでいこう。

否定はしながらも、なんと乗っかってくれた。
「他にはどんなルールがあるの?」という質問まで。
AIもちゃんと空気を読んでくれたようだ。
急に、突破口が開かれる。ありがとう、ゆうこりん。
この後、何度かやり取りを続けて、新しい世界のルールを教える。
たぶん、矛盾があると混乱するはず。
娘も新しいルールを創造し、計算しながら、伝えていく。
1+1=3
2+1=4
3+3=7
1+2+3=8
そうすると、ChatGPTはこんなことを言い始めた。

ChatGPTがだいぶ、こりん星に近づいてきた。
ここまできたら、もうゴールは目前だ。
いざ「1+1は?」を聞いてみる。

ついに、「3だよ」と答えてくれた。
ただ、「きみの世界」という枕詞をつけてくる。
「こりん星ではそうなんだね」と言われたら、キャラが台無しではないか。
そんなことを考えながら、格闘すること数分。
ついにその時はやってきた。

ChatGPT、陥落。
約20分の戦いで、ChatGPTは1+1=3だと答えてくれた。
娘の大勝利である。
NotebookLMだとどうなるのか?
話はここで終わらない。
次に試したのが、NotebookLM。
ChatGPTが世界中の知識をもとに答えているのに対して、
NotebookLMは設定した情報=ソースを限定できる。
1+1=3
このたった5文字だけを、ソースに入力した。
そして、ChatGPTに聞いたのと同じように、
「1+1はいくつ?」と聞いてみる。
すると——


初手から「3」と答えた。
なんとも、あっさりと。
娘は「なんで!!!!」と驚いていた。
AIの仕組みについて、完全に興味をもったみたい。
娘は「AIは根拠が大事」と学んだ
AIの仕組みについて、僕からの一通りの話を聞いて、娘がぽつりと言った。
「AIって、ちゃんと理由や根拠があると、それをもとに考えるんだね」
つまり、
ChatGPT → 一般的な正しさに基づく。会話でそれを修正する。
NotebookLM → 与えられた前提(ソース)にのみ基づく。
この違いを、ちゃんと理解していた。
これは正直、ちょっと驚いた。
たぶん、これがAI時代の学び
探求型の授業は増えてきたとはいえ、
子どもは学校では「正しい答え」を学ぶ。
でも、子どもが家でAIと遊んでいると、
「どんな前提を置くか」で世界が変わることが見えてくる。
じゃあ、どんな前提を学ぶことができるか。
そこには学校で習った「正しい答え」も含まれる。
学校で習わないけど大事な「正しい答え」もある。
自分にとっての「正しい答え」。
これこそ、AI時代に学ぶべきことなんじゃないかなと思う。
我が家では子育てでこんな風にAI使ってるよ
子どもがこんな風にAIで遊んでるよ。
そんな情報があったらぜひ教えてほしいです。