
女友達とのあれそれとその答え
疎遠になってしまった女友達がいる。あの時にどうすれば良かったのかな‥と思い出しては、考える夜がある。
◇
話は変わり、約三年ほど積読していた「ナイルパーチの女子会」をとうとう読んだ。一年ほど前にぱらりと開いてみたのだが、『このフロアの男全員と寝ろよ!』というパワー全開のシーンに、今ではない‥と、そっと閉じてしまった。
そんなわけで、満を持して読み始めたわけだが、もうこれが面白すぎて止まらない。
本作では、女性同士の微妙な関係性や心情が丁寧に書かれている。
読みながら、己のだめなところをそれぞれ擬人化したような登場人物達に冷や汗かきっぱなし。
ざっくりとした話の流れはこんな感じ。
主人公である志村栄利子と、彼女と関わった結果、大変なことになる丸尾翔子。女友達がいない二人。そんな二人がひょんなことから出会い、一瞬の青春がきらめく。
しかし、栄利子の異様な距離感と執着に、翔子は追い詰められていく。しかも、栄利子絡みのとある一件で夫との仲も崩れてしまうのだ。その後の翔子は、栄利子と同じことを別の女性に行い、被害者が加害者に立ち替わり入れ替わりながら物語が進む。
そして、栄利子と翔子が行き着く先とは?ビターながら少しの希望が見える結末だった。
友情は不変でも永続的でもない。そうだとしても、一瞬のきらめきを思い出として生きる縁にする、それは可能だね、ということ。
◇
これはもう、私の疎遠になった女友達とのあれそれに対する回答だろう。彼女と出会っておそらく10年くらいだろうか?
その間にお互い色々あり、とうとう噛み合わくなっちゃったんだな。だから、もう、仕方ない。共通の好きな作品について話し込んだあの夜とか、楽しかった二人旅とか、喜んでくれるかな?と思いながらお土産を選んだ時とか‥‥楽しい思い出はやはり沢山あるのだ、変わらず私の中に。よ〜く考えてみると全部幻だった気もするが、私にとってはそうなのだ、絶対的に。
その楽しい思い出をたまに取り出して浸るのが、今できる全てかもしれない。もし何かきっかけがあって、また仲良くできたら嬉しいけど、また会う瞬間のことを想像すると、普通に無理めな気分になるので、やっぱり今のところは終幕しかないみたい。それでいいよ。
と、書くと、潔い風に見えるかもしれないけど、答えのないことをずーっと自分の中で反芻するのがいい加減嫌になり、ここに書いているのである。自ら墓標を立てにかかるくらいには何か引っかかるものがある。でも、その言語化も上手くいかなくて、シンプルに苦しんでいる。
だから、こんな風に書いておきながらも、またいつか仲良くできるかもと希望を抱き続けて行くんだろうな。それでいいと思う。
女友達、女同士の人間関係、30超えていい歳の大人になっても、まだまだよくわからないことだらけ。わたくしは、死ぬまで修業を続ける所存であります。おしまい。
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