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ひきこもりの定義

    来年二十歳になる娘は、HSPで絶賛ひきこもり中。

    今年の春、まわりの子たちが高校を卒業してそれぞれの道へ進む中、自分だけ前に進めていない不安と焦りで壊れそうになっていた彼女。

    でも、お友達から電話がくるたびに笑顔で「おめでとう」「よかったね」って伝えていた。

    その苦しい気持ちの深いところまでは本人じゃないとわからないだろうけど、とてもつらかったと思う。

    学生時代の友達との付き合いで、娘がどれほど傷つきながら笑ってきたんだろうって、HSPのことを知れば知るほど胸が痛くなる。


    昨日、そんな娘が「なんかさ~」と話しかけてきて。

    「たまに県外に住んでいる友達に会おうって言われるんだけど。

    ひきこもりだよって言ってるのに、大きい駅で待ち合わせしようって言われたり、県外まで来てって言われるんだよね。

    その人たちも自称ひきこもりって言ってるけど、外に出れたり仕事に行けてるならひきこもりじゃないよね・・・」

    って瞳を揺らしながら不安そうに言ってきた。


    もともとおでかけ大好きなのに、今は家の敷地内から外に出れなくて、アルバイトしたり遊びに出たりしたくてもできない娘。

    そう思うのは当たり前だよね。

    「そうね。外に出れるならひきこもりじゃないね。

    自分の部屋とか家から出たくても出られない子のことをひきこもりって言うもんね。

    私ひきこもりだから、家の前まで来てもらわないと会えない~!ってはっきり言っちゃえば?」

    とあえて明るく返したら、

    「そうだよね!

    今度言われたらそうしてみる!」

    って笑ってくれた。


    事情を知っているまわりの大人が気遣って言う「外に出れそう?」と、同世代の心ないとまでは言わないけれど何気ない「どこまでなら来れる?」は、似てるようで全然違う。

    言葉に込められてる思いって、言われた方、特にHSPの場合は、想像以上に伝わるもんなんだなと改めて思った出来事でした。

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