越後湯沢から長野方面へ。帰り道、どの道を走ろう?
新潟旅行を計画していて、最後に迷ったのが帰り道です。
越後湯沢から長野方面へ向かうのですが、最初は、
「まあ、高速道路を使って帰ればいいかな」
くらいに考えていました。
ところが、地図を眺めながら調べていると、いろいろな道がある。
しかも、それぞれに面白そうな場所がある。
「せっかくなら、帰り道も楽しんでみようかな」
そんな気持ちになってきました。
信濃川・千曲川をたどる道
まず気になったのが、信濃川・千曲川沿いを走るルートです。
新潟県では信濃川、長野県に入ると千曲川。
名前は違うけれど、同じ川です。
「へえ、そうだったのか」
そんなところから興味が湧いてきました。
さらに調べると、津南には信濃川が長い年月をかけてつくった大きな河岸段丘があります。
単なる川沿いの景色ではなく、何万年、何十万年という時間をかけてできた地形だと知ると、ちょっと見方が変わります。
「これは車から眺めるだけでも面白そうだな」
と思いました。
さらに飯山。
寺や仏壇店が多く、「北信濃の小京都」と呼ばれる町です。
小布施まで行くと、今度は葛飾北斎。
北斎は晩年に小布施を何度も訪れ、祭屋台の天井絵などを残しています。
「北斎って、こんなところにも来ていたのか」
と思うと、急に小布施が気になってきます。
川をたどって帰るだけのつもりだったのに、地形、古い町、北斎と、次々に寄り道したくなる場所が出てきました。
これはこれで、かなり楽しそうです。
妻恋・浅間の高原を走る道
次に見つけたのが、妻恋・浅間方面。
ここで気になったのが「パノラマライン」です。
約34kmもある高原の道路。
「34kmも高原を走るの?」
地図で見ると、かなり気持ちよさそうです。
山道を必死に運転するというより、高原の広い景色の中を走ること自体を楽しむ道という感じがします。
さらに浅間山周辺には、鬼押出し園があります。
浅間山の噴火によって流れ出た溶岩が固まってできた、独特の景観です。
「山を見るだけじゃなくて、山が昔噴火した跡まで見られるのか」
と思うと、これも寄ってみたくなります。
そして妻恋といえば高原キャベツ。
今回は農産物を買うことが目的ではありませんが、こういう土地を実際に車で走ってみると、
「この広い高原で、あのキャベツが作られているんだな」
と、普段スーパーで見る野菜とは少し違って見えるかもしれません。
何より今回は車旅。
「ここは、走ってみたい」
という気持ちが強くなりました。
群馬から長野へ、中山道をたどる道
さらに調べていると、中山道も候補に入ってきました。
中山道というと、私はまず木曽や奈良井宿を思い浮かべます。
でも、今回調べてみて初めて、群馬県から長野県へ入っていく中山道もあることを意識しました。
碓氷峠を越え、軽井沢、佐久、小諸方面へ続いていきます。
「中山道って、こんなところからつながっていたのか」
これはちょっと意外でした。
しかも途中には、上野国一宮の貫前神社があります。
ここは普通の神社と少し違います。
本殿が参道より低い場所にある「下り宮」で、普通は参道を上って本殿へ向かうところ、その逆になっています。
「一宮なのに、こんな珍しい造りなのか」
神社好きとしては、これは気になります。
さらに江戸時代の社殿が残り、重要文化財にもなっています。
中山道をたどりながら、こういう神社に立ち寄る。
「これは一度、ちゃんと中山道を走ってみたいな」
と思ってしまいました。
今回は母も一緒なので、宿場町をいくつも歩いて回るのは少し大変。
でも、これは次の旅の候補になりそうです。
高速道路なら迷わないけれど……
もちろん、高速道路を使えば一番分かりやすい。
道に迷いにくいし、時間も読みやすい。
疲れているなら、それが一番いい選択かもしれません。
でも、今回の旅行は車で移動すること自体がかなり大きな部分を占めています。
そう考えると、
「帰り道も、ちょっとくらい楽しんでもいいんじゃないか」
と思えてきました。
調べるほど、選べなくなる?
最初は高速道路で帰るつもりだったのに、調べているうちに、
信濃川・千曲川の河岸段丘を見てみたい。
小布施で北斎を見てみたい。
妻恋の高原を走ってみたい。
浅間山の噴火でできた景色も気になる。
中山道も走ってみたい。
貫前神社にも寄ってみたい。
……あれ?
帰り道を決めるために調べていたはずなのに、行きたい場所が増えてしまいました。
今回は、高原を走って帰る
いろいろ考えましたが、今回は高原を走るルートにしました。
理由はシンプルです。
今回の旅は車での移動がメインだから。
だったら、帰り道くらいは、気持ちよく走れる道を選びたい。
そう思ったからです。
そして不思議なことに、ルートを決めたら、新潟旅行そのものがまた楽しみになってきました。
「帰りはここを走るのか」
と考えるだけで、旅行の最後まで楽しみになってきます。
しかも、調べている途中で、もう次の旅の候補まで見つかりました。
今回行く場所だけでなく、「次はここに行ってみたい」という場所まで増えていく。
旅行って、出発する前から始まっているのかもしれません。
