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芋出し画像

ベテルギりス Phase

    Phaseよこせ

     さっきは雚ですべっおしたった。
     今床はちぎっおやる。
     りィング田村瞬はボヌルを持った右手に力を蟌めた。

    ──────────────

     今床こそ、ずいう思いが県前に迫るりィングから䌝わっおくる。巊右のステップに振り切られぬよう、緎はさらに䜎く身をかがめ、重心を现かく巊右に振り分ける。
     巊、右、巊
     腰からやや䞋ぞ、タックルを仕掛ける。
     䟋によっお、ボヌルを持っおいない手で緎の肩口をグむグむ抌しおくる。手が倖れそうになる。歯を食いしばりこらえる。
     りィングの党身の筋肉にさらに力がこもるのが手から䌝わっおくる。肩口を抌し蟌む力が増した。
     やっぱりダメか。
     その時、省吟の顔が浮かんだ。
     初緎習の時、あぶれおいた緎ずペアを組んでくれた。わからないこずは䜕でも芪切に教えおくれた。緎習の埌、ノックオンで䞊んでご飯を食べた。

    「そろそろ芪が「勉匷に集䞭しろ」っおうるさくおさ。だからラグビヌは䞭孊たで」

     負ければ、省吟ずのラグビヌはここで終わりだ。
     それでいいのか
       いやだ。
     心の奥底、小さな炎が爆ぜる。
     その炎がゆらめき、口のようなものが開き、こう蚀った。
    「燃料をよこせ」
     小さく間を眮き、炎はさらに続けた。
    「ここで、終わっおいいのか」
     いやだ  。いやだ、いやだ、いやだ
     その瞬間、小さく燻っおいた炎が燃え䞊がった。
     党身に力を蟌め、抌し蟌たれた手をはね返す。驚いたようにりィングがバランスを厩す、䞡腕に力を蟌めおピッチに向けお倒した。
     タックル成功。
     客垭が䞀瞬静たり返る。
    「緎、すぐ立お 立っおボヌルを奪え」
     どこからか、久我の声がする。
     そうだ。りィングは倒された驚きから立ち盎っおいない。すぐさた立ち䞊がり、その手から力を蟌めおボヌルを奪い取る。
    「タヌンオヌバヌだ」
     客垭で誰かが叫んだ。
     あのりィングにボヌルが枡るこずは、圌らにずっお必勝パタヌンだったのだろう。Sラグビヌスクヌルの陣圢は、ただ十分に敎っおいない。
     小さな油断。そこに肩口を突っ蟌んで突き砎る。前方巊手にぜっかりず倧きなスペヌスが広がっおいた。
     走る、走る、走る。メヌトルラむンを超える。トラむラむンがハッキリ芖界に入る。
     その時、右偎から衝撃を受けた。あのりィングだった。
     あそこからここたで远い぀いおきたのかよ。
     緎の䜓ごず、タッチラむンの倖ぞ抌し出そうず、圧力をかけおくる。
     緎は右手で盞手の肩口を抌し蟌む、足は止めない。䞀歩でも前ぞ。タッチラむンはすぐ暪、トラむラむンは目の前だ。
     緎は前方に飛び蟌みながら、ボヌルを持った手を䌞ばす。
     二人が折り重なるように倒れ蟌む。
     トラむか、タッチを割ったか。
     䞻審がのぞきこむ。今床は右手を䞊げ、倧きく長い笛を吹いた。
    「トラむ」
     すぐ隣でりィングが、雚で濡れた芝を拳で叩いおいる。
     緎はゆっくり立ち䞊がり、トラむを決めた手で口元を拭う。
     鉄錆の味がした。
     タックルをした時、口の䞭が少し切れたらしい。
     それでも、湧き䞊がっおくる衝動を抑え切れず、緎は叫んだ。
    「ぁぁぁあああああああああああああああああ」
     客垭から倧きな歓声が䞊がった。

    Phaseに続く


     

     
     
    11幎半『報道ステヌション』を担圓した元攟送䜜家┃ う぀になっおたしたが、サむクリングで回埩┃睡眠時無呌吞症候矀SASに眹患┃おりたたみ自転車ずアニメず艊これが奜き嫁艊は加賀さん

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