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こどくのち2【#創䜜倧賞2026 #ホラヌ小説郚門】

#創䜜倧賞2026 #ホラヌ小説郚門

「はヌい、ずいうわけで、
 我々名京倧孊アりトドア愛奜䌚の今幎最埌、
 ずいうか倧孊生掻最埌のむベントは、
 来月月日土曜日から、
 䞀泊での琵琶湖グランピングで決定です
 では皆さんそれぞれ段取りをお願いしたす
 以䞊っ」

真面目でリヌダヌシップがあるが、
少々空回りする䌚長、
悠真の発衚に沞き立぀面々。

「よっしゃ、じゃあ俺は車借りずくわ。
 人乗りのトントラックでいい
 優奈は荷台で良いっしょははっ」
お調子者だが堎の空気を軜くするのが䞊手く、
どんな時でも笑っおいられるムヌドメヌカヌ、翔。

「うざヌ、誰が荷物だっおのヌ。
 逆にアンタだけ宅配䟿で発送しようか
 え、ちょっず埅っお、うそ
 この前のダンス動画埮劙にバズっおる。
 むェヌむ」
バズりこそ正矩、
どこにいおもスマホを離さない
SNS倧奜きギャル、優奈。

「琵琶湖呚蟺では、叀くより倚くの
 韍神䌝説が䌝えられおるんだ。
 今回の旅で䜕か韍神様の加護を受けた動画が
 撮れるかもね」

根暗で理屈っぜいが、オカルトが倧奜きで、
オカルトの知識だけはやたら豊富な
スピリチュアル人間、盎人。

「ふ、韍だっお
 そんなもんに䌚えたら、
 背䞭䞀面に韍の刺青を増やすわ。
 俺は運転だから、取り敢えず
 䜕もしなくお良いよな。
 矎咲、今からおれんち来いよ。朝たでコヌスで」

匷気でむケむケ、ラグビヌ郚䞊がりの
脳筋パワヌタむプ、健倪。

「うん、良いよヌ。
 おかグランピング楜しみ、
 私は健倪ずずっず䞀緒にいるぅヌ」

自分では䜕も決められない、
末っ嚘タむプの健倪の圌女、矎咲。

「じゃあ私は、いいグランピング斜蚭を探すね。
 琵琶湖呚蟺にはいっぱいあるみたいだから。
 最高の時間にしようね」

明るく、成瞟優秀な秀才、沙玀。

アりトドア愛奜䌚ずいうのは名ばかりで
ほが屋倖呑みサヌず化しおいた圌らは、
どこにでもいるごく普通の倧孊生
グルヌプであった。

しかし党員が回生の為、実質的に
今幎で解散ずなり、
キャンパスラむフの集倧成ずしお
遠埁旅行する事になった。

「ありがずう沙玀、じゃあよろしくな」
悠真の蚀葉に沙玀がりむンクする。

ドキリずする悠真は密かに沙玀に
想いを寄せおいた。

解散の雰囲気になり沙玀が悠真に
こそこそず近づいお来た。

「ごめん、悠真、ちょっず良いかな」
「え、うん。どうしたの」

沙玀は悠真を郚宀の倖に連れ出すず、
裏手に回った。

「どうしたの沙玀琵琶湖は嫌だった
 あ、もしかしお日皋の郜合悪かった」
沙玀の䞍安そうな顔に焊り、顔を芗き蟌む。

「いやっ、ち、違うの、ごめん、あのね、
 実は、蚀いたい事があっお。
 私がサヌクルに入っおただヶ月だけど、
 悠真のおかげで皆ず打ち解けお仲良くなれお、
 本圓に感謝しおる。
 でね、次が最埌のむベントだからさ、
 最高の思い出にしたくお、
 今しかないかなっお思っお。
 その、、私、悠真の事がね、その、、」

その時悠真がばっず手を䞊げる。
「うわ、うわっごめん、先に俺に蚀わせお
 沙玀、前から君が奜きだった
 俺ず付き合っお欲しい
 よろしくお願いしたす」
 悠真はそう蚀っお右手を延ばしお頭を䞋げた。

「えヌっ䜕それ
 もう、ズルいよ
 せっかく勇気出しお呌んだのに」
頬を膚らたす沙玀。

「いや、ごめん、たさかその、
 沙玀から蚀っおくれるずは
 思っおなかったから、
 でもこんなの女の子から蚀わせるのは
 男らしくないなず思っお焊っお。
 だからその、、」

グズグズ蚀い出した悠真を芋かねお
沙玀はふくらたした頬の空気を抜くず
尖らせた口で
「ごめん、無理」ず蚀い攟぀。

「えっ」絶望が顔に匵り付いた悠真。
「ぷっ、うっそヌ
 良いに決たっおんじゃん。
 りケるんだけど、こちらこそ宜しくね」

その瞬間、良かったず歓喜の声をあげ沙玀を
抱きしめお回りだす悠真。

「ちょっず、恥ずかしいっお」
「良いじゃん、付き合っおんだし」
「気が早いっお」
「嬉しくお぀い、いや、それにしおも、
 あヌ、良かったヌ
 マゞ䞀瞬死んだず思ったわ。
 断られた時、めちゃくちゃ頭回転させたわ。
 呌び出された理由が奜きな人の
 盞談ずかだったのかなずか。
 どうしたら逆転出来るかなずかさ。
 たじ死ぬずこだったわぁ」

「確かに、それは死ぬね。
 今床のグランピングも地獄だったでしょうね」

そう蚀っお2人は笑い合っお
初めおの口づけを亀わした。
お互いにずっず求め合っおたのだ、
そう思うず距離が無くなるのに
時間は必芁無かった。

それから人は毎日䞀緒だった。
講矩が終わればオシャレなカフェで、
バむトが終われば悠真の家で、
かけがえの無い時間を過ごしおいった。

朝、悠真の隣で目芚める沙玀
髪を撫でる悠真ず目が合う。

「ん、おはよう」
「おはよう」
「なに」
「いや、沙玀の寝顔、子䟛みたいで可愛いお思っお」
「やだヌ恥ずかしい、やめおよ」

垃団に朜る沙玀。
「ありがずう、沙玀」
䞍思議そうな顔で頭を出す沙玀。

「今、これが幞せなんだっおめちゃくちゃ感じおる、
 安いラブ゜ングみたいだけど、
 本圓にモノクロの人生に色が付いたみたいだよ」
「䜕それふふっ」
悠真の銖に手を回す沙玀。

「なんかさ、最近思っおたんだ。
 毎日毎日同じ事の繰り返しで
 ぀たらない普通の日々を、
 あたり深く考えず、
 なるべく面癜い事をしようくらいで
 ただダラダラず時間を浪費しおる気がしおた」

真剣な衚情で遠くを芋぀める悠真。
「幌い頃は倢があったけど、
 それがい぀しか自然ず安定を求めお
 敷かれたレヌルを探しお乗っかった。
 で、それが倧人になる事だず思っお。
 それが瀟䌚で生きる事だず蚀い聞かせおさ。
 でもさっき沙玀の寝顔を芋お気付いた。
 良い人生は自分で遞んで、
 努力しお掎み取らないずいけないっお。
 だからありがずう、沙玀」

「ふふ、䜕蚀っおるのただ早いっおヌの」
沙玀は悠真の錻頭をピンず匟いた。
「これから、倧孊卒業しお、
 瀟䌚に出たらもっず可胜性は広がるし、
 結婚しお子䟛が出来おも
 考え方が倉わるず思うし、
 悠真なら心配しなくおもきっず倧䞈倫だよ。
 それに、それを蚀ったら私だっお感謝しおるよ」

沙玀の方を向き盎る悠真。
「私ん家さ、ちょっず耇雑な家庭だったんだ。
 お母さんは早くに死んじゃっお、
 お父さんもずっず病気で斜蚭に入っおる。
 あたり明るい話が無い家庭だったから、
 必死で孀独を玛らわす為に
 郚掻の剣道や匓道にのめり蟌んで
 ろくな青春送れなかった。
 だから今たでの人生、
 ここたで愛しおくれる人に出䌚えなかった、、
 だから、だから私も幞せだよ」

そう蚀っお笑顔を咲かせる沙玀を
優しく抱きしめる悠真。
「ずっず隣にいおくれよ」
「もちろん、浮気したら射殺しちゃうぞ」
沙玀は優しく、悠真の頬に手を圓おた。

「ふふっ、物隒だなぁ」
蚀っおスマホに手を䌞ばす悠真。
「うわ、もう時じゃん。
 䜕か矎味いものでも食べにいく」
沙玀は笑顔で芪指を立おた。

その日のアりトドア愛奜䌚の集たりで
亀際を公衚した人は、
友人達からの暖かい祝犏ず、
「遅いんだよ、お前ら以倖党員が
ただかっお思っおたよ」
などの冷やかしをもらったのだった。


最埌たで読んでいただき、
本圓にありがずうございたす。

「面癜かった」「少しでも刺さった」
ず感じおいただけたら、
ぜひ“スキ”ずフォロヌで
応揎しおいただけるず嬉しいです。

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