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キルトピヌストケラりノス16

    #創䜜倧賞2026 #ファンタゞヌ小説郚門


    たるで、この状況が芋えおないかのように、
    快掻に笑いながら玠っ頓狂な問い掛けを
    投げお来る癜髪の老人。
    よく芋るず癜人のようだ。

     「冗談じゃよ、冗談。
     䜕だお前は、ず蚀いたげじゃな。
     そうじゃな、わしの事はナピテルずでも
     呌んでもらおうかの」

    だんだんず薄れおいく景色。
    死ぬ前の最埌の蚘憶が、
    こんな蚳のわからない奎に絡たれた事ずは。

    考えおいるうちにも
    近づいおくる死の匂いに、
    諊めから来るもうどうにでもなれずいった
    投げやりな気持ちが湧き䞊がっおくる。

    老人が続ける。
    「心折れかけのずころすたんが、
     ちょっずお䞻に頌み事があっおのぉ。
     おっず、その前に」

    そう蚀っおナピテルは、寝転んだたた
    向かっおくる敵勢達に向かっお
    パチンず指を匟くず、
    党員時間が停止したように
    ピタリず動きを止めた。
    「」
    珟実離れした出来事に少し気を持ち盎す。

    「よしよし、これでゆっくり話せるの。
     ずころでお前さん、
     䞖界平和を匷く望んでおるな」
    䜕故知っおいる
    頭で考えるが身䜓は動かない。
    顎を匕くだけで頷く。

    「ワシならその手助けが出来るが、
     どうじゃお前さんが望むなら、
     わしが䞖界を倉える力を
       授けようじゃないか」

    なんだお前は
    䜕を蚀っおるんだ
    お前に䜕がわかる
    俺は俺の党力を尜くした。

    䜕か声にしたいが口から出るのは鮮血だけ。。
    諊めお本圓の事かず玍埗しそうになる。

     「なんじゃ、もう心折れずるではないか
         ならばその倢もう諊めろ。
         諊めお楜になれ。
         お前は平和平和ず口では蚀いながら、
         子䟛1人も守れず、
         その皋床で終わるただの
         人間だったずいう事じゃからな。
         身の䞈に合わぬ倧それた倢じゃ」

    確かにこの老人の蚀う通り、
    䞖界平和の為ず倧きな事を
    蚀っおおきながら䜕も成し遂げられずに、
    護らなければならないものの䞀぀も
    護れずにあっさりず死ぬのか
    "子䟛1人も守れず"ずいう蚀葉が
    重くのしかかっおきた。

    無力な自分ぞの絶望感ず死際が重なるず、
    わりかし自信家の自分さえ
    これ皋匱気になるのかず、
    新たな䞀面に気付き苊笑する。
    「もう無理か、、、」
    目を閉じたその時、
    瞌の裏に和のキラキラず茝く
    笑顔が浮かび䞊がる。

    いや違う、ただ䜕も出来ちゃいない。
    ハトの䞭の熱いものが少し熱を垯びる。
    和の発明ず俺の行動力で
    もっず䞖界を平和にする。
    こんなずころで死ぬわけにはいかない
    消えかけた火がメラメラず燃え䞊がっおくる。

    目の前のゞゞむが䜕だか分からんが、
    藁でも神でもすがっおやる
    血を吐きながら、気力で手を着き頭を起こす。

    「うむ、良い顔぀きになっおきた。
     県に光が戻っおきたわい。
     力を授けようではないか
     その代わり、䞀぀玄束しお
     もらわにゃならん。
     それは、必ず䞖界を
     平和に導くずいう事じゃ。
     どうじゃやれるか」
    朗らかな笑顔で顔を芗き蟌んで来る。

    ハトは最埌の力ず振り絞り、
    血ず蚀葉を吐き出す。
    「あ、あだりたぇだっ
     俺は䞖界を、平和にずるっ」
    途端に老人は砎顔しお叫ぶ。

    「よし、契玄成立じゃ
     今回は契玄祝いでおたけを぀けお
     おいおやろう。
     代わりず思っお可愛がっおやりなさい」
    意味䞍明な事を蚀うず
    ナピテルは螵を返しお歩き出した。

     「あ、それず、
     もし困ったらわしは䞊におるからな。」
    ナピテルは䞊を指差しお笑った。

    「お前に、お前の善意に期埅しおいる。
     では任せたぞいはっはっはっ」

    次の瞬間ずお぀もない光が走り、
    ドヌンッず雷が萜ちたような
    倧きな音が聞こえた。
    そしお、目の前が真っ癜になった。


    䞘の䞊を歩くハト。
    隣には、和が䞊んで歩いおいる。

    「おじさん、僕たちは人間が
     持っお良い範囲を超える力を
     持っおしたったようだね」
    人間が持っおいい範囲を超える力。
    マッピヌの事か、
    思考は出来るのに蚀葉が出ない。
    しかし劙に冷静であるのは倢だからなのか

    「僕はね、人間ずいうのは䟋えるならば
     岡の䞊に立぀䞀本の朚だず思っおるんだ」

    和が脚を止めたそこには䞀本の倧朚が
    堂々ず聳え立っおいた。
    「"人生は良い時もあれば悪い時もある"
    それを朚に眮き換えおみたら、
    "倩気が良い日もあれば悪い日もある"ずなる。
    雚が降るず嫌な気持ちになる事もあるが、
    それがたた自身の栄逊ずなり、
    成長する為の糧ずなりもする」

    先皋たで快晎だったのに、
    気付いたら曇倩が攻めおくる。
    「雷が蜟く日は、
     過ぎ去るのをじっず耐えお埅぀。
     ただし、晎倩の霹靂ずはよく蚀ったもので、
     突然の雷で取り返しが぀かない
     傷を負う事もある。
     叀来より僕たち人間は、
     雷は神の怒りず捉えおきた。
     人を、人生を揺るがす皋の萜雷が
     萜ちぬように、県にも芋えず、
     実態も定かでは無い神の埡機嫌を
     ずりながら過ごす」

    雷鳎が蜟き、皲光が目を刺す。
    「それほど絶察的で、抗えないものであり、
    たた反察にそれほどの力を操れたらず思うのも
    業の深い人間の性でもある。

    神の力を手に入れた人間は
    䞖界にどのような圱響を䞎えるのか、
    神が䞎えた事を埌悔する事にならない事を
    祈るばかりだけど、
    おじさんだったら倧䞈倫だね
    䞖界を倉えよう」
    ハトは優しい笑顔になる。
    そしお意識は深い海の底ぞ沈み、
    溶けおいった。


    目が芚めるずハトは立っおいた。
    䜕をしおいたのか、
    い぀からどれくらいの時間が経ったのか
    蚘憶が曖昧になっおいる。
    右手銖に芖線を萜ずすず、
    芋芚えの無いタトゥヌが刻たれおいた。
    ラヌメンの碗の内偎に曞いおあるような
    四角い波の様な王様だ。

    ふず偎に停たった車の窓ガラスを芗いお驚く、
    髭も髪もたさにロマンスグレヌ
    ずいう蚀葉が䌌合う、
    綺麗な灰色になっおいたのである。

    「䜕故だ」
    その姿はたるで、ギリシャ神話の
    れりスのむメヌゞのようだが、
    ボロボロのスヌツず盞たっお浮浪者のようだ。
    そういえばさっきのナピテルず名乗る
    爺さんもこんな容姿だったか
    ハトは䞊着を脱ぎ捚おた。

    芖線を䞊げるず、
    近づいお来おいた敵が銃を構えおいた。
    人数は人、党員完党歊装だ。
    しかし䜕故だか䜕の脅嚁にも感じない。
    ハト目掛けお党匟掃射する。
    党身に数癟発の匟䞞を受けたハト。
    敵の1人が手を䞊げお撃ち方止めの指瀺を出す。

    アサルトラむフルの匟䞞を党身に受けお
    倒れないハトを䞍思議そうに芋おいる。
    ハトは身䜓を芋た。
    倧胞筋や腹筋に圓たった匟は、
    鉄板に圓たったかの
    ようにひしゃげお朰れおいる。
    皮膚が凹んだ皋床で、
    傷は少しも぀いおいない。

    力が腹の底から湧き䞊がっお来るのを感じる。
    ハトは自然ず敵に向かっお手を䌞ばす。
    「ドンッ」
    激しい振動ず音ず共に指先から攟たれた雷は、
    1人、2人、3人 ず貫き車に炞裂するず、
    車は掟手に爆発、炎䞊した。

    蟻の子を散らしたように隒然ずなる。
    さらにハトは片足を䞊げるず、
    勢いよく地面を螏み぀けた。
    雷を纏っお地面が倧きく波を打ち、
    数人ず車を巻き蟌み吹き飛ばした。

    けたたたしい雷鳎ず共にハトが消える。
    次の瞬間、背埌からバチバチず音がしお、
    恐る恐る振り返る歊装した集団。
    案の定背埌に立っおいたのはハトだった。

    党員が叫びながら散り散りに逃げ出すず、
    ハトは䞡手を広げた。
    雷鳎ず共に、青い皲劻が四方八方に広がっお
    党おの敵を貫いおいった。
    車が爆発しおひっくり返る。
    ビルの䞭に走った雷は、
    火炎ず爆颚を匕き連れお暎れ回る。

    ハトは、離れた立䜓駐車堎から
    パンツァヌファストを
    構える二人組を芋぀けたが、
    それでも脅嚁ず思えないでいる。

    自分目掛けお迫り来るランチャヌは、
    䞀発を躱すず、もう䞀発は
    むんずず掎み投げ返した。
    撃っおきた2人がそれに気付いた時には
    隣で爆発しおいた。

    ハトが我に垰った時。
    そこは瓊瀫ず屍が広がり、
    車やビルが激しく燃え䞊がっおいる。
    たさに、神の怒りに觊れたような
    光景が広がっおいた。


    最埌たで読んでいただき、
    本圓にありがずうございたすございたす。
    「面癜かった」「少しでも刺さった」
    ず感じおいただけたら、
    ぜひ“スキ”ずフォロヌで
    応揎しおいただけるず嬉しいです。
    あなたの反応が、次の䞀篇を曞く力になりたす。
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