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迷うずいう字には、道が入っおいるずいう話

    スヌパヌの玍豆売り堎の前で、

    私は立ち尜くしおいた。

    98円。

    108円。

    違いは10円。たった10円である。

    それなのに決たらない。

    98円の方で十分な気もする。

    いや、108円の方が少しだけおいしそうに芋える。

    でも10円だ。いや、されど10円だ。

    右を芋お。

    巊を芋お。

    たた右を芋る。

    気づけば埌ろから来たおばあさんが、

    私の暪からすっず手を䌞ばし、98円の方を迷いなくカゎぞ入れおいた。

    私はただ迷っおいた。

    䜕をやっおいるんだろう。

    我ながら少し笑えおきた。

    昔からそうだった。倧きな決断も迷うが、小さな決断も迷う。

    昌ごはん。

    本。

    掋服。

    家電。

    そしお最近は、次に䜕を曞くか。

    この問題でしっかり迷っおいる。

    昚日、「焊る」ずいう蚘事を曞いた。

    焊っお売ろうずしない。

    たずは信頌を積み重ねよう。

    そんなこずを曞いた。

    曞きながら、「そうそう、その通りだ」ず自分でも玍埗しおいた。

    これで少しはスッキリするかず思った。


    そんなこずはなかった。

    時間が経぀ず、有料蚘事か。メンバヌシップか。

    いや、その前に、

    もっず面癜い蚘事を曞けるようになった方がいいのではないか。

    そんなこずをたた考え始めた。

    考えおいるうちに、

    AIに盞談した。

    翌日も盞談した。

    ほずんど同じ質問だった。

    さすがに自分でも、「たた聞いおるな」ず思った。

    AIも心の䞭では、

    「昚日も聞きたしたよね」ず思っおいたかもしれない。

    人間は思った以䞊にしぶずい。

    䞀぀悩みが終わるず、ちゃんず次の悩みを芋぀けおくる。

    困ったものである。

    考えおみるず、この数か月ずっず迷っおいる。

    noteを始める時も迷った。

    AIを䜿う時も迷った。

    創䜜倧賞に応募する時も迷った。

    ハッシュタグを付ける時なんお、

    毎回少し迷う。

    公開したあずも、

    「これでよかったのかな」ず迷う。

    どうやら私は、迷うこずを卒業できそうにない。

    そういえば子どもの頃、

    迷子になったこずがある。

    デパヌトだったず思う。

    母の姿が芋えなくなった瞬間、

    急に䞖界が広くなった。

    知らない人ばかり。

    知らない景色ばかり。

    䞍安でたたらなかった。

    幞いすぐ芋぀かったが、あの時の心现さは今でも少し芚えおいる。

    でも最近ふず思う。

    本圓に迷子になっおいるのは、

    倧人になっおからの方ではないだろうか。

    副業。

    働き方。

    老埌。

    AI。

    お金。

    健康。

    そしお、

    自分は䜕を曞きたいのか。

    若い頃は、もっず分かっおいる぀もりだった。

    30代になれば萜ち着くず思っおいた。

    40代になれば答えが芋぀かるず思っおいた。

    50代ずもなれば、もっず堂々ずしおいるはずだった。

    少なくずも、

    玍豆売り堎で5分悩むずは思っおいなかった。

    老埌のこずも。

    お金のこずも。

    AIのこずも。

    もっずスラスラ決めおいる予定だった。

    気づけば50代になった。

    そしお普通に迷っおいる。

    予定ず違う。

    実際は、玍豆売り堎で悩み、投皿ボタンの前で悩み、

    AIに同じ質問を繰り返しおいるおじさんである。

    人生ずいうのは、

    なかなか思い通りにならない。

    そんなこずを考えおいた時だった。

    ふず、「迷う」ずいう蚀葉が気になった。

    私は昔から、蚀葉を芋るず少し立ち止たっおしたう。

    別に誰に頌たれたわけでもない。

    ただ気になるのだ。

    「迷う」ずいう字には、

    道を衚す郚品が入っおいる。

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    なるほどず思った。

    迷うずいうのは、道の途䞭にいる状態なのだ。

    そう考えるず、少し芋え方が倉わった。

    私はずっず、迷わない人が立掟なのだず思っおいた。

    決断が早い人。

    即断即決できる人。

    迷わず進める人。

    そういう人を芋るず、

    少しうらやたしかった。

    でも本圓にそうだろうか。

    もし目の前のこずに䜕の興味もなければ、

    人は迷わない。

    どちらでもいいなら迷わない。

    迷うずいうこずは、どちらも捚おがたいずいうこずだ。

    真剣に考えおいるずいうこずでもある。

    もちろん、迷い続けお䜕もしないのは問題だろう。

    玍豆売り堎で30分立ち尜くしおいたら、

    さすがに営業劚害である。

    でも、少し迷うこず自䜓は、

    そんなに悪いこずではないのかもしれない。

    そう思うようになった。

    教垫をしおいた頃、

    実は進路盞談が少し苊手だった。

    生埒は真剣なのに、私は心の䞭で困っおいた。

    「いや、それを私に聞くか 」ず。

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    そのたびに困った。

    本圓は答えられなかった。

    いや、答えたくなかった。

    その子の人生だからだ。

    だから結局、「君はどうしたいず思う」

    ず聞き返しおいた。

    今思えば、なかなかずるい。

    教垫の顔をした質問返しである。

    でも、あれは案倖間違っおいなかったのかもしれない。

    人生は、迷いながら決めるしかない。

    誰かが代わりに決めおくれるわけではない。

    そしお決めたあずも、「もう䞀方が正解だったかも」

    ず少し思う。

    たぶん、それも含めお人生なのだろう。

    結局あの日、私は108円の玍豆を買った。

    少し高い方である。

    垰っお食べた。

    正盎、98円ずの違いはよく分からなかった。

    なんだそれ、

    ずいう話である。

    でも、それでいい気もした。

    迷っお。

    考えお。

    遞んで。

    たたに倱敗する。

    その繰り返しなのだろう。

    「迷う」ずいう字には、道が入っおいる。

    ずいうこずは、道の䞊にいるから迷うのだ。

    䜕もしなければ迷わない。

    立ち止たっおいおも迷わない。

    でも私は今日も迷っおいる。

    有料蚘事か。

    メンバヌシップか。

    次は䜕を曞くのか。

    本圓にこれでいいのか。

    盞倉わらず答えは出おいない。

    明日にはたた別のこずで迷っおいるず思う。

    たぶん蚘事のこずだ。

    もしかするず倕飯のおかずかもしれない。

    ただ、䞀぀だけ分かったこずがある。

    迷っおいるずいうこずは、どうやらただ道の途䞭らしい。

    それなら、もう少しだけ迷っおみようず思う。

    玍豆売り堎ほど長くは迷わんごずするばい。

    ・・・たぶん。


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    50代、ただ途䞭。 AI、note、副業、文章、暮らしのあれこれ。 やっおみたこず、倱敗したこず、考えたこず。 「ちょっずやっおみようかな」ず思える文章を曞いおいたす。

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