葉が一つ。
枯葉が風で転がって。
小さな穴へ落ちていった。
流れてどこかへたどり着く。
それを横目に、大きな私は、その小さな穴の上を歩いた。
足の真ん中に、その穴が来るように。
到底落ちなさそうだ。
靴の先を入れてみた。
くしゃっ、と。
そんな音がした気がした。
少しも怖くない。
私はそれに、少しの恐怖も感じていない。
私には、その気持ちがわからない。
考える必要もないんだろう。
それができたら、いいな。
日差しが眩しい。
私は、太陽を一直線に見つめた。
それ以外見えなくなるほど、光を放っていて。
残酷だと思った。
目をそらして、網膜に焼き付いた跡越しに、穴を見た。
ちょうど、見えなくなっていた。