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動物園で、過去と今が交差した日

    久しぶりの動物園で気づいたこと

    次男が小学5年生、
    三男が小学2年生になりました。
    動物園の無料のチケットをもらったので
    久しぶりに、
    子どもたちと動物園へ行きました。

    年間パスポートを持っていた頃が懐かしいです。
    あの頃は
    「また来週も来ようか」
    なんて気軽に言えていたのに、
    子どもたちが大きくなるにつれて、
    なんとなく足が遠のいていました。

    園内を歩きながら、
    ふと立ち止まる場面が何度かありました。

    小さな子を肩車して歩くお父さん。
    童謡を歌いながら、
    動物に指をさして子どもと笑い合うお母さん。
    必死にカメラを構えているのに、
    お子さんはまったくレンズを見てくれない笑

    そんなほほえましい光景。
    妊婦さんの姿も目に入って、
    自分もあんなだったのかな、
    と思いました。

    子どもが小さかった頃のことを思い出します。
    抱っこ紐をして、ベビーカーを押して、
    おむつやおもちゃでいっぱいのカバンを持って。

    両手に誰かがいるのが当たり前で、
    身軽な日なんてありませんでした。

    動物の前に立つたびに、
    「大きいね〜」
    「かわいいね〜」
    「すごいね〜」
    と話しかけながら歩いていた気がします。

    それが今日、三男が
    自分の荷物を持って歩いていました。
    その後ろ姿を見て、
    ふと気がつきました。

    わたし、身軽になったな、と。

    長男は今、国を越えて生活しています。
    もう手を繋がなくてもいい。
    抱っこしなくてもいい。
    寂しいような、嬉しいような、
    うまく言葉にできない気持ちになりました。


    でも今回、
    あらためて気づいたことがあります。

    子どもたちと、
    同じ目線で話せるようになっていました。

    「キリンの舌って何色か知ってる?」
    「しまうまの肌って実は黒いんだって」
    「アフリカゾウとアジアゾウの見分け方、
    わかる?」。

    感じたことを共有して、
    知ったことに一緒に驚く。

    小さい頃の「大きいね〜」とは
    また違う、対等な会話。
    それがこんなに嬉しいものだとは
    思っていませんでした。

    レッサーパンダの話では、
    三男が目を輝かせていました。
    もともと「パンダ」と呼ばれていたのに、
    ジャイアントパンダが発見されてから
    「レッサー(小さい)」がついた。
    シセンレッサーパンダと
    ニシレッサーパンダの2種類がいること。
    どのくらいの高さまで登れるのか、
    なぜ高いところが平気なのか。

    カバはなぜあんなに長く潜っていられるのか。
    日本に生息するクマは
    エゾヒグマとツキノワグマの
    2種類だけだということ。

    そんな話をしながら歩ける日が来るとは、
    数年前には想像もしていませんでした。


    この日は動物たちもよく動いていました。
    春で気候がちょうどいいからか、
    ゴリラがドラミングをしたり、
    ライオンが遠吠えをしたり。
    いつも暑さでぐったりしている
    クマやトラも、
    この日は活き活きとしていました。

    人間が「気持ちいい」と感じる季節は、
    動物たちにとっても同じなんだな、
    と思いました。
    当たり前のことかもしれないけれど、
    そう気づいたときに、
    なんだか動物たちが
    もっと身近に感じられました。


    子どもたちはこれからも成長していきます。
    今はまだこうして一緒に出かけているけれど、
    いつかは一緒に生活することもなくなって、
    こんなふうにどこかへ行く日も
    来なくなるのだろうな、と思いました。

    長男がそうであるように、
    それはきっとあっという間のことです。

    だからこそ、
    今日みたいな何気ない一日を、
    もっと大切にしたいと思いました。
    動物園の帰り道、
    そんなことをぼんやり考えながら歩きました。

     
     

    りま

     
     
    3人の男の子を育てる母です。 転勤族としての暮らし、不動産投資、子どもの留学準備をしながら 「身の丈に合った幸せ」を模索しています。 このnoteでは日常や価値観、経験から得た選択の背景を丁寧に綴っています。 派手な成功談ではありませんが、悩む誰かのヒントになれたら嬉しいです。

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