
掃除機かける暇があったら、子どもを抱きしめなさい
「掃除機かける暇があったら、3人の子どもを抱きしめなさい。部屋が汚くても死にはしないから。」
子育ての大先輩から、そう言われた。不意打ちだった。涙が出そうになるのを、必死でこらえた。
毎日毎日、忙しさに追われている。それでも自分に満足のいく働き方ができているわけでもなく、子どもにもさみしい思いをさせている。そんな日々が続いている。
家事を完璧にすることは、とうの昔に諦めた。掃除機は週に何回かければ十分だとか、洗濯物はたたまずにカゴから直接着ればいいとか、自分なりの落としどころは見つけてきたつもりだった。
それでも、働く人生を選んだのは自分だ。今の生活水準を維持するためには、二馬力が必要なのも分かっている。理屈では、全部分かっている。
だけど、やっぱり子育てが終わった方から、冒頭のような言葉を聞かされると、ぐっとくるものがある。
子どもが大きくなったとき、後悔したくない。そう思って毎日を過ごしているつもりだ。だけど、たぶん、きっと、今のこの日々を思い出して「あの頃に戻ってやり直したい」「もっと構ってあげたらよかった」と思う日が来るのだろう。
ママ歴8年。この思考のスパイラルから、まだまだ抜け出せそうにない。
同じように、今この瞬間も忙しさと罪悪感の間で揺れている人は、どれくらいいるのだろうか。
私は今日から、毎日1回は必ず、子どもを抱きしめる時間をとろう。そう誓った。