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芋出し画像

䞀枚の絵が、ひず぀の物語を生んだ。

    嚘が描いた絵を眺めおいたら、私の䞭に物語が流れ始めたした。
    この䜜品は、絵を描いた嚘ず、その物語を曞き留めた芪である私による創䜜です。

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    高校生の嚘が描いた絵

    私は、高校幎生。
    私は䞀䜓䜕者なんだろう。
    高校を卒業したら、䜕者ずしお生きおいけばいいんだろう。
    将来が䞍安。
    䜕もかも䞍安。
    今日お話しした孊校の先生は、今ごろ私のこず、どう思っおいるだろう。
    電車で向かい合っお座っおいた高校生くらいの女の子たちは、私のこず笑っおいたんじゃな いかな。
    怖い、怖い。
    䜕もかもが怖い。
    目を぀ぶっちゃえばいい。

    真っ暗になった。
    ああ、これで䜕も芋えなくなった。
    ん 䜕かみえる。

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    え 黒いハットをかぶったヒゲのおじさんだ。
    おじさんは、「ようこそ、ここは入口だよ」ずうなるような声で蚀っお笑った。
    そしお、おじさんが私の目の前でくるっず回った。
    赀ず黄色のチェックの䞖界が広がる。
    目がチカチカしおきた。
    「ふふふふ」歯を出しお笑っおいるのは、おじさんか
    その口は、あんぐりず倧きくあいお、その口の䞭にはレンコンが入り、その穎の先には竹林 が広がっおいた。
    ぎゅっず目を぀ぶっおみた。
    ぶくぶくぶく。
    そんな音が聞こえおきたず思ったら、私の目の前を魚が暪切った。
    䞍思議なんだ。
    足が生えおいる。
    私もフラフラずその魚のあずを぀いおい私もフラフラずその魚のあずを぀いおいっおみた。
    ミツバチがはちみ぀䜜りの真っ最䞭。
    私もはちみ぀が奜き。
    ちょっず頂こうかな。
    だれも芋おいないよね
    ぎろり
    なんだかものすごく鋭い芖線を感じるけど、気のせい気のせい。
    はちみ぀をなめたら、ちょっず気持ちがふんわりしおきた。
    あ、これは桃の花
    そのずき、突然、私の目の前が明るくなったかず思ったら、鋭い歯が芋えお、気づいたら、その倧きな口から飲み蟌たれおしたったみたい。
    暗い暗い䞖界。
    どこかから「ここはね、アンコりのお腹の䞭なんだよ」ず小さな声が聞こえおきた。
    おんずう虫の芪子。
    「怖くないんだよ。ここにはね、おひさたもお月さたもいおさ、気が向くふらっず出おきお、倖の䞖界のお話をしおくれるの」
    おんずう虫の子どもがそう教えおくれた。
    「おひさたずお月さたっお、䞀緒に出おくるこずはないんじゃないおひさたが沈むからお月さたがのがるんじゃないの」
    私は䞍思議で仕方ない。
    おんずう虫のお母さんは、「ああ、それは思い蟌みかもしれないね。珟に、昚日だっお、おひさたずお月さたは、䞀緒に珟れお、倖の䞖界で起きたちょっず怖かった出来事を、どうやったら面癜い出来事に倉えられるのか、アむディアを出し合っおは倧笑いしおいたね」ず蚀っおいた。
    「そうそう、なかなかアむディアが出ずにいたら、急に䞊の方からシュヌっずカラフルな光が泚いできお、雲さんが珟れたっけ」。
    「そうそう、昚日ずいえば、ちょっず䞍思議なこずがあったよね」い぀の間にか近くにきおいたネコたちが話に加わった。
    「このアンコりの䞖界の仲間に加わったずきにはカメレオンだった子が、成長しおい぀の間にか恐竜になったんだよね。カメレオンっお、成長するず恐竜になるの」
    「思うに、恐竜っおカメレオンよりも誕生が叀いずいうか、昔の生き物じゃないかねえ。それなのに、カメレオンが成長しお恐竜になるっおのは、なんずも理解しがたいねえ」
    ネコたちは、おんずう虫の芪子ず昚日芋た出来事を話すのに倢䞭。
    私は、「ぞえ、そんな䞍思議なこずがここにはあるんだな」ずちょっずワクワクし始めた。
    アンコりの䞭にそんな䞖界が広がっおいるのだずしたら、そこを飛び出しお、さらに、もっずもっず高いずころに行っおみたら、もしかしお、今芋えおいないものがいっぱい芋えおくるのかもしれないな。
    ネコたちからもらった颚船を䜿っお、ぎょんずゞャンプしおみた。
    そうしたら、ぷるんずいう感觊がしお、アンコりの䞭から飛び出すこずができたみたい。
    もっず高く。
    したった、今床は宇宙にきおしたったみたい。
    さすがに宇宙は怖いよ。
    タコになっお、高い空から地䞊を芋䞋ろしおみた。
    少し調子に乗り過ぎたかな。
    地䞊は小さく芋えるだけ。
    䞊に行ったからっお、いろいろなものが芋えるわけじゃないんだな。
    じゃ、今床は氎の䞭に行っおみよう。
    クラゲやチンアナゎ、クマノミに倉身。
    なんだかよくわからない现胞にも
    目をぱっちり開いお芳察しおみた。
    氎の䞭にもひたわりが咲いおいたし、人の間違いを指摘したくおワクワクしながら呚りをじっずみおいるちょっず困った目も光っおいる。
    ありたちは協力しお氎の䞖界に銎染もうずしおいるし、だるたは、なんずかしお人生倧逆転させようずタむミングを芋蚈らっおいるみたい。
    幞せのクロヌバヌを芋぀けながら遊んでいる子も、混沌ずしたカラフルな時間の流れも、キリンず青い鳥が共存する生き物もいお、みんながそれぞれの小さな䞖界を䜜り䞊げおいる。
    私がい぀も生掻しおいる䞖界では出䌚えない人たちが目の前にいる。
    みんな、私のこずを芋おいるようで、だれも私のこずを気にしおいないようにも芋える。
    青ず黄色の顔色をした人が、「ゞュ゚リヌを欲しくないですか」ず聞いおきた。
    私の頭の䞭はぐるぐるぐるぐる。
    たくさんのカラフルなうずが枊巻き始める。
    うずの動きがゆっくりになっおきたず思ったら、目の前には、テレビで芋たこずがある宇宙人がいお「あなたは、だれ」ず蚀っおいる。
    私は、「えっず、はるかです」ず答える。
    するず、今床は、ロボットが珟れ、「はるかさん、あなたには心がありたすか」ず蚀っおいる。
    私は、「心があるかあるず思う」ず答える。ロボットは、「なぜ」ず蚀う。
    私は、「心がなかったら、きっず䞍安に思うこずもないでしょう。私は、い぀も䞍安だから、だから心があるはず」ず答える。
    ロボットは、突然、赀ず緑の暡様になっお消えた。
    パッず赀い花が咲いた。
    目玉焌きずスむカが倧奜物のラむオン。
    そんなラむオンが私の目の前にバッず飛び出しおきた。
    私は、目を぀ぶらなかったの。
    怖くなかったから。
    この䞖界には、それはそれはいろんなものたちが存圚するけど、みんな、それぞれ、いるだけ。
    本圓にいるだけ。
    私の䞖界に䟵食しおくるこずはないんじゃないかなず思い始めおいたのかもしれない。
    そんなこずを思っおいたら、ラむオンは、目玉焌きずスむカずいっしょくたになった。
    ず思ったら、バラバラになっお、现かいパズルになっちゃった。
    「はるかさん、あなたは、さっき䞍安ず蚀った。䞍安っおいうのはどういう意味の蚀葉なのかしら」そんな声が聞こえおきた。


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    倧仏さただった。
    その倧仏さたは、静かに光を攟っおいるように芋えた。
    「䞍安っおいうのは。ああ、どうしようっおいう気持ち。どうしようどうしよう。怖い。どうなっちゃうんだろう。そんな気持ち。」
    私は答えた。
    するず、い぀の間にかそこに集たっおいたいろいろな色をした人たちが、「どうしようどうしよう」ず蚀っお笑った。
    耳をふさぎながら「どうしよう」っお叫ぶ人も。
    癜黒の䞖界で、小さく「どうしよう」ず呟いた人もいた。
    倧の字になっお、堂々ず「どうしようどうしよう」ず歯切れ良く蚀う人も
    いた。
    ぐるぐるぐるぐる。
    「どうしようどうしよう」
    「どうしようどうしよう」
    目の前のケヌキを芋ながら、狛犬さんたちも蚀い出した。
    「どうしようどうしよう」
    倧きなオセロの癜ず黒も、口々に「どうしようどうしよう」ず蚀いながらカタカタ動き出す。
    䞍思議な色の卵たちも、「どうしようどうしよう」ず蚀いながらずきどき䜓をぐらりず揺らす。
    「どうしよう」そのスピヌドが遅すぎお、なんず蚀っおいるかわからなかったけど、目の前をゆっくり暪切るカタツムリもそう蚀っおいるみたい。
    カタツムリが通ったずころには、カラフルな色が線を匕いおいる。
    「さあ、どうしようどうしよう」
    倩䜿の高い声は、ふわふわず空に舞い䞊がっおいく。
    「どうしよう」「どうしよう」「どうしよう」「どうしよう」「どうしよう」・・・
    その声は、最初は消えそうだったのに、どんどん倧きくなっおいく。


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    「あマトリョヌシカ」
    どこもかしこも「どうしよう」の倧合唱。
    響き枡る「どうしよう」を聞いおいたら、ちょっず䞍思議なこずが起きたんだ。
    私は、ワクワクしおきたの。
    「どうしよう」が「どんなこずやっおみよう」「䜕かやったら、䜕が起きるだろう」っおいう蚀葉に聞こえおきた。
    だっお、みんな、すごく楜しそうだったから。
    みんな、すごくカラフルだったから。
    みんな、私を芋お、「さあ、はるかはどうするの」ず、私の次の動きを芋守っおくれおいたから。
    そのずき、地䞋深く、䜕局もの地局を通っお、倧きな蛇ず韍がぐわっお珟れた。
    蛇ず韍は、ずっおもカラフルで、よく芋たら、その䜓をトマトやブルヌベリヌで装食しおいた。
    その背䞭には、キノコたち、アマビ゚、傘子地蔵たちがいお、私を芋おいた。
    私は、みんなが、私の噂をしお笑っおいるなんお思わなかった。
    私はただただみんなに芋守られおいる。
    みんな、私の「どうしよう」をワクワクしお芋守っおるんだ。
    韍の背䞭の最埌尟を芋た。


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    そこにいたのは、レむンボヌずココア 。
    私の倧事な家族。
    レむンボヌは、私が歳のずきに我が家に来おくれた子。
    ココアは、あるお店で出䌚い、い぀も私ず䞀緒にいたのだけど、ある幎の雪が降った日、突然私の元から消えおしたった子。
    でも、い぀も私の心の䞭に居続けおくれおいる子。
    二人が、じっず私を芋守っおくれおいた。
    そのずき、私は、ふず、私が鍵を持っおいるこずに気づいたんだ。
    そしお、目の前に、埋たっおいない぀のピヌスがあるこずにも。
    あれ
    このピヌス、どこにあるんだろう
    私は、思った。
    この空癜のピヌスを埋めるのは、扉なんだっお。
    倧きくお重い扉。
    なかなか開かないず思っおいた扉。
    でも、私は、今、その扉の鍵を持っおいる。
    確かに持っおいる。
    この鍵で扉を開けお、䞀歩螏み出せばいい。
    「どうしよう」っお思っおもいい。
    蚀っおもいい。
    倧䞈倫。
    私は、こんなにもカラフルな䞖界に䜏んでいるのだから。
    どんな色だっお、この䞖界を描く倧事なピヌスになる。
    そんな䞖界を描ける私は、きっず倧䞈倫なんだ。

    #創䜜倧賞2026 #オヌルカテゎリ郚門

     
     
    第二東京匁護士䌚所属/䞊堎䌚瀟瀟倖取締圹/元怜事/公認䞍正怜査士/news 23その他メディア出挔倚数/法教育曞籍執筆、監修/䌁業内䞍祥事察応/セミナヌ講垫/氎戞第䞀高等孊校卒/慶應矩塟倧孊卒業/Authense法埋事務所所属 ※取材、執筆等お問合せもお受けしおいたす

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