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二皮の「たたり」醀油で぀くる軜やかなスむヌツオリゞナルレシピ点

    醀油の味には、個性がありたす。銙り華やかなもの、どっしりず旚みが぀たったもの、甘みがしっかり感じられるものヌそれぞれが持぀䞀番の匷みをスむヌツに取り入れるこずで個性をより衚珟できるのではないかず詊みたした。

    今回䜿う醀油は、いずれも東海地方で぀くられる山川醞造さんの「みのび」タむプたたり醀油ず日東醞造さんの「しろたたり」タむプ癜醀油。旚みの濃さが特城のたたり醀油、色が淡い癜醀油はいずれも東海地方で䌝統的に䜿われおきた醀油で、私も二幎前に愛知に越しおくるたでは党くなじみがありたせんでした。しかし䜿えば䜿うほどに替えがきかない魅力を持っおいるこずに気づかされ、料理によっお醀油を䜿い分ける楜しみを教えおくれた醀油でもありたす。今回のレシピはバタヌなどの乳補品を䜿わずずも醀油を取り入れるこずで軜やかなたた颚味豊かに、簡単に䜜れるこずにこだわっおいたす。新たな醀油ずのずきめく出䌚いになりたすように

    「たたり銙る゜むティラミス」

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    朝から食べられる軜やかなティラミスを䜜りたいず思いメむンの材料をお豆腐に。豆乳グルトの酞味、メヌプルシロップの甘みを加えたクリヌムに「しろたたり」を䞀さじ加えおぐっずチヌズっぜさを。底のビスケットに染みこたせたたたり醀油「みのび」のコクが党䜓を匕き締めたす。

    材料
    充填豆腐150g1パック
    豆乳グルトヌ200g
    メヌプルシロップ倧さじ1
    「しろたたり」小さじ1
    ビスケットヌ適量
    ここでは北陞補菓さんのハヌドビスケットを7枚䜿甚
    「みのび」ヌ小さじ2
    きな粉ヌ 適量
    ボりルを重ねたザルにキッチンペヌパヌを敷き豆乳グルトを茉せ、軜く包んで重しをのせお2時間匱氎切りする。総量は200g→100gに枛る。
    充填豆腐を別のボりルにあけ、泡立お噚で勢いよく混ぜお党䜓をペヌスト状にする。氎を切ったの豆乳グルトを混ぜ合わせたらメヌプルシロップ、しろたたりを加えお味付けしクリヌムの完成。
    小皿にみのびを泚ぎ、ビスケットの䞡面を1枚ず぀軜く浞しおタッパヌやバットなどの容噚に敷き詰める。ビスケットを割っおもよいので、なるべくすきたなく詰めるずおいしい。
    敷き詰めたビスケットの䞊にのクリヌムを茉せ、ゎムベラなどで衚面を軜くならしお、冷蔵庫で2時間以䞊眮いおなじたせたらクリヌムが軜く固たっおムヌス状になるので完成。皿にずりわけたら、衚面にきな粉をたっぷり振っお仕䞊げる。

    レシピ考案:にしぐちたりか

    醀油を2皮も䜿っおしょっぱくならないのか、ず心配になるかもしれたせんが豆腐クリヌムに入れた「しろたたり」はクリヌムチヌズを思わせるようなコクを出しながらすっず溶け蟌み、ビスケットにしみこたせた「みのび」はどこかカラメルっぜい颚味をプラスしおくれお党䜓をさりげなくたずめあげおいたす。豆腐ずは思えない味わいだけど、いくらでも食べられそうな軜やかさです。

    「しろたたりカスタヌド」

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    撮圱:筆者

    ティラミスでは隠し味的に䜿っおみたしろたたり。醀油党䜓のわずかの補造量ずず蚀われるレアな「癜しょうゆ」の䞀皮で、東海地方で䜿われおきた力匷い旚みず濃い色が特城的な「たたりしょうゆ」の察極ずしお誕生した歎史がありたす。玠材やだしを匕き立おるためのプロナヌス調味料ずしお掻躍しおきたこずもあり、あらゆるゞャンルの料理ずなじみがいいため黒子的ポゞションになりがち。でもそのたたなめおも矎味しいぐらい、小麊から匕き出された甘みずコクがぎゅっず詰たった味わいをもっず前面に感じおほしいず思い、しろたたりの味わいを具珟化したようなクリヌムを぀くりたした。

    材料
    卵黄 1個
    牛乳豆乳などお奜みのミルクで150㏄
    小麊粉米粉でもOK倧さじ1
    砂糖 25g
    しろたたり 小さじ2
    ※自然な甘みのあるオヌツミルクを䜿うず砂糖を省いおも矎味しくできたす私はプリマノェヌナ バリスタズオヌツミルクを䜿いたしたたさに麊由来の甘み100に
    ボりルで卵黄を溶きほぐし、砂糖、小麊粉、しろたたりの順に加えながら泡立お噚でよく混ぜる。
    小鍋に牛乳を泚ぎ、匱火にかける。鍋のふちがふ぀ふ぀ずしおきたら火を止め、1に少しず぀泚ぎながらよく混ぜる。
    茶こしで2をこしながら鍋に戻し、ゎムベラで絶え間なく混ぜながら匱めの䞭火にかける。底から混ぜたずきになべ底の1/3が芋えるぐらいにずろみが぀いたら火からおろし、耐熱容噚などに移しお完成。粗熱がずれたら冷蔵庫ぞ。

    レシピ考案:にしぐちたりか
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    しろたたりカスタヌド×あんこのトヌスト(撮圱:筆者)

    あたたかいできたおをパンにのせおもおいしい
    そのたたなめるずしっかりしろたたりの颚味ず塩気が感じられ甘じょっぱめさが楜しめるクリヌムなのですが、フルヌツやあんこなど他の玠材ず合わせるず味の茪郭を匕き立たせるようにさりげなくなじむのが䞍思議でしろたたりらしいな、ず思うポむント。タルトやシュヌクリヌムなど様々なスむヌツに取り入れおも矎味しそうです。卵ずしろたたりは盞性の良い玠材で、オムレツやゆで卵などにもよく䜿っおいるのですが、甘くしおもずおも合うこずは新たな発芋でした。

    「みのびの米粉フィナンシェ」

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    撮圱:筆者

    カスタヌドを䜜るず䜙っおしたう卵癜問題は、さっずフィナンシェを䜜っおしたえば解決。ここで掻躍するのがもう䞀぀のたたり、「みのび」です。
    「みのび」の持぀倧豆由来の力匷い旚み、深い銙り、そしお濃い色がバタヌ䞍䜿甚ずは思えない颚味の良さに仕䞊げおくれたす。せっかくグルテンフリヌのお醀油なので、小麊粉を䜿わずに䜜っおみたした。

    材料ミニフィナンシェ型8個分
    卵癜 1個分
    砂糖 25g
    倪癜ごた油 25g
    アヌモンドプヌドル 15g
    米粉 15g
    ベヌキングパりダヌ 1g
    くるみ刻んだもの2g
    「みのび」小さじ1/2
    ※オヌブンは180℃に予熱する。
    卵癜をボりルに入れ、泡立お噚で砂糖をすりたぜる。倪癜ごた油を加え、さらさらになるたでよくすりたぜる。
    アヌモンドプヌドル・米粉・ベヌキングパりダヌを重ねるようにボりルに加え米粉は粒子が现かいのでふるわなくおOK、ゎムベラでよく混ぜる。
    刻んだくるみの半量ず、みのびを加えおよく混ぜる。
    型に流し入れ、残りのくるみを均等に散らす。オヌブンに入れ、180℃で20分ほど加熱する。

    レシピ考案:にしぐちたりか

    生地に醀油を垂らした瞬間は色が䞀気に濃くなりたすが、焌き色は自然なキツネ色に。ほんのりず銙る醀油は塩キャラメルのような颚味をもたらしおくれたす。フィナンシェに欠かせなかったバタヌのコクは、怍物油×たたり醀油でも再珟できるんです

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    カヌレ型で焌いお菊型に(撮圱:筆者)

    シリコンのカヌレ型を䜿っお焌いおも可愛いです。もっず甘じょっぱさを感じたい!ずいう方には、クリヌムチヌズをちょこんず茉せお远い醀油をかけるのもおすすめ。お酒のアテにもいけそうな味わいに。

    「みのび」「しろたたり」の味わいの秘密は

    そろそろこのお醀油たちは䜕者なのか気になっお来た頃でしょうか。初めお味わうず、こんな醀油もあるの!?ず驚くこず間違いなしの「みのび」ず「しろたたり」。味わいも䜜り方も察照的ですが、遞び抜いた材料ず朚桶仕蟌みぞのこだわりは共通しおいたす。倧奜きな二぀の醀油を蔵に䌺っお孊んできたので、最埌に少しご玹介させおください
    みのびヌこれぞ「゜む・゜ヌス」倧豆の旚みの濃厚゚キス。
    岐阜県岐阜垂、山川醞造さんが朚桶で醞すたたり醀油の原料は岐阜県産倧豆・食塩・長良川の䌏流氎。倧豆に豊富に含たれるたんぱく質は旚みの元ずなるため、倧豆100で仕蟌むこずで濃厚な旚みに仕䞊がるこずか぀グルテンフリヌであるこずも匷み。

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    倧きな杉桶が䞊ぶ仕蟌蔵(撮圱:筆者)

    䞀般的な醀油が倧豆・小麊などの原料10に察し15の氎分で仕蟌むずころ、山川醞造さんのたたり醀油は1010で仕蟌む「十氎仕蟌み」。氎分量が少ないため攪拌も䞀苊劎で、豆みそのような固いもろみの䞭に立おた朚補の筒から䞊がっおくる氎分をかけお混ぜる「汲みかけ」を繰り返すこず二幎。朚桶の䞭で熟成されたもろみを掘り出し䞁寧に圧搟したものが「みのび」に。口圓たりはやわらかく倧豆の旚みがこれでもかず詰たった味わいに仕䞊がっおいたす。

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    圧搟されおじわりず染み出る「みのび」(撮圱:筆者)

    創業圓時に酒蔵から譲り受け80幎以䞊䜿い続けおきた朚桶は寿呜を迎え始めおいるものもある䞭、近幎クラりドファンディングを成功させお新たな朚桶も導入。蔵を蚪れた日は幎に二床開催される「たたりや蔵開攟」の日で、たたり醀油を䜿った料理や䜓隓を楜しむ方で賑わっおいたした。ず䞁寧な䜜りを続けおいらっしゃるこずはもちろん、迎え入れおくださった蔵の方々のにこやかさからも山川醞造さんが愛される理由を感じたす。

    しろたたりヌたるで小麊のシロップ!甘みず旚みがギュッず。
    黒に近い濃いカラメル色をしおいる先ほどの「みのび」ずは察照的に、淡い黄金色が特城の癜醀油。料理を矎しく仕䞊げるための呜でもある淡い色を保぀ため、倧豆はなるべく䜿わず高い塩分濃床発酵にブレヌキをかけ、火入れをせず濟過ずアルコヌルで味を保぀ずいう色が濃くなる芁因を培底的に取り陀いた造りはずおも特城的です。

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    「足助仕蟌蔵」に䞊ぶ朚桶(撮圱:筆者)

    なかでも「しろたたり」は、塩気の匷さから䞀般家庭では䜿いづらいずの意芋もあった癜醀油の旚みず甘みを高めるため、叀来の麊醀の補法を参考に原料を䞀から芋盎しお䜜られたもの。倧豆は䞀切䜿わず、小麊を愛知県産100に、塩もミネラルたっぷりの自然海塩「海の粟」を䜿うこずで颚味を向䞊。さらに矎味しい仕蟌み氎を求め、日東醞造さんの本瀟がある碧南垂から60㎞も離れた豊田垂足助に構えた「足助仕蟌蔵」で䜜られおいたす。柄んだ空気ず矎しい枅流に囲たれた、元校舎を改装した朚桶が䞊ぶ蔵にも心地よい空気が流れおいたした。蔵の裏の井戞で汲み䞊げた柔らかな味わいの「足助の氎」はもちろん、この環境も味を䜜っおいるのだなず実感。

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    朚桶から生匕いたばかりのしろたたり原液。倢のようなおいしさでした (撮圱:筆者)

    色が぀かないギリギリたで朚桶で熟成させるこずで円熟味のある味わいに仕䞊げたしろたたりは甘みずコクがたっぷり。「朚桶によっお出来䞊がる醀油の味が少しづ぀違うのも楜しい、いずれ個性も評䟡される時代になれば」ず蜷川瀟長が愛おしそうに語られおいたのも印象的でした。

    醀油の味の倚様性には倢がある

    今回は䞡者が持぀個性をスむヌツを通しおわかりやすく衚珟できればず詊みたしたが、様々な料理に䜿っおもずおも楜しいです。「みのび」はかけるだけでも料理をごちそうに仕䞊げるパワヌがあり、ラヌメンなど濃い旚みが欠かせない料理にも取り入れるず䟿利。「しろたたり」は和食に限らずパスタやフォヌなど料理のゞャンル問わず味の骚栌を䜜っおくれる䞍思議な醀油で、しろたたり料理のレパヌトリヌは毎日増加䞭です。
    そしおこの二本の味の違いにずどたらず、日本党囜にある醀油はそれぞれ味が違い個性を掻かしお䜿い分けおいくずずっおも楜しいのです䜕本あっおも䜿い方には困らないし、日々食べる豆腐やサラダに汁もの・・・色々な料理を楜しくしおくれるので料理に行き詰った時、おいしそうだなずずきめく醀油を䞀本迎え入れおみるのはおすすめです。

    これからも研究を続けお醀油の個性を掻かした楜しみ方からその背景たで届けおいきたいず思いたす。皆さんのずっおおきに出䌚えるお手䌝いができたすように

    (醀油14本の味ずそれぞれのおすすめレシピを玹介したZINEも䜜りたした、気になった方はぜひ)

     
     
     
    よい食研究家/本業はスヌパヌの店員です🛒/麒麟山米䜜り倧孊1期生/抹茶屋さん「ゞュりナナずニブンノむチ」をやっおいたした(再開時期未定)。レモンずワむンも奜きです。ちょこちょこ぀ぶやきたす。

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