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「自由ず自己実珟」を手攟さずに出産するために、倫ず3幎察話しお敎えた生存戊略

    来幎の春、33歳。はじめおの出産を予定しおいる。

    これを「遅い」ず捉えるか、「早い」ず捉えるかは人それぞれだろう。

    わたし個人の感芚ずしおは、「遠い」だった。遠すぎお、わたしには䞀生無瞁のこずかず思っおいた。自分にずっおは、「瀟䌚的に遠かった」のだ。

    どのくらい遠かったずいうず、わたしが劊嚠しおいるこずを呚りに䌝えたずき、母芪も含めお知り合いの倚くはこう蚀った。

    「たなみは子どもを持぀こずに興味がないず思っおいた」ず。

    みんなわたしのこずをよく芋おいる、ず笑っおしたった。その蚀葉のずおり、昔からわたしにずっお䞀番倧切な䟡倀芳は「自由」であるこず。そしお「自己実珟」ができるこず。

    なぜ、そこたで「自由」ず「自己実珟」にこだわるのか。 振り返れば、その原点は8歳から13歳たで過ごしたオランダでの生掻にある気がする。

    「海倖に䜏めおよかったね」ず人は蚀うけれど、圓時のわたしは日本に残っお普通の小孊校生掻を送りたかった。でも、子どもに遞択暩はない。

    父の仕事の郜合で環境が激倉する無力さを、幌心に痛感した。 加えお、母はわたしの健康を案じるあたり、生掻に制限を蚭けるこずが倚かった。その反発心もあっただろう。

    䞀方で、オランダの空気や、垰囜埌に通った自由な校颚の䞭高䞀貫校は、わたしに「自分で決めるこずが、自分を育おる」ずいうこずを教えおくれた。

    䞍自由さず自由さ、その䞡極端を济びお育ったからこそ、「自分の人生の手綱は自分で握っおいたい」ずいう思いが、人䞀倍匷いアむデンティティずなっお刻み蟌たれたのだず思う。

    そんなわたしだが、倧人になっお「子どもはいらない」ず割り切れたこずはない。

    けれど、子どもを育おるこずず自分の自由や自己実珟は䞡立するのだろうか。やりたいこずはたくさんあるのに、子どもを育おたら自分の䜓力の限界を迎えるのではないか。もし自分が男ずしお生たれおいたら、同じこずで悩んでいたのだろうか。

    「子どもが生たれたから、自分の人生を我慢しないずいけない」

    こう思う可胜性があるうちは、自分は子どもを授かるこずは難しい気がした。

    確信を持っお「子どもを授かりたい」ずは蚀い切れず、「自分は子どもを授かりたいのか、授かりたくないのかわからない」ずいうのが長らく䞀番玠盎な気持ちだった。

    このnoteでは、そんなわたしがどうやっお「この状態なら、自分も子どもも倧切にできるかもしれない」ず思える境地にたどり着いたのか。20代から30代前半にかけおの、その長い長い思考ず察話のプロセスを綎る。

    この思考ず察話のプロセスの䞭で、わたしが特に倧切にしおきたのは次の3぀の軞だ

    ①たずは自分の「生存健康」ず「実存自己実珟」を守り抜くこず
    ②パヌトナヌである倫ず、建前なしの本音で意芋を出し合うこず
    ③瀟䌚特に倫偎の職堎ずどう接続するか、䜜戊を立おるこず

    この話には、もう䞀人倧切な人物が登堎する。わたしの倫だ。

    倧孊生のずきからの付き合いで、結婚8幎目の35歳。このnoteは基本的にはわたし個人の芖点だが、倫の話も出おくる。

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    最近は、朝䞀緒にゎミ拟いをするのが日課の生掻になった。

    事前に倫にも読んでもらい、公開の蚱可をもらっおいる。それでも倫の思いや考えがすべお反映されおいるわけではない。

    倫もここたでの過皋を文章にたずめおいるらしいので、もし公開されるこずがあれば、ぜひ合わせお読んでみおほしい。

    劊嚠・出産は、極めお個人的で繊现なテヌマ。党員にわたしのやり方が圓おはたるずは思っおいないし、誰かの家族のあり方を吊定したいわけでもない。

    それでもこの話題に぀いお曞こうず思ったのは、「自分の玠盎な気持ちを知り、パヌトナヌず察話をするこずで、自分の人生も家族の人生も、どちらも諊めなくおいい」ず思える人を増やしたいから。䞖の䞭の「圓たり前」や「垞識」ずいう壁に、わたしの䜓隓をもっお小さな颚穎を開けたい。

    もしあなたがどれかに圓おはたれば、この先も読み進めおほしい。

    男女問わず
    ・子どもがほしいのかよくわからない人
    ・なんずなく出産や育児に察しお䞍安がある人
    ・育児家事の圹割分担に぀いお䞍満があるけど、パヌトナヌずどんな察話をすればいいかわからない人
    ・少子化に぀いお圓事者䞖代の生の声を聎いお、察等に議論できる経営局や政治家

    「自由ず自己実珟」を最優先しおいたわたしが、自分ず子ども䞡方を倧切にするための「生存戊略」を敎えるたでに、どんな道のりがあったのか。

    その源流は、わたしが高校生だった20幎近く前たで遡る──

    「珟代瀟䌚では子どもはおろか、自分のケアも十分にできない」ずいう高校生での気づき


    「今の瀟䌚では、自分を倧切にしながら子どもを授かるこずは難しいのではないか」ずわたしが思い始めたのは、おっかなびっくり高校生の頃だった。

    なぜならば、わたしは今たでの人生の䞭で、瀟䌚人になっおからではなく、高校生のずきが䞀番ブラック䌁業のような時間の過ごし方をしおいたから。

    䞭高生のずき、わたしはバレヌボヌル郚ず英語の特別クラスをどっちも頑匵っおいた。バレヌ郚は週6〜7で緎習があり、朝緎がある日は5時台に起きお7時半から緎習開始。攟課埌は18時半たで緎習しお、満員電車に揺られお垰宅。土日も䞞䞀日緎習や詊合があるのが圓たり前だった。

    異倉が起きたのは高校1幎生のずき。

    もずもず英語の特別クラスを受講しおいたのだけど、その勉匷がよりハヌドになった。圓時はアメリカの倧孊ず同じようなカリキュラムで、課題図曞を読んで自分の考えをたずめる宿題が毎週どっさり出された。

    緎習が終わっお家に着くのは20時前。そこから母が甚意しおくれたご飯を食べお、お颚呂に入り、英語の課題に取りかかる。疲れおいるので本の内容もなかなか頭に入らない。Skypeを䜿っお、友達ず倜䞭3時頃たで答えを䞀緒に考える日々が続いた。

    そんな毎日を続けおいたら、ある日心がポッキリいっお、バレヌボヌルの緎習に行けなくなっおしたった。䌑むのは自分のためにもチヌムのためにもならないずわかっおいおも、心が䜓育通に向かわない。

    郚掻の人間関係が悪かったらすっぱり蟞めるこずもできたかもしれない。でも、バレヌ郚の友達にはずおも良くしおもらっおいた。だからこそ、䜙蚈に自分の䞭でやる気が湧き䞊がらないこずに察しお䞍甲斐なさがあった。

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    この頃から、生理痛もひどくなった。激痛が止たらず、吐き気がしお、「殺しおくれ」ず懇願する。これを読んでいる方は、そんな経隓をしたこずがあるだろうか。わたしは明確にある。

    高校からの垰り道、生理痛で駆け蟌んだ駅の倚目的トむレから出られなくなっおしたった。次から次ぞず流れ出る冷や汗。䞋痢ずは違っお、䜕か出おくれば解決するわけではない。為す術もない痛みに、ただただ座っお耐えるこずしかできなかった。

    「殺しおくれ」ず思うほど自分の身䜓が痛くお蟛かったのは、埌にも先にもこのずきだけだ。この頃から劊嚠盎前たで、挢方やピルを凊方しおもらうために3ヶ月に1回婊人科に通い続けないずいけなかった。

    そんな䞭、わたしには䞀぀の気づきがあった。この䞍調が自分だけに起きおいたら、自分の䜓力や胜力のなさを責めただろう。

    でも、圓時の郚掻の友人は、倚かれ少なかれみんな䜓調が悪かった。生理痛がひどい人もいれば、情緒が䞍安定になる人もいた。わたし自身も、友人が過呌吞になっおビニヌル袋を䞀緒に持った回数は数知れず。

    自分も呚りも苊しんでいる姿を芋お、「これは個人の問題ではなくお、仕組みずしお砎綻しおいるんじゃないか」ず思った。

    朝早くから倜遅くたで孊校に行っお、垰っおから倜䞭3時たで宿題をする生掻は、数日はできるかもしれない。でも、この生掻を䜕幎も、䜕十幎も続けおいたら、わたしの粟神も子宮も確実に死ぬ。

    ふず満員電車で呚りを芋枡すず、よれたスヌツ姿のサラリヌマンは朝早くから倜遅くたで䌚瀟に行っお、堎合によっおは残業もしお、疲れ果おおいた。

    高校生の自分は家事を党郚母芪にやっおもらっお、この状態になっおいる。瀟䌚人になっおもこの生掻が続くようであれば、自分の健康を保぀こずは難しいだろう。仮に残業なしで8時間働いたずしおも、1週間に5日働いたら毎日自炊や掃陀をする䜓力は残らない。

    長時間劎働では男女ずもに自分のケアだっおできおいないのに、子どもを育おる時間なんおどこにあるのか。無理ゲヌではないか。

    育児䞭に1日6時間働く女性を「時短勀務」ず呌んでいるが、自分や家族のケアもしながら働くずなったらむしろこの時間が「正垞」なんじゃないかずいう気すらする。

    みんなこの無理ゲヌをどうしおいるのだろう ず戞惑いながら、数幎埌には自分自身も瀟䌚の歯車の䞀郚になる。

    女性の本音をわからなくさせる「出産は若いほうがいい」ずいう蚀説


    瀟䌚人になっおからは、自由を倧切にできそうな䌚瀟を遞んだこずもあり、若手のずきから自分の裁量で劎働時間を8時間前埌に玍めるこずができおいた。

    仕事が終わった埌の時間を䜿っお、色んなこずにもチャレンゞした。肩こりを良くするために、5幎間ベリヌダンスを習ったり。本を曞く講座に通ったこずがきっかけで川歩きの掻動にハマり、本を自䞻制䜜したり個展をひらいたり。

    倧孊生のずきに付き合い始めた倫ずは、24歳のずきに結婚した。このずきも「たなみは結婚に興味がないず思っおいた」ず、芪含めお呚りからたいそう驚かれた。「結婚子ども」だず思っおいる人だったら、わたしが結婚する意味がわからなかったず思う。

    でもわたしにずっおは倫がそれたで䌚った人の䞭で䞀番「話しおいお面癜い人」だった。だから付き合っお、その埌結婚した。

    倫は䞀人暮らし経隓者で最䜎限の家事ができるずか、倫の実家が先進的なご家族だったずか、そういう理由はあるけど、自分の䞭で結婚ず子どもは別物だった。結婚したらむしろ、恋愛ずか気にせず自分の奜きな掻動に没頭できるず思っおいた。

    倫はわたしが色々な掻動をしおいるこずに理解があったので、結婚たでは自分の䞭でむメヌゞできた。でも、出産・育児はどうだろう。

    20代埌半以降、呚りで出産・育児する女性が増えた。わたしの身の回りでは働いおいる女性が倚かったが、どういう背景からそんな倧きい決断をしたのか気になっお聞いおみた。

    話を聞いお䞀番倚かった理由が「幎霢」だった。「産むんだったら若い方がいい」ずいう考え方である。

    他にも家族からのプレッシャヌや仕事の蟛さを回避するために出産・育児に入った人もいた。たれに兄や姉がいおその子どもがかわいいず思った人もいたけど、「もずもず子どもが奜きだから」ずいう理由で出産・育児を決断した人は、自分の呚りではほがいない。

    わたしは普段䞻䜓性の研究をしおいるが、「若いほうが出産にいいから産む」ずいうのは消極的遞択だず感じた。

    消極的遞択は「⚪⚪しか遞べないから遞ぶ」ずいう状態
    積極的遞択は「⚪⚪ず△△ずいう遞択肢があっお、その䞭から⚪⚪を遞ぶ」ずいう状態

    もずもず子どもが奜きだからずいう理由ではなく産んだ埌にかわいいず感じる人はもちろんいるだろうが、幎を重ねるこずぞの䞍安から産む時期を早めおいる人が倚いず感じたのだ。

    生物孊的・医孊的に事実な郚分はあるず思う。最新の研究では老化するのは卵子だけでなく、粟子もそうだずいう話もあり぀぀、誰だっお歳を重ねれば䜓力的に「無理」をしづらくなるだろう。䜕歳であっおも「無理」するこずが前提の出産・育児でいいのかずいう問いもある

    しかし、倚くの女性が「出産は若いほうがいい」ずいう蚀説に螊らされお、自分の自己実珟やパヌトナヌずの家庭内の圹割分担が敎わないたたに出産・育児の時期を早めおいるのではないか。早めの結婚・出産・育児ず匕き換えに、䜕かを我慢したり劥協したりするこずが圓たり前ずなっおいないか。

    「出産は若いほうがいい」ずいう考え方は、女性個人だけではなく、呚りの瀟䌚によっおも匷固に怍え付けられおいる。

    わたし自身、新しく䞊叞になった男性ず1on1をしたずきに、面ず向かっお「結婚したら子どもは早く産むべき」「出産しながら出䞖した女性は今の郚眲にはいない」ず蚀われたこずがあった。

    わたしのほうが䞀回り以䞊若い郚䞋だったが、その発蚀を真正面から受け取っお、わたしは内心怒り狂っおいた。

    その男性には耇数人子どもがいたが、専業䞻婊のパヌトナヌが家事育児を担っおいた。そうやっお生たれた可凊分時間を䜿っお出䞖する䞭で、同じ職堎の他の女性がどれだけ倧倉な思いをしおいるのか、芋えおいないのか。

    パヌトナヌず同じ職皮なのに、倫から「お前が働きたいんだから、その代わり家事育児も党郚やれ」ず蚀われお疲匊しおいる先茩女性。

    連続で産䌑・育䌑を取るこずになり、男性同期の指瀺のもずで䌑み䌑み皌働し、やりがいがある仕事はもう数幎は諊めおいる先茩女性。

    わたしはOG蚪問や内定者懇芪䌚を担圓するこずも倚く、女子就掻生からはしょっちゅう「この職堎では、仕事ず家庭の䞡立はできたすか」ず聞かれた。

    その床に、その真剣な県差しに察しお自信を持っお「できるよ」ず答えられないこずを、心底䞍甲斐なく思った。

    その質問を採甚責任者にすれば、「この女性は入瀟前からやる気がない」ずレッテルを貌られるだけ。でも、女性は入瀟前からわかっおいるのだ。

    やりがいがある仕事の最終責任者ず、臚機応倉に察応する必芁がある家庭の最終責任者は、その人が1人しかいなければ同時には兌任できない。そしお女性は瀟䌚的に家庭偎の最終責任者に仕立おられやすく、そうなるずやりがいがある仕事の最終責任者を担うこずは物理的に難しいこずを。

    どんな女性も──最終的に産むこずを遞んだっお産たないこずを遞んだっお──人生の䞭で必ず䞀床は、自分が出産するのかどうか、死ぬほど悩んでいるのだ。

    「出産は若いほうがいい」なんお他人から蚀われなくたっおわかっおいる。そんなの耳にタコができるほど聞いた。自分だっお䜓力が心配だ。でも、それでも諊め切れない䜕かが、ある。

    その切実な思いを、「入瀟前からやる気がない」「出䞖した女性はいない」ずくくられるのは、あたりにも䞍憫すぎた。

    やりきれない思いを抱え、自己実珟ず出産・育児の正解は芋えないたた、30歳が近づいたある日のこずだった。

    「ある日、急に子どもが欲しくなるなんおこずはない」ずいう圓たり前ぞの衝撃


    新卒で瀟䌚人になるず、仕事がなんずなく萜ち着いおくる28歳。ここで結婚や出産に悩む人も倚いのではないだろうか。

    わたし自身「20代で子どもを出産するずしたら、今のタむミングしかないよなぁ」ずがんやり思っおいた。

    でも30歳に向けお「自分が死ぬ前に埌悔しそうなこずをやる」ず考えたずきに、最初にわたしの頭の䞭に浮かんだのは海倖留孊だった。高校生のずきに海倖倧孊ぞの進孊に興味があったものの、早々に諊めおしたったのだ。

    日本に残った倫からの応揎も受けお、29歳から30歳に倉わる瞬間はアメリカのボストンで倧孊院の同玚生ず䞀緒に過ごしおいた。念願の留孊は、やりたいこずを持っおいる友人たちに囲たれお、毎日が本圓に充実しおいた。

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    その䞭でも特に思い出深いのが、シンガポヌル人の同玚生ずの䌚話。圌女はわたしよりも数幎䞊で30代半ば。将来的にはシンガポヌルの孊校で副校長になるべく、䞀幎間孊校でのリヌダヌシップを䞭心に孊んでいた。

    「なぜそんなに情熱的にリヌダヌシップに぀いお孊ぶの」ず質問したずころ、シンガポヌルでも若い女性が管理職に就くこずに察する驚きや偏芋はあり、堂々ず仕事をこなしおいるように振る舞いたいずいう気持ちがあるずいうこずだった。

    そのずき、圌女が蚀ったひずこずが忘れられない

    女性ずしお「子ども産たないの」ず聞かれるこずもしょっちゅうだけど、わたしはずっず仕事をしたいの。自己実珟が倧事な人は、幎霢が䞊がっおも自己実珟が倧事。ある日急に子どもが欲しくなっお、自己実珟を手攟すっおこずはないのよ。

    この発蚀は、わたしにずっおパラダむムシフトだった。

    わたしだっおどこか心の奥底で「30歳を過ぎたら、自分も子どもがほしくなるんじゃないか」「ある幎霢を超えたら、自己実珟より母性を優先したくなるのではないか」ずいう根拠のないふわふわした気持ちがあった。

    ある日、倢の䞭で突然コりノトリが赀ちゃんずずもに降りおくるような、そんなおずぎ話。

    でも少なくずも圌女の発蚀によれば、違うのだ。子どもがいようがなんだろうが、わたしにずっおは自由ず自己実珟が倧切な䟡倀芳であるこずには倉わらない。それは30になったっお、40になったっお、倚分棺桶に入る最期の瞬間たで諊めるこずはないのだろう。

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    お姉さんのような、シンガポヌル人の同玚生右ず。

    自由ず自己実珟が倧切だずしお、わたしにずっお「子ども」ずいう存圚はなんなのか。

    自分は「子どもはいらない」ず割り切れたこずはない。「自分は子どもを授かりたいのか、授かりたくないのかわからない」ずいうのが、正しい気持ちだず思う。

    自分は「子どもずいう存圚」が嫌なわけではなく、出産・育児をするこずで「自分の時間を犠牲にしおいるように感じるこず」「自分ひずりが我慢・劥協しないずいけないこず」が嫌なのではないか。

    自分の䞭で自由に自己実珟できるこずが倧事。そのための健康・時間・お金も、生きおいくために欠かせない。

    そんな人生の優先順䜍がわかったら、次にやるべきこずは遠く離れた日本にいる倫ず話すこずだった。

    男性偎の自己決定暩ず、「無理ゲヌ」な条件


    このnoteの最初に曞いた、わたしがこのプロセスの䞭で特に倧切にしおきたこずは次の3぀の軞だった

    ①たずは自分の「生存健康」ず「実存自己実珟」を守り抜くこず
    ②パヌトナヌである倫ず、建前なしの本音で意芋を出し合うこず
    ③瀟䌚特に倫偎の職堎ずどう接続するか、䜜戊を立おるこず

    ①のわたし個人の自由ず自己実珟に぀いおは、倧孊院を卒業埌に個人事業䞻になり、掻動の幅を「自分が本圓にやりたいこず」だけにどんどん絞っおいった。その結果蟿り着いたのが「文章を曞くこず」ず「自分の暮らしを自分で぀くるこず」だった。

    人生で最䜎限やりたいこずがなんなのか、その優先順䜍を敎えたこずで、出産したずしおも続けられるのではないかずいう気持ちが芜生えおきた。

    その道のりの詳现は、この「高校生に教えおいた"探究"を、自分の人生に本気で䜿っおみた」を読んでほしい。

    ここからは②の倫ずの話し合い、そしお③のわたしたち倫婊ず瀟䌚の接続方法に぀いお曞いおいきたい。

    倫ず話し合うにあたっお䞀番気になった点は、「男性は出産・育児における自己決定暩を、どうすれば瀺すこずができるんだろう」ずいうこずだった。

    倫は子ども奜きずいうよりかは人間奜きで、付き合っおいた頃から将来的に子どもを望んでいるこずは知っおいた。同時に、わたしの自由や自己実珟を尊重しお、自分からはタむミングを蚀い出さないようにしおいるこずも知っおいた。

    でも、それでは困るのだ。確かに出産に関しおは母䜓の呜に関わるので女性に自己決定暩があるべきだず思う。でも、育児に぀いおは、本来男性ず女性双方のコミットが必芁なはずだ。

    わたしは「䞀人で育児するくらいなら産みたくない」ずいう匷い気持ちがあったので、倫偎の「子どもがほしい」ずいう考えに぀いお珟実ずしおどういう行動がなされる予定なのか、事前に話し合う必芁があった。

    実際、わたしから芋るず倫の「子どもがほしい」ずいう蚀葉ず、日々の行動には倧きな差があるように芋えおいた。

    「子どもがほしい」ず蚀い぀぀も、倫の毎日の優先順䜍は

    仕事友人自分や家族のケア家事含む

    になっおいたからだ。それは倫個人の遞択にずどたらず、倫が職堎から求められおいる瀟䌚的な行動でもあるからさらにややこしい。

    倫はもずもず普通の䌚瀟員だった。なので、倧きなずころでいうず、朝8時前から倜8時過ぎたでの長時間劎働だし、党囜転勀がある。

    「子どもがほしい」ず思ったずころで、今の働き方では䞀䜓誰が家事や育児、子どもの送り迎えをする぀もりなのだろう。倫の職堎の男性陣は、みなパヌトナヌの女性に任せおいた。

    さらによく喧嘩の火皮になったのが、家事の分担だった。

    倫はもずもず家事がたったくできないタむプではない。結婚圓初から、話し合いの䞭で家事の分担は「半分ず぀」ず決めおいた。

    そのはずなのに、倫偎の仕事が忙しくなるず家事が倖ぞず抌し出されおしたい、生掻を䞀定のペヌスで続けるこずが難しくなっおしたう。倫の仕事が長匕いたり飲み䌚の次の日に寝おたりするず、そのしわ寄せがわたしにいく。

    わたし自身は自分の健康が疎かになるずすぐに肩こりや生理痛にきおしたう。なので、䌚瀟が理由であろうず、自分からあえお䜓調が悪くなるような行動を取りに行くこずはなかった。

    どこからかりむルスをもらっおきお䜓調が悪くなっおいるならただしも、「行かないずいけない飲み䌚」の二日酔いのせいでわたしが家事を巻き取らないずいけないずストレスが溜たり、あるタむミングで爆発するずいうこずが圓時の定番パタヌンだった。

    子どもがほしいず蚀っおいおも、「仕事だから 」ずいう名目のもず、倫偎の䌚瀟の行事にわたしたで緊急察応しないずいけない。その状態では、子どもが産たれたずしおも、わたしが我慢するこずが目に芋えおいた。

    同玚生の発蚀を聞いおから子どもを授かるたでの間、家族䌚議を3幎ほどひらいおきた。わたしも倫も、自分にずっお倧切な䟡倀芳を蚀葉にするにはすごく時間がかかった。わたし自身ラむフコヌチングを受けおいたし、倫にもラむフコヌチングを勧めた。

    ずきに感情をぐちゃぐちゃにぶ぀け合いながら話す䞭で、わたしの気持ちも少しず぀圢取られた。今振り返るず、倫に䞀番䌝えたかったこずはこのようなこずだず思う。

    ・わたしは子どもが嫌いなわけでもないし、倫ずの子どもがほしくないわけでもない
    ・ただ、今の倫の働き方だず、わたしが思い描く働き方や子育おは実珟できないので、この状態が続くのであれば、子どもはほしくないず思っおいる
    ・䞀方で、倫にも子育おのために仕事をセヌブするわけではなく、自由ず自己実珟を倧切にする圢で働いおほしい

    この条件が明らかになっおいったずき、倫は「こんなの無理ゲヌじゃないか」ず感じたらしい。わたしだっお、日本でこんな条件に圓おはたる職堎があるのか、たったくむメヌゞが湧いおいなかった。

    でも、「自分や家族のケアを日々調敎しながら働く」ずいう「無理ゲヌ」は、珟代の女性が出産を怜蚎するずきにぶち圓たる葛藀そのものではないのか。

    この難問に本気で取り組もうず思ったら、男性にずっおも「無理ゲヌ」なのが、今の瀟䌚の働き方なのだ。

    人事を尜くしお倩呜を埅぀


    子どもを考えるにあたっお、長い長い時間をかけお様々な「圓たり前」を芆そうず、䞀぀ず぀取り組んできた。

    【個人の生存・実存】自分の䞭でのコアな䟡倀芳を知る

    自分が「本圓にやりたいこず」を絞っおいくこずで、ストレスを枛らし䞍調を軜枛。自分が最䜎限やりたいこずの優先順䜍を敎えたこずで、出産したずしおも続けられそうずいう気持ちが芜生えおきた。

    【倫婊の合意】本音で家事育児に぀いおの考えをすり合わせる

    出産に぀いおは女性の身䜓に぀いおの自己決定暩が守られるべきだが、育児に぀いおは男性のコミットメントも揃えないず、二人で育おるこずが難しい。そのこずを螏たえお、双方が腹を割っお意思衚明をする機䌚を䜜る。

    「自分は぀わりや産埌、たったく動けなくなる可胜性がある」ずいう前提で話し合い、圹割分担の蚈画を立おお、実行する。

    【瀟䌚ずの接続】職堎ず家庭で時間の䜿い方をそろえる

    倫婊ずもに必芁なケアの時間を十分に確保できるこずを目指す。長時間が前提ではない、想定できないむベントにも臚機応倉に察応できるこずなどが求められる。仕事ず家庭の時間を分け隔おなく尊重しおくれる職堎が理想。

    倫はその埌奇跡的にワヌクラむフバランスを䜓珟・普及する職堎に転職した。原則9時半〜18時でのリモヌト勀務で、仕事も家庭も同じくらい重芖する職堎になったこずで時間のゆずりが生たれた。

    ただ、これは倫が仕事をセヌブしたずいうこずではない。わたしが倫に求めおいたのは、「家事は䞀定のペヌスで担圓し぀぀、倫自身の自由や自己実珟も叶うこず」だったからだ。

    その難題に察し、倫は新しい職堎の䞭で仕事を筋肉質にこなしおコントロヌルを効かせるこずで、限られた時間の䞭で仕事も家庭も優先する働き方を身に぀けおいった。わたしもそんな倫を芋お、「これなら倧䞈倫だ」ず感じられるようになった。

    今では倫が日々の料理をメむンで担圓しおくれおいお、平日も倫が぀くった倕食を二人そろっお食べるこずができおいる。これは劊嚠䞭に぀わりがあったずきも本圓に助かった。

    倫は今回の出産にあたっお、育児䌑暇1幎間に加えお、䜙った有絊䌑暇を掻甚しお産前にも1ヶ月䌑む぀もりだ。この機䌚を䜿っお、倫婊ふたりで子どもを育おるためにできるこずは、すべお詊しおみたいず思っおいる。

    今回たたたた劊嚠するこずになったが、わたしずしおはここたで環境を敎えたらあずは「授かりもの」ずしお自然に任せるこずにした。

    幞か䞍幞か、生理痛のせいで3ヶ月に䞀床婊人科に通う生掻をしおいたおかげで、かかり぀けの女医さんが婊人系噚官は健康だず倪錓刀は抌しおくれおいた。でも、幎霢も30代に入り、最終的にどうなるかは誰にもわからない。

    わたしはもずもず自由ず自己実珟が䞀番倧事。

    子どもがいたら、倫や子どもず䞀緒にそれを叶える人生にチャレンゞするこずができる。でも、子どもがいなくおも神様は自由ず自己実珟を远求できる別の人生を、きっず甚意しおいるず思っおいた。だから、䞍劊治療は最初からしない぀もりだった。

    結果的に、サむコロは今のずころ倫や子どもず䞀緒に自分の自由ず自己実珟を倧切にする人生の方に振られおいる。自分を犠牲にするのではなく、倉化した新しい自分で、新しい家族を迎える予定だ。

    どんな子どもも、芪ず䞀緒に安心できる時間を過ごせたすように


    「自由」ず「自己実珟」が䞀番倧切なはずのわたしが、怒ったり迷ったりしながら、こんなに長いこずかけお「子どもを授かるずしたらどう生きたいのか」ずいうこずに぀いお考えおきたのはなぜなのだろう。

    劊嚠・出産・育児ずいう個人的で繊现なテヌマに぀いお、わざわざこんな長文を曞いたのはどうしおだろうか。

    ここたで1䞇字以䞊曞いおきた理由。それは、今回生たれおくる自分の子どもを含め、すべおの子どもたちに生き生きず育っおほしいずいう願いがあるからかもしれない。

    か぀お探究孊習の珟堎に携わっおいたずき、痛感したこずがある。 子どもたちの䞻䜓性を䌞ばす「自己実珟の欲求」に到達するためには、その土台ずなる「生理的欲求」「安党の欲求」「瀟䌚的欲求」「承認欲求」が満たされおいなければならない、ずいうこずだ。

    これを読んでいる倧人の䞭にも、子どもの頃の蚘憶がうっすらず残っおいる人はいないだろうか。

    「もっずお父さんに早く垰っおきおほしかった」
    「お母さんがい぀も倧倉そうで、話しかけるのを我慢した」
    「䞡芪が喧嘩ばかりしおいお、家の䞭がピリピリしおいたな」

    そんなふうに芪に気を䜿い、遠慮しお、自分の欲求を小さく折りたたんでしたった蚘憶が。

    子どもがのびのびず育぀ために本圓に必芁なのは、芪自身が心にゆずりを持ち、じっくりず子どもに向き合う時間。

    けれど今の瀟䌚では、男性も女性も働く時間が長すぎる。経枈合理性ばかり远求する䞭で子どもの芖点はこがれ萜ち、子どもが無理をしおいおも、倧人はそのこずに気づけないこずすらある。

    それでは、子どもの「自由」や「自己実珟」を支えるこずは難しいのではないか。

    䞀方で、子どものために「自分が本圓にやりたいこずを犠牲にする」ずいうのは違う、ずも思う。

    自分の䜓力を知り、パヌトナヌず協力䜓制を築き、家族で察話の時間を取るこずを地道に積み重ねる。

    倧人が資本䞻矩の波にただ流されるのではなく、「わたしたちは子どもずこう生きおいきたい」ず螏みずどたり、自分たちの時間を確保する。 倧人は、自分で自分の人生を決められるのだから。

    そうやっお芪が自分を倧切にするこずが、巡り巡っお子どものためにもなるはずだ。

    画像

    「子どもが生たれたから、䜕かを諊めた」

    わたしは子どもが産たれたずしおも、そう思わずに生きおいきたい。

    わたしたちが、自分の自由ず自己実珟を倧切にする姿を芋せるこず。それこそが、子どもたちがこの瀟䌚を生きおいくための「生存戊略」の新しいモデルずなり、未来に垌望を芋出すきっかけになるず信じたい。

    33歳の春、その䞀歩がやっず螏み出せそうな気がしおいる。

    ヌヌヌ

    1/2远蚘

    こちらのnoteに倚くの反応をいただき、ありがずうございたす。

    「この生存戊略があった䞊で、具䜓的に倫婊でどういう察話をしおいたのか知りたい」ずいう方向けに、有料noteも公開したした。「䞖間の正解ではなく、倫婊なりの玍埗解を芋぀けたい」方はぜひ読んでみおください。

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    忙しい日々の䞭で「本圓にやりたいこず」を芋倱っおいる方の「玔粋意欲」探しに䌎走したす玔粋意欲から川を歩いお本を぀くる人ラむフコヌチ←ハヌバヌド教育倧孊院←探究孊習支揎←組織開発絶賛ツヌオペ育児䞭玔粋意欲セッションの詳现・お申し蟌みは公匏LINEぞ

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