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🌳コモレビの街🌳 ハリネズミさんが営む䞍思議な本屋さん🊔📚

ハリネズミさんは本が倧奜き。

䞀日䞭でも読み続けおしたうくらい倧奜き。

コモレビの街のみんなにも読んでほしくお

あらゆるゞャンルの本を集めお、

自分でも読んで、楜しんで、

本が増えお眮き堎所がなくなるたびに、

空間魔法で店内を少しず぀拡匵しおきたした。

そう

ハリネズミさんは

䜿い手の少ない【空間魔法】ずいう、めずらしい魔法を䜿えたす。

そしお、その空間魔法には

ハリネズミさんだけが䜿える、いく぀かの特別な力がありたす。

そのひず぀が――

「 拡匵 」。

自分が認識しおいる空間を、ほんの少しだけ広げるこずができたす。

ただし、䞀床広げた空間は元には戻せたせん。

そしお、䞀床に広げられるのは、

せいぜい本棚ひず぀分ほど。

ほんのわずかな空間です。

だけど、そんなこずを長い幎月くり返しおいたら――

小さかった本屋さんは、い぀の間にか、

たるで巚倧な迷宮のような本屋になりたした。

もちろんハリネズミさんは、どこに䜕の本があるのか党郚芚えおいたす。

困っおいるのは、お客さんの方。

今日は垞連客のリスさんがやっおきたした。

「『星降る森の冒険譚』の本ですか
ありたすよ♪」

「堎所はですね 
奥の階段を階ぞ登っお、巊ぞ進んでもらっお、䞭倮の通路奥の階段で階ぞあがっお  」

「右ぞ12番目の棚の手前の通路で巊に入っお、
15番目の棚から右個めたで進んだ所の
䞊から4段目、右から7冊目です」

ハリネズミさんは、たるで

『そこを右に曲がったずころですよ』

ずでも蚀うように、さらりず蚀いたした。

そんな、ずんでもなく長い道順の説明にも動じず、

「ありがずうございたす」

リスさんは、今日こそはず気合十分です。

「  地図描きたしょうか」

ハリネズミさんは、少し心配そうに尋ねたした。

今日こそは無事にたどり着けるずいいのですが  。

この垞連のリスさんは

なぜか、毎回うちの本屋で迷子になるのです。

「倧䞈倫今日は 」

リスさんは緊匵をほぐすように、ひず぀深呌吞をしお

「今日こそは絶察に迷わないので」

はっきりず、そう蚀いたした。

ハリネズミさんは意気蟌んで店内に入っおいくリスさんの背䞭を

䞍安げに芋送りたした。




20分埌。

「    ここ、どこ」

そこには心现そうなリスさんの姿がありたした。

「たた迷子になっおしたいたした。」

いや。

前に来たずきは、こんな通路あったっけ

「教えおもらった通りに来たはずなのに  おかしいですね。」

なんだかこの本屋さん、来るたびに少しず぀雰囲気が倉わっおいるような気がしたす。

「   たた、広くなっおる」

リスさんは銖をかしげたした。

右を芋おも、本。
巊を芋おも、本。
䞊を芋䞊げおも――本。

たあ  本屋さんだから、本があるのは圓たり前なんだけど  

こんな所に现道あったかしら

なんだか本棚も増えた気がしたす。

「ハリネズミさん、広げすぎですよ。毎回迷子になるボクの気持ちにもなっおほしいです。」

ず、ぜ぀り。

 今日こそは自力で戻る぀もりで、頭の䞭でシミュレヌションもしおきたのに  ボク、垞連なのに   

道には匷い方なのに  

この本屋さんに来るず、

ちょっぎり自信をなくしおしたうのです。

 自信なくしちゃうなぁ。

リスさんは以前、ハリネズミさんに尋ねたこずを思い出したした。

「ボク、これでも郵䟿屋さんなんですよ  
なんでここでは毎回迷うんでしょう」

「さあ  」

ハリネズミさんは銖をかしげお 

「  少し、広げすぎちゃいたしたかね」

ず、申し蚳なさそうな顔で蚀いたした。

ボク、垞連なのに。

それでも毎回、迷子になっおしたう。

「ハリネズミさん ボクたた迷子になっちゃった。はやく助けに来おください。」

なぜか毎回スムヌズに助けに来おくれるハリネズミさん。

どうやっおか、どこにいおも必ず芋぀けおくれるのです。

「いったいどうやっおボクの居堎所がわかるんでしょうか」

リスさんは、ずっず疑問に思っおいたこずをぜ぀りず぀ぶやきたした。

「たぁ、来るたびに迷子になるのは悔しいですけど 」

リスさんは、朚の銙りに぀぀たれた巚倧な空間を芋䞊げたした。

倪い幹に沿っお、䜕段にも重なる本棚。

倧きな枝を枡るように䌞びる通路。

くるくるず幹をめぐりながら、䞊ぞ䞊ぞず続いおいく階段。

芋䞊げた先にも本棚があり、その向こうにも、たた本棚がある。

どこたでが昔からあった堎所で、

どこからが新しく広げられた堎所なのか。

䜕床も通っおいるリスさんにも、もうよく分かりたせん。

しかも、この本屋さんは今も少しず぀広がり続けおいたす。

「本奜きにはたたらない空間なんですよね」

ホントにすごいなぁ。ハリネズミさんの本屋さん。

「本もいっぱいあるし、䞍思議なこずもいっぱいあるし  なんだかわくわくするんですよね」

迷子になっおも嫌いになれない。

むしろ、通えば通うほど倧奜きな堎所になっおいく䞍思議な本屋さん。

リスさんは目的の本棚たで自力でたどり着く事を諊め、近くの本棚から冊の本を手にずりたした。

手に取ったのは――
『迷わないための森歩き入門』。

「    」

「これにしよう。」

「ハリネズミさんがくるたで、この本でも読んで埅っおたしょう。」

リスさんは本棚の脇に腰を䞋ろし、本栌的に読み始めたした。



  時間埌。

「あれリスさんが戻っおこない 」

『今日は絶察に迷わないぞ』っお

そう意気蟌んで入っおいった垞連さんが、

今日もただ垰っおきたせん。

「たた  ですか」

䜕床も通っおいるのに、なぜか毎回迷子になっおしたうリスさん。

ハリネズミさんは慣れた様子で、お迎えに向かいたした。🊔📚


ハリネズミさんには埗意な魔法がありたす。

その特別な力のひず぀――

「 マッピング 」。

自分が認識したこずのある空間を、マッピングできる胜力です。

マッピングされた地図には、

そこにいる人が「点」ずしお映し出されたす。

ハリネズミさんや本に害のない者は、青い点。

そしお――

時には、赀い点で映し出されるこずもありたす。

ハリネズミさんが意識を集䞭するず、

その空間を、地図のように芋るこずができたす。

もちろん、い぀も芋えおいるわけではありたせん。

『芋よう』ず思った時だけ、芋えるのです。

「さお、リスさんは  」

ハリネズミさんが店内ぞ意識を向けるず――

広がる地図の䞭に、ひず぀の青い点が芋えたした。

「リスさん『星降る森の冒険譚』をお探しだったはずなのに  」

「なんでこんな堎所にいるんでしょうか」

ハリネズミさんは、銖をかしげながら、

迷子のリスさんを迎えに行くこずにしたした。


奥の螺旋階段をのがり、階ぞ行くず、

巊手の通路を進んでいきたす。

角を曲がるず、リスさんがしゃがみこんで本を読んでいたした。

「リスさん発芋」

そこには、迷子ずは思えないほど、倢䞭で本を読んでいるリスさんの姿が。

ハリネズミさんは思わず苊笑したした。

「リスさん、迎えに来たしたよぉ」

ハリネズミさんは声をかけたした。

「リスさん、『今日こそは』っお意気蟌んでいたのに  ずいぶん遠くたで来たしたね。目的の本棚には、たどり着けたしたか」

「   店長」

リスさんは、こちらに歩いおくるハリネズミさんを芋お蚀いたした。

「はい」

「たた広げたした」

「‥‥‥あっ」

ハリネズミさんは、ハッずしたした。

぀い最近仕入れた

遠い囜の冒険譚や、珍しい怍物の図鑑、叀い魔法史の本などの

曞籍の山を思い出したした。

届いた時はうれしくお舞い䞊がっお、

本を栌玍する本棚が足りないこずに気づいお、

埗意の【空間魔法】でちょちょいず空間を広げ――

ここ最近、毎日のように拡匵しおいたこずを思い出したした。

 あらら やっおしたいたした 

舞い䞊がっおすっかり忘れおたした。

その結果、本の䜍眮も倉わった事を倱念しおいたハリネズミさんは

リスさんに申し蚳なさそうに、謝りたした。

「リスさんごめんなさい。拡匵しおたのすっかり忘れおたした。」

頭をぜりぜりかきながら、

「䞁床この蟺りを広げたので ボクもうっかりしおたなぁ」

リスさんはハリネズミさんの人柄も、集める本も倧倧倧奜きなので、

たったく怒っおいたせんでした。

むしろお迎えにきおもらう間に他の本も読めお倧満足でした。

困った事は、目的の本以倖にもほしくなっおしたう本が増えるこずです。

「ぞぞぞ、倧䞈倫ですよ。この本も面癜かったですし。時間もあっずいう間でした。」

にこにこ顔で答えたした。


ハリネズミさんはリスさんを目的の本棚たで案内するこずにしたした。

「リスさん、こちらです。ここの奥に移動したんでした。」

リスさんは、ハリネズミさんの埌ろを぀いおいきながら、

思い切っお長幎の疑問を聞いおみたした。

「ハリネズミさん。どうしおい぀も簡単に迷子のボクをみ぀けられるんですか」

リスさんは、広い  ずいうか、広すぎる店内を芋枡したした。

「ずっず䞍思議に思っおたんですよね。い぀もぎったり時間埌には迎えに来おくれお  」

ハリネズミさんはにこにこ顔で振り返っお、リスさんにいいたした。

「ふふっ  䌁業秘密ですよ」

ハリネズミさんは口に指を䞀本たお『シヌ』のポヌズをずっおいたす。

「あやっぱり秘密ですかぁ」

目的の本棚にたどり぀き、

ハリネズミさんは脚立の䞊に立ち、本をずりだしたした。

そんなこんなで、無事に目的の本をゲットできたリスさん。

垰り際、リスさんは振り返っお蚀いたした。

「今床こそ、ひずりでちゃんずたどり着いおみせたすね」

リスさんの意気蟌みを聞き、ハリネズミさんは笑顔で答えたす。

「ええ。お埅ちしおたす。」


次に来た時、リスさんが迷子になるかどうかは――
たた、別のお話。



【蚘事】

【みんフォト♪】

【マガゞン】


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たろっぎ ★ AI×創䜜。たたに暎走。 応揎しおいただけたら・・・ 心の䞭では倧はしゃぎしちゃいたす🥳🎉🎊 倧人なので冷静は装いたす。キリッ