
『 好きな人がいるの? 』 ── 夫の一言から、私の日常は壊れ始めた
私は夫と別居している
その期間、実に7年
長すぎて、もはや夫でもない
でも私は律儀に
「 別居夫 」と呼んでいる
7年前
夫との関係が変わり始めた
きっかけはいくつもあった
批判覚悟でぶっちゃけると
そのひとつは、私が夫を
尊敬できなくなったことかもしれない
結婚した当初は夢にあふれ
開業を視野に入れていた夫
ところが
計画は甘く、借金だけが残った
まずここで
尊敬の念が少しずつ崩れ始める
家事、育児はカンペキだった
だから余計に
自分の気持ちの変化に戸惑った
気がつくと
少しずつ話が合わなくなっていた
会話していても
以前のようなワクワクがない
気付けば
子どもの話しかしなくなって
2人でいることが苦痛になってきた
嫌いだったわけじゃない
でも、一緒にいても心が動かない
ある日
2人でランチをした
久しぶりの2人きりの時間なのに
会話が続かない
沈黙ばかり流れ
無理やり子どもたちの話をする
でも
何かしっくりこない
そのとき、ふと
「 この人と、老後ふたり… 」
と想像した
ゾッとした
「 無理… 」
そう思ったことを
いまも鮮明に覚えている
そんな時
大学時代の友人たちと
集まる機会があった
経営者、外資系、後継者…
みんなの話を聞いていると
心からワクワクした
帰ってきた私から
そのワクワク感が
あまりにも滲み出ていたのか
夫の尋問が始まった
「 好きな人がいるの? 」
もちろん、そんな人はいない
でも別居夫のなかでは
私の「 してもない浮気 」が確定した
そこから半年間
真夜中にたたき起こされ
始まる尋問
行動の監視
別居という脅し
別居だけは避けたくて
必死に耐えた
そのうち夫はなぜか
私のお金に執着し始めた
キャッシュカードを渡せと
子どもの前で暴力に出た
私に暴力をふるったことより
それを子どもに見せたことが
どうしても許せなかった
私はもう、限界だった
「 同じ家で暮らすことは
もうできない 」
そう決めて
別居することを選んだ
尋問からの半年
そして別居からの数ヶ月
強烈なストレス
急に始まった別居
完全ワンオペ
変わらぬフルタイム
その頃の記憶は、あまりない
それでも
あれだけ避けたかった別居を
選択して正解だったと今は思う
あのまま同居していたら
きっと私も子どもたちも壊れていた
ことの始まりは
私が夫を
「 尊敬できなくなった 」こと
暴力をふるわれるなんて
「 地獄のはじまりだ 」と思ったし
人生終わったと思った
でも違った
振り返れば
あの日は人生が終わった日じゃなく
新しい人生が始まった日だった
過去は変えられない
でも
過去の意味は変えられる
終わった…と思ったあの日の私に
「人生は思っていたより大丈夫だよ」
そっと伝えてあげたい
あとがき
ここまで読んでくださって
ありがとうございます
この出来事は
私の人生の中でも
一番苦しかった時期です
でも7年経った今
こうして振り返って
文章にできるようになりました
私はこの経験を
「つらかった話」として
終わらせたいわけではありません
あの日の出来事が
どうやって
今の私につながっているのか
その過程を書くことで
どこかで苦しんでいる誰かが
「私も大丈夫かもしれない」
そう思えるきっかけになったらと
願っています
7年前の私は
この先また笑える日が来るなんて
思っていませんでした
だから
今つらい渦中にいる人へ
今は信じられなくても大丈夫です
『人生は、思っているより大丈夫』
私はそう信じています
私のnoteではこれからも
別居までの出来事や、その後の暮らし、
心の変化も少しずつ綴っていきます
また次の記事でもお会いできたら
とても嬉しいです♡
