女の子はみんなかわいい、私以外。
昔の私は本気でそう思っていた。
街を歩いている女の子。
カフェで笑っている女の子。
SNSに流れてくる女の子。
みんなかわいかった。
でも、自分だけは違うと思っていた。
鏡を見るたびに嫌なとこばかり見つけていた。
肌荒れ。
丸顔。
理想通りにならない体型。
写真を撮れば、自分の顔ばかり気になる。
かわいい子を見るたびに、
「いいな」
「羨ましいな」
そう思っていた。
だから必死だった。
ダイエットもした。
美容も頑張った。
メイクも研究した。
もっとかわいくなりたかった。
でも今思う。
私が本当に欲しかったのは、「かわいさ」じゃなかった。
自分を好きになれる理由だった。
かわいくなれたら幸せになれると思っていた。
かわいくなれたら自信が持てると思っていた。
かわいくなれたら人生が変わると思っていた。
でも違った。
痩せても。
褒められても。
かわいいと言われても。
次の欠点を探してしまう。
私はずっと、自分だけを厳しくみていた。
でもある日気づいた。
私がかわいいと思う女の子たちは、別に完璧じゃない。
肌が綺麗だからかわいいわけじゃない。
顔が整っているからかわいいわけじゃない。
楽しそうに笑うところ。
好きなことを話しているところ。
一生懸命頑張っているところ。
そういう姿を見て、かわいいと思っていた。
だったら。
私も同じじゃないかと思った。
悩みながら生きてる。
失敗しながら生きてる。
たまに落ち込んで、たまに笑ってる。
そんな毎日を過ごしている。
それだけで十分じゃないかと思えた。
今でもコンプレックスはある。
もっと痩せたい日もある。
もっとかわいくなりたい日もある。
でも昔みたいに、自分だけを仲間外れにはしなくなった。
女の子はみんなかわいい。
私以外だと思っていた。
でも本当は違った。
あの頃の私も。
自信がなくて、自分を嫌いだった私も。
ちゃんとかわいかった。
だからもし今、自分のことが嫌いな女の子がいたら伝えたい。
あなたがかわいいと思うその女の子と同じように、
あなたもちゃんとかわいい。
自分だけを例外にしなくていい。
女の子はみんなかわいい。
もちろん、あなたも。