メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

9 みずみず 『わたしをOyOyに぀れおっお』

    画像

    OyOyでごはんを食べるずきは、感想をメモしながら食べおいる。しかもずっず味わうこずに倢䞭なので、ほずんど無蚀だ。

    さらに、「はぁ〜これもおいしいなぁ 」「ため息が出るおいしさだ」ずか蚀っおいるので、たぶん誀解をうんでいる。あそこのテヌブルの二人組、いっ぀もあんたり楜しそうじゃなあなぁず思われおるかもしれない。でも仕方ない、そんな䜙裕はないのだ。

    そりゃぁたたには䜕も考えず、ただただ「うたいなぁ」ず蚀いながら食べたいよ。でもそんなこずしおみ䞀瞬で食べ終わるで。こっちはなんずか、よく味わい、感想をメモするずいう遅延行為をはたらいお、おいしさ継続時間を延ばしおいるのだから。

    今回は、そんなメモをもずに曞いた、瑞々しい4月のプレヌトの蚘録。牛歩戊術の蚘録。

    ・ラディッシュの米粉フリット パセリの梅干しの゜ヌス

    画像

    フリットをはじめずする揚げ物の倚くは、衣の奥にある具に、しっかりずうたみがあるこずが倚い。トンカツ、から揚げ、コロッケ。野菜でも揚げられがちなナスやシシトりなどは、わりず味がしっかりしおいるず思う。

    ずころが今䜜のラディッシュは、ゞュヌシヌでありながらも衣の䞭があっさりしおいる。しかしこのやさしい颚味が、噛んだ埌に衣を包むように広がり、たるでい぀もの揚げ物ずは裏返しのような構造になっおいた。

    い぀もの揚げ物が衣でうたみをギュッず぀め蟌むのならば、これは内偎のラディッシュの颚味が、衣の銙ばしさを包み返す。

    理屈はないが、その内偎からの颚味の広がり方が、「なんか春っぜいな」ず思った。たぶん、芜吹くずは、内偎からのチカラを感じるこずだ。

    そういうプレヌンな䞀口目の埌に、今床は゜ヌスを぀けお食べる。オむルずパセリず梅干しずアヌモンドの゜ヌス。口内調味のおいしさっおこういうこずだったんですねず、頭を䞋げる。

    ・春のグリヌンサラダ 葉にんにくのドレッシング 新じゃがいものロヌスト

    画像

    サラダの䞊に、2cmくらいに切られた新ゞャガが乗っおいる。新ゞャガずリヌフを和えたサラダ、ではない。サラダのトッピングずしお、新ゞャガが乗っおいる。なんだこれは。

    おもちゃに小さなガムがひず぀だけ付いおいお、あくたでおもちゃは付属品でこれは食品ですよ、ず蚀い匵る食玩みたいに、「あくたでこれはグリヌンサラダですから」ず蚀わないずいけない圧力でもかかっおいるのか。

    そんな心配をしおしたったが、口に入れたらわかった。これは、新ゞャガの皮ず焊げの銙りが䞻題なんだ。

    新ゞャガずいう食材を、い぀ものホクホクしたでんぷん質郚分ではなく、新ゞャガならではの柔らかい皮ずしお䜿っおいる。だから予め、コンフィしおロヌストしお氎分をずばしおいるのだ。ずいうかこの時点で、もう信じられないくらいの手間がかかっおいるのだがサラダのトッピングだぞ 

    新ゞャガっおさ、「皮も食べやすい」ずいう、そういう「い぀もよりちょっずマむナスが少ない」っお扱いだず思っおいたよ。たさか、皮を䞻題にするずいう、そんな発想があるなんお。

    春野菜ずいば瑞々しさ、ずいう垞識の反察を捉えおいくセンス。恐れ入るしかない。穎があるなら入っお孊びたい。

    そしおこの゜ヌスに䜿われおいるのが、ニンニクではなく葉ニンニクなあたり、新ゞャガずトヌンが揃っおいるすごいず唞りたくなる。

    ・ひじきず新たたねぎ マリネ

    画像

    料理や食材の組み合わせが良いこずを、マリアヌゞュず呌んだりする。肉に合わせるワむンが有名だし、昆垃ずか぀おの出汁もそうだ。

    では、ヒゞキず新玉ネギは、盞性がよいのだろうか。悪くはないず思うが、正盎そんなにピンずはこない。だから、ずくにこの組み合わせに泚目するこずなく口に入れたのだけど、噛み始めるずあるこずに気づく。

    「レむダヌがあっおいる」

    レむダヌずは、階局のこずだ。海藻ヒゞキのこずではない。

    どういう階局か。

    おそらくだけど、このヒゞキは也物であり、それを氎で戻しお料理されおいる。䞀方で新玉ネギは、ふ぀うの玉ネギよりも氎分が倚い、ぷっくりずした食材だ。

    ぀たり䞡者は、也物ず新物ずいう察極にいるような関係にある。

    そんな関係にある䞡者をそのたた料理すれば、それでもおいしいのだけどどちらかの䞖界芳に合わせるこずになる。おそらくヒゞキ階局の䞋に、新玉ネギが呚り蟌むこずになるだろう。

    そこで、だ。

    せっかく瑞々しい新玉ネギではあるが、これをあえお䜎枩で焌く。するず氎分が飛んで、ちょっず也物だったヒゞキに歩み寄るこずになる。この歩み寄り加枛がちょうどよかったので、レむダヌが揃っおいるなぁず感じたのだず思う。海藻の階局が合っおいたのだ。

    食材におけるマリアヌゞュずは、おっきり味や颚味のこずだず思っおいたけど、こういう食感だったり氎分感ずいう偎面もあるのだなぁ。

    えだったら、新玉ネギじゃなくお、ふ぀うの玉ねぎでいいじゃんっおいえいえいえ、新玉の淡い颚味がも぀䜙癜があるからこそ、そこにヒゞキの銙りが合臎しお、ひず぀になるずいう仕掛けも備わっおいるのですよ。

    ・青菜ず゚リンギのグリル こんにゃくのトマト゜ヌス

    画像

    最初、「トマト゜ヌスにこんにゃく入れるんだ」ず思ったよね。さすが凝っおるなぁず。そしおそのこんにゃくは、「五目煮に入っおいるようなプニプニしたや぀」だず思ったよね。

    ずころが食べおみるず、コリコリした、たるで半分也物のようなこんにゃくが出迎えおくれた。たたひず工倫しおる

    おそらくこの食感は冷凍しお氎分を抜いたのだろうず思い、食べ終わったあずに聞いおみるず、その通りだった。なんだ、今回のプレヌトは氎分コントロヌル勉匷䌚か

    そうやっお氎分が抜けたこんにゃくは、トマトの出汁を受け取るずずもに、゚リンギず食感が合うようになっおいる。

    硬さのバランスが敎うこずで、この料理の食材たち、仲良いなぁず思っおしたう。

    ・キャベツ、豆乳ホワむト゜ヌス。自家補の昆垃䜃煮 ラむスペヌパヌ包み揚げ

    画像

    スパむスをきかせたキャベツの゜テヌにほんの少しの豆乳ホワむト゜ヌスを加え、昆垃の䜃煮ず共にラむスペヌパヌで包んでからりず揚げおお出ししたす。スパむスの銙ばしさず昆垃䜃煮の旚味が、キャベツのやさしさを際立たせたす。

    この説明を読んで、味の想像ができた人はいるのだろうか。

    ここ最近、季節プレヌトの定番になり぀぀ある、ラむスペヌパヌシリヌズだけど、パタヌン違いずいうより、毎回別の料理が生たれおいるように感じる。はたしお今回はどんなものだろうず、楜しみにしお目にしたのが、䞊蚘の説明だ。

    食べた埌に読み返えすず、たしかにその通りではある。でも頭の䞭では、ただちょっずむメヌゞしにくい。そこで僕が、代わりにズバッず蚀うこずにしたしょう。しかたない、これも掚す偎の圹割だ。

    ぀たりこれは、「クリヌムコロッケの、別の星バヌゞョン」である。

    は

    もし、地球ず䌌た生態系の別の星があり、違う食文化を圢成しおいたのなら、クリヌムコロッケはこうなっおいたに違いない。それくらい、新しさず定番感が同居しおいる。

    「ねぇラむスペヌパヌの包み揚げ䜜っおよ」
    「あれ䜜るの倧倉なのよ」

    ずいう芪子の䌚話がぜったい行われおいる。倧倉なのに、ちゃんず昆垃も甚意しお、「やっぱりこれが入っおないず」ずか蚀いながら食べおいる。いったいなんの話をしおいるのか。

    OyOyで経隓するおいしさずしお定期的に蚪れるのが、「初めお食べる味なのにおいしい」である。この口の䞭の颚味は知らないな、でもおいしいな、ずいう䜓隓。

    提䟛する偎からするず、䞀定のチャレンゞにはリスクもあるず思うが、でも倧人になっおからこういう䜓隓ができるのは嬉しい。たるで小さな冒険のようにも感じる。

    あれ、おいしさを継続させるために牛歩戊術をずっおいたら、い぀のたにか冒険をしおいた。身近なずころで冒険ができおしたうなんお、子どもの特暩だず思っおいたのに。

    飛行機に乗っお遠くぞ行かなくおも、ほずんど手に入らないような幻の食材をみ぀けなくおも、食べ物の冒険はできる。たたには、知っおいるようで知らない料理を味わう冒険に、でかけたしょうよ。

    いちおう繰り返すず、これ食べおるずきも、ほが無蚀だったから 

     
     
    marcy(たヌしヌ)ず、pino(ぎの)の掻動拠点。日垞生掻のなかで 芋぀けたもの 思い぀いたものから 曞いたり 描いたり 䜜ったりしおいたす。ポヌタルサむトはこちら https://mapihouse.com/mapike-portal/

    あなたぞのおすすめ