【イヤイヤ期】着替えを嫌がる2歳児に。叱る前に試したい声かけ3選
はじめに
「着替えない!」と床にひっくり返る2歳児。
家を出るまで、あと10分しかない。
そんな朝、ありませんか?
朝のたった数分で、私たち親の心はすり減りますよね。
私はアナウンサーで、キッズコーチングアドバイザーです。
言葉の仕事をしているのに、わが子には届かない。
正直、落ち込んだ朝も何度もありました。
でも声かけは、ちょっとした言い換えで変わります。
この記事では、2歳の息子との朝で効いた声かけを3つ紹介します。
明日の朝から、すぐ使える内容です。
1. 着替えを嫌がる2歳児には「理由」がある
着替えを嫌がる理由は、1つではありません。
主に4つの理由が考えられます。
暑い・寒いなど、環境の理由
遊びをやめたくない、気持ちの理由
ボタンや袖が難しい、技術の理由
なぜ着替えるのか分からない、理解の理由
さらに、生地がチクチクするなどの感覚の理由もあります。
たとえば、朝の室温が低いだけで嫌がる日もあります。服ではなく、状況が嫌なこともあるのです。
つまり「イヤ!」の中身は、日によって違います。
2歳は、自分で決めたい気持ちが育つ時期です。
でも、困った理由をまだ言葉にできません。
だから大人が、気持ちの出口を用意してあげる必要があります。
私が実際に使っている声かけは、この3つです。
選べる声かけ「どっちにする?」
手伝い方を選ぶ声かけ「袖だけ持つ?」
見通しを渡す声かけ「着替えたら、次は?」
どれもシンプルですが、出し方にコツがあります。
使い方を間違えると、拒否が強まることも。
具体的な手順とNG例をお伝えします。
2. 声かけ①「どっちにする?」2択で着替えの主導権を渡す
1つ目は「青と黄色、今日はどっちにする?」です。
服を選ぶ場面で、選択肢を2つだけ見せます。
手順は次の3ステップです。
服を2枚、子どもの目の前に並べる
「どっちにする?」と1回だけ聞く
指差しで選べたら「決めたね」と返す
ポイントは、選択肢を2つに絞ることです。
3つ以上だと、2歳児は迷って止まりがちです。
言葉で答えられなくても大丈夫です。
指差しや、服を手に取るだけでも「選んだ」です。
NG例は「何を着たいの?」という聞き方です。
答えの範囲が広すぎて、かえって困らせます。
泣いている最中に、何度も聞き直すのも逆効果。
興奮中は、説明が届きにくいと言われています。
まずは安全を確保し、落ち着くのを待ちましょう。
わが家では、前の晩に2枚を用意しておきます。
朝に服を探す時間が、ほぼ0分になりました。
ただし、2択は万能ではありません。
「選ばせれば半分解決」とよく聞きます。
でも、それを示すデータは見当たりませんでした。
選べても嫌がるなら、別の理由があるサインです。
3. 声かけ②「袖だけ持つ?」着替えの手伝い方を選ばせる
2つ目は「自分でやる?ママは袖だけ持つ?」です。
「自分で!」と言うのに、うまく着られない。
そんな時に使う声かけです。
「自分で選ぶ」と「自分で着る」は別の力です。
袖を通すには、細かい動きが必要だからです。
選ぶのは子ども、難しい所は大人と分けましょう。
手順は次の3ステップです。
「自分でやる?袖だけ持つ?」と聞く
大人は袖口やズボンのゴムを持って支える
最後の1動作だけ、子どもに任せる
たとえばズボンなら、ひざまでは大人が上げます。
腰まで引き上げるのは、子どもの役目です。
最後を自分でやると「できた!」が残ります。
NG例は、黙って全部着せてしまうことです。
早く終わりますが、気持ちが置き去りになります。
逆に、全部やらせて待ち続けるのも大変です。
4. 声かけ③「着替えたら、次は?」嫌がる日の見直し方
3つ目は「着替えたら、次はどっちにする?」です。
着替えの「その先」を見せる声かけです。
2歳児には、今着替える理由が分かりにくいもの。
遊びの途中なら、切り替えはなおさら大変です。
手順は次の3ステップです。
5分前に「もうすぐお着替えね」と予告する
「着替えたら、公園と図書館どっち?」と聞く
着替えたら、選んだ予定をすぐ実行する
大事なのは、交換条件にしないことです。
「着替えないと公園なしよ」は脅しになります。
楽しみを見せるのが目的です。
それでも嫌がる日は、原因を見直します。
寒くない?→部屋や服を温める
チクチクしない?→素材やサイズを変える
難しくない?→伸びる服に替える
声かけより、服や環境が原因のこともあります。
効果は、成功した回数で測らなくて大丈夫です。
泣く時間が短くなった。袖1本を自分で通せた。
そんな小さな変化を、メモしてみてください。
わが子に合う方法が、少しずつ見えてきます。
極端に嫌がる時や、肌荒れがある時もあります。
そんな時は、小児科や保健センターに相談を。
まとめ:今夜、明日の服を2枚だけ選んでおこう
着替えを嫌がるのは、わがままではありません。
暑さや素材、難しさなど、理由があるサインです。
今日の声かけ3つを、おさらいしますね。
①「どっちにする?」で選ぶ力を渡す
②「袖だけ持つ?」で手伝い方を選ぶ
③「着替えたら、次は?」で見通しを渡す
まずは今夜、明日の服を2枚だけ並べてください。
朝の準備が、1つ確実に減ります。
完璧な朝じゃなくて大丈夫です。
1日1回の「できた」を、一緒に増やしましょう。
参考
