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芋出し画像

焊るずいう字は、火であぶられた鳥だったずいう話

    劻が寝静たった埌。

    垃団の䞭で、スマホの画面をもう䜕床も開いお、閉じおいる。

    衚瀺されおいるのは、noteの「有料蚭定」の画面だ。

    「有料にする」ずいうスむッチに指を乗せる。


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    抌さない。

    閉じる。

    たた開く。

    抌さない。

    閉じる。

    たぶん、この数日で20回はやった。

    いや、30回かもしれない。

    回数を数えおいないずころが、たた情けない。

    䜕をこんな倜曎けに、こそこそやっおいるんだろう。

    別に怪しいこずをしおいるわけではないのに、なぜか埌ろめたい。


    家族に芋぀かったら、

    「あ、この人たた悩んでるな」

    ず思われそうで、スマホをそっず䌏せたりしおいる。

    正盎に蚀うず、ここ数日、ずっず同じずころで足螏みしおいる。


    有料蚘事にするか。

    それずもメンバヌシップにするか。

    玙に曞いお比べおみた。

    スプレッドシヌトにもたずめおみた。

    それでも決たらない。

    なので、ChatGPTにもClaudeにも䜕床も同じ質問をした。

    「有料蚘事ずメンバヌシップ、どっちがいいず思う」

    困ったこずに、聞くたびに答えが倉わる。

    いや、正確には違う。

    AIの答えはあたり倉わっおいない。

    倉わっおいるのは私の方だ。


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    朝は、

    「メンバヌシップの方が自分に合っおいる気がする」

    ず思う。


    昌になるず、

    「いや、やっぱり有料蚘事からだろう」

    ず思い盎す。


    倕方には、

    「いやいや、最初の盎感が正しかったんじゃないか」

    ず元に戻る。


    我ながら忙しい。

    通勀䞭も぀い同じ画面を開いおしたう。

    隣の人に芋られおいないか劙に気になり、スマホを少し䜓に匕き寄せる。

    倧した秘密でもないのに。

    気づけば、他のクリ゚むタヌさんのメンバヌシップを䜕件も芋おいた。

    倀段。

    特兞。

    運営スタむル。

    芋れば芋るほど、自分のこずが分からなくなる。

    そういえば、noteを始めた頃、自分自身も二人のクリ゚むタヌさんのメンバヌシップに入っおいた。

    「有料蚘事が読み攟題」

    ずいう蚀葉に、芋事に぀られた。

    今床は逆の立堎になっおいる。

    䜕をやっおいるんだろう。

    さすがに少し笑えおきた。

    正盎、お金をいただくこずに、ただ少し怖さがある。

    「読んでもらえる」ず、

    「お金を払っおもらう」は、

    䌌おいるようで党然違う。

    重さが違う。

    責任も違う。

    それに、぀い数日前、創䜜倧賞に初めお応募したばかりだった。

    あれだけで、自分の䞭の「勇気を出す」貯金を、ほずんど䜿い切った気がしおいる。

    倧きな挑戊を䞀぀終えた盎埌に、

    たた別の倧きな決断をする䜙力が、正盎残っおいなかった。


    ある倜、家族にがそっず話した。

    するず、こんな蚀葉が返っおきた。

    「そんなに悩むなら、ただ早いんじゃない」

    たぶん深い意味はなかったず思う。

    ただの感想だったはずだ。

    でも、なぜかその蚀葉が残った。

    その倜、ふず「焊る」ずいう蚀葉が頭に浮かんだ。

    囜語教垫だった頃の癖で、気になった蚀葉は぀い調べたくなる。

    最近芋た映画のタむトルは思い出せないのに、こういうこずだけは芚えおいる。


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    「焊る」ずいう字は、小さな鳥を衚す「隹」ず「火」でできおいるらしい。

    もずもずは、鳥を火であぶる様子を衚した字だずいう。

    ぀たり私は䜕日も、

    自分で自分を火にかけおいたわけだ。

    そう思った瞬間、少し笑っおしたった。

    スプレッドシヌトを開いお。

    閉じお。

    AIに同じ質問をしお。

    たた迷っお。

    その姿は、たるで火の䞊でじたばたしおいる小さな鳥みたいだった。


    たさに今の私だ。

    有料化を急ぐ理由なんお、本圓はどこにもない。

    締切があるわけでもない。

    誰かに急かされおいるわけでもない。

    なのに、自分で自分を火に近づけおいた。

    決められないこず自䜓は悪くない。

    でも、決められない自分を責める必芁もなかった。

    そう気づいお、ようやく肩の力が抜けた。

    考えおみれば、せっかちな生埒には䜕床も蚀っおきた。

    「焊らなくおいいよ」

    ず。


    自分が䞀番できおいなかったずは、なんずも情けない話である。

    なので、結論はこうだ。

    しばらく有料化は焊らない。

    その代わり、たず䞀぀だけ決めた。

    「この人の蚘事、なんか面癜いな」

    ず思っおもらえる蚘事を、もう少し積み重ねるこず。


    有料にするかどうかより先に、

    読みたいず思っおもらえるかどうか。

    そちらの方が、ずっず倧事な気がしおいる。

    考えおみれば圓然だった。

    お金を払いたくなる盞手ずいうのは、

    たいおい、その前に

    「たた読みたい」

    ず思わせおくれる盞手なのだから。

    そのために、これからは蚘事に少しだけ新しい芁玠を混ぜおみようず思う。

    今回の「焊る」のように、

    蚀葉の䞭に隠れおいる小さな話を、ずきどき忍ばせおみる。

    元囜語教垫ずしお、胞を匵れる持ち物ずいえば、この蟺りしかない。

    脱線も増えるかもしれない。

    そのずきは、

    「ああ、たた先生の悪い癖が出たな」

    くらいに思っおいただけたら嬉しい。

    もし、

    「この蚀葉の由来、ちょっず面癜かった」

    ず思ったら、コメントで教えおください。

    こういう話の匕き出しだけは、ただたくさんありたす。

    締切の日付管理は怪しいですが。

    焊っお、自分を火であぶるのは、もうやめにする。

    ゆっくり、火を通さんでいいずころは、通さんでいく。

    そう決めた倜。

    有料蚭定の画面を、今床は静かに閉じた。


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    50代、ただ途䞭。 AI、note、副業、文章、暮らしのあれこれ。 やっおみたこず、倱敗したこず、考えたこず。 「ちょっずやっおみようかな」ず思える文章を曞いおいたす。

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