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『「ま」を抜いた生き方をしてみよう』《明日が大好きになれる言葉》

    「こっちのけんと」さんが作詞・作曲された『それもいいね』という曲を聴いて、素敵な歌詞に心が温かくなりました。

    こっちのけんとさんは、双極性障害を経験され、仕事でこれまで当たり前にできていたことができなくなったそうです。

    理由もわからず苦しむ中で診断を受け、うつと躁の波に揺れ動く日々を過ごされました。何もできず沈み込む日もあれば、衝動のままに動き続けてしまう日もある。

    そんな「めちゃくちゃな時間」の中で、それでも少しずつ自分を理解し、受け入れていく道を歩まれました。

    その歩みを支えたのが、ありのままを受け入れてくれる人の存在、そして音楽でした。ご自身の苦しみや葛藤をそのまま表現することで、多くの人の心に届く素敵な歌が生まれたのだと思います。

    ある本に、「『ま』を抜いた生き方をしよう」と書かれていました。

    私たちは人と関わる中で、つい「あの人は間違っている」と思ってしまいます。しかし、「間違っている」のではなく、「違っている」と考えてみるとどうでしょうか。

    育ってきた環境も、経験してきたことも違うのですから、考え方が違うのは当然のことです。その違いを否定するのではなく、「それもいいよね」と受け止めることができたなら、その人は自分の世界観を広げてくれる大切な存在へと変わっていきます。

    こっちのけんとさんもまた、苦しみの中にいた「過去の自分(あっちのけんと)」があったからこそ、今の「こっちのけんと」があると語っておられます。

    つらい経験さえも、無駄ではなく、自分を形づくる大切な一部なのかもしれません。4月は新しい生活が始まる季節です。新しい出会いの中で、価値観の違いに戸惑うこともあるかもしれません。

    そんなときこそ、「ま」を抜いて、「それもいいよね」と、お互いを認め合える一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


     
     
    京都市四条大宮にあります西山浄土宗寺院 加賀山 満福寺の住職をしています内海秀乘です。 ご縁があり、お坊さんになり→住職と保育園の園長を15年間しています→これらの経験を活かして、子育てや人生の悩みなど、今日一日を楽しく過ごせる情報を発信しています。

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